探偵日記

6月 16

今日はお昼ぐらいまでゆっくりしよう。と思って、朝ごはん食べた後、ベッドで本を読んでいたら、前触れも無く見張り番が部屋に入ってきた。そして、「ねえ貴方、高子が調子悪くて休むって言うのよ。誰か事務所に来るかしら」と言う。調査員らはは朝早くから現場で張り込んでいる。(君は?)と聞くと、「私も休みたいのよ」だって。もう一人の女性も病気がちであてにならない。しゃあねえな。というわけで早々にしくをして事務所に来た。要するに、「くノ一」3人がダウンしたわけだ。信じられな~い。何時も言うが、僕は風邪を引いたりお腹が痛くなったりして仕事を休んだことは一度も無い。73歳になる今日まで最低限の健康体は維持している。先日、杉並区の定期検診で半日ドックで検査してもらった。まだ結果は届いていないが多分何もないだろう。但し、決して過信しているわけではない。それなりに十分用心して生きているつもりである。
昨日故郷の友人から電話があり、2歳下の幼友達が亡くなったという。僕らの家は海岸までピッチングの距離。子供の頃はふりチンで走り回って遊んだ仲である。「連絡行きませんでしたか?」と言われたが、知っていたら駆けつけたであろう。癌で入退院を繰り返した後のことだった。さらにその友人が「淋しい葬式でした」と言った。最近は田舎でも「家族葬」なのか。数少ない親族と同級生数人が来たらしい。ひょうきんな男で、下関の工業高校を卒業し、東京の日本無線に入った。その2年前に上京していた僕や、電話をかけてきた友人らと付き合いは継続し、結婚式にも出席した。しかし、結婚するとすぐに山口にUターンし小商人となり、町議選に出て当選するなど完全に根を下ろしたようだった。略奪されたような形で片田舎に連れて来られた細君はこれからどうするんだろう。まあ、子どもたちはそれぞれ自立しているようなので思い残すことは無かったかもしれないが、まだ元気で歌舞伎町をウロウロしている僕に比べれば、いかにも早すぎる死である。(合掌)