探偵日記

12月 29

探偵日記 12月29日木曜日 晴れ

昨日は事務所の忘年会。2名が欠席して10人の淋しい会になった。それでも、ビールや焼酎の他にワインを4本開けて、店への義理は果たせたと思う。フレンチの店で、数年前、今の事務所に移転する前のビルの前にあったのが、西新宿に移った。可愛いマダムとイケメンのシェフ。大きな店が一杯になっ他のも嬉しい。二次会は阿佐ヶ谷のスナック。大勢の仲間と盛り上がる。今日は、全国的に29日もうじたばたしても無駄。深く反省して、とてつもなく早く短かった1年を振り返る。来年はどうなることやら。

ロマンチックな恋の結末 31

一方、依頼人母娘はマルヒの実家から得た情報をもとに文字通り額を突き合わせて協議している。たまには僕も加わって意見を求められることもあったが、二人の剣幕に押されただ、たじたじとするばかり。発言が二人の意に沿わないものだったら大変である。「福田さんはどっちの味方なの」なんて理不尽に攻められる。ただ、驚いたことに平凡な、否、むしろうだつの上がらない大学教授のマルヒは、意外と蓄財の才があるようで、かなりの預貯金と有価証券、年金保険などを持っており、これらを総て奪い取ろうと企む二人も苦心していた。

そうした或る日、H弁護士から電話があり「福田さん依頼人と連絡が取れなくなったんですが何かご存知ですか」と言う。そういえば、僕ももう1週間余り会って無いし連絡もない。(いえ、判りませんがどうしたんでしょうね。じゃあ今夜にでも自宅へ行って様子を見てみます)と言って電話を切った。実は、この頃には依頼人母娘は自宅に戻って、用心しながら生活をしていたのだ。念のため自分でもまず依頼人に、その後、娘のほうにも電話をしたが、発信音は鳴っているのに出ない。調査員のOに命じ、様子を見に行かせたところ「電気もついていますし、人の声も聞こえます」と、報告してきた。ということは、普通に電話を受ける事が出来るのに承知して拒否している。ってことだ。何故だろう?-----------------

* 今年のブログは本日をもって終わります。また来年もどうぞよろしく。みなさま、良いお年をお迎えください。