探偵日記

11月 15

探偵日記 11月15日水曜日 晴れ

昨日に続き、今日も女子医大に行く。この日は、定期検査で、別院の「膠原病リュウマチ痛風センター」8時半からたっぷり3時間かかった。そのうち、診察時間は5分余り、すべて終わって会計するのに45分待たされ少しいらっとする。今日で2回目の担当医に(食欲はあるのに4~5か月で5キロ痩せたけど)と聞くと「僕は専門外だから分かりません。大学病院は他の科のことはやってはいけない」と、無碍なく断られた。初めて会った時から合わないな。と思っていたが印象通りだった。女子医大ではこれまで数人担当医が代わったがこんなことはなかった。或る医者の時、栃木のゴルフ場で倒れ、翌月曜日その担当医に状況をFAXしたら「すぐ来い」とのこと。僕自身も気持ち悪かったので急いで駆け付けると、血液内科に話をつけていてくれて、MRIの検査もやってくれた。結果は、(単なる貧血)ということだったが、やっぱり、医者と弁護士は仲良くしておくべきだ。と痛感したことを思い出した。

結婚 4-4

(それで、貴女は彼のどんなことを知っているの?)と聞くと、氏名、出身校、年齢、だけだという。(住所は?)(お仕事は、勤務先などは?)と聞くと、「分かりません」との由。数ケ月交際して、結婚しようとしている男性の職業も知らないなんて、僕は唖然としたが、今目の前に、幸せそうな顔で座っている人に、(貴女は騙されているんだよ)とはとても言えなかった。さらに、(住所ぐらい聞けないの)と言うと、もじもじするばかり。それでは、まずその人の住所を確認しましょう。と言って、ちかじか会う予定はありますかと聞くと、3日後に、「私の同僚で結婚したがっている人と彼の友人を交えて食事することになっている」と言う。では、その後尾行してまず住所を確認して、本格的な調査に入りましょう。ということになった。
男性の名前は構呂木三郎、出身校は慶應義塾大学で、テニスの選手だったらしい。生まれは九州、大阪で成長したように聞かされていたようだ。しかし、僕はその時、まさか全てが嘘だとは思わなかった。「日曜日に仙台まで会いに来てくれたし、家庭のある人が休日にそんなこと出来ないでしょう?」「私は念のために調査をするのであって、彼が私に嘘を居ているとは思えません。」依頼人は、首をかしげるばかりの僕を非難するような目で見つめた。----------