探偵日記

探偵日記 9月23日金曜日 曇り時々雨

今日は僕の大好きな(ウソ)給料日。思えばわくわくしながらこの日を迎えたのは何時の頃か。今考えると本当にスズメの涙みたいな金額だったように感じるが、それでも阿佐ヶ谷の4畳半一間のアパートの家賃7,500円を払いたまに友人と酒が飲めたので、当時の平均的な収入だったのだろう。しかし、今、事務所の新入社員が正社員になれば、当時僕が貰っていた給料の8倍だ。ただ、家賃に関しては多分10倍近いだろうから、今は今で決して楽なはずはないと思う。少し違うのは、僕は面接の時、所長さんから「いくら欲しい」と聞かれて(いくらでも結構です教えてください)と応えた記憶がある。僕は、(この仕事は金脈に出会う可能性がある)と、信じていたから。人は、「時代が違うでしょう」と否定するが、最近の若い人は貪欲さに欠ける。新米探偵さん「そんなことはないからね」----------------