探偵日記

探偵日記 11月14日月曜日 曇り

昨日は最高のゴルフ日和。10月はうっかり予約するのを忘れ不参加だったので、2か月ぶりの月例。この日は、14組56人で競うことになる。結果は、予想した通り。特にパッティングが悪く、18ホールで39パット。それでも同伴者は「上手いですね~」と言う。1ミリでも入らなければ1ストローク。僕のスコアはパット次第。30そこそこならば上位に行ける。夜は阿佐ヶ谷のフレンチでワインを飲んでバタンキュー。
今日は診察の日。3日前に検査した結果を聞きに駅前のクリニックへ。変化なし。ドクターも言うことが無く「年末年始飲む機会が多いでしょうから気を付けて」で終了。調剤薬局似寄って山のようなクスリを貰い事務所へ。

ロマンチックな恋の結末 9

新幹線盛岡駅で降りたマルヒは、しばらく駅前でぼんやりしていたが、やがて思い出したように携帯電話を取り出し、相手と話し始める。「ああ、僕です。今盛岡に着いた、うんそうする。じゃあ夜部屋に来るね。あ、そう、うん待ってる。」自宅から数百キロ離れた解放感からか、辺りをはばからぬ大きな声で。まあ、他の人が聞いても訝しく思う人はいないだろう。友人との会話かもしれないし、この本人のやり取りを、特別な思いで聞いているのは旅行者を装って何気なく景色を見ている3人の男たちだけだろう。やがてマルヒはロータリーに停車中の田沢湖行きのバスに乗り込んだ。
調査員の一人は、チーフのNに命じられ、新幹線が盛岡駅に着くや否や猛スピードで走り、改札を抜け、駅前のレンタカー店に駆け込み車を確保した。マルヒが盛岡までの切符を購入したことを知り、すぐさま予約を入れておいた。もう慌てる必要はない。交通量の少ない国道46号線をゆっくり追尾して行けばいい。ここまでは予測できている範囲の尾行である。この後マルヒはどんな行動をとるのだろうか。依頼人の話だと、「夜空」を見るのが唯一の趣味らしい。牌と酒で爛れた生活をしている僕には理解不能な人物だが、ちょっぴり羨ましくもある。
バスはやがて雫石を通過した。---------------