探偵日記

11月 24

探偵日記 11月24日金曜日 晴れ

7時に起きた。今日はラストチャンスの尾行があり、僕も参加することになった。現場は大田区久が原の住宅地。8時半、現場に着いて少々気が重くなった。というのも、完全な住宅地で、しかも密集してて車両を待機させる場所が無い。調査員に聞くと、バイクを用意したという。一安心。調査の内容は家を飛び出して行方の分からない主婦の居所を確認するための尾行。まあ、この種の尾行はマルヒの警戒が強く難易度は高いものだが、今日の顛末には少々呆れた。9時10分、マルヒが二人の中年女性とともに家に入る。女性らはNPOの関係者であろう。25分引越しのトラックが玄関前に駐車。二人の男性が荷物を積み込み、10時に発車。バイクの調査員に(今出て右折してそっちに向かった)と連絡すると、調査員から「NPOの連中に妨害されて動けない」という。バイクはそれまでかなり離れたコンビニに停めてあり、こちらが、(もうそろそろだ)という連絡をしてから現場の近く、それも、家からは全く見えない場所で待機して居た。にもかかわらず。静かな住宅街で車もデイサービスがたまに通るぐらいで、バイクも宅配便が走るのみ。案件の内容から、「トラックを尾行される」ことは百も承知だろう。それにしても、何の権利で妨害するのか。もし、探偵のバイクでなかったらどうか?事務所に戻って、元、警視庁警視の相談役にそのことを話すと、バイクが強引に走って、少しでも彼女らの体に触れたら大事になっていただろう。とのこと。仮に触れなければ体当たりでもされて事件になっただろうとの由。不倫をして夫を裏切り一方的に家を出た節操の無いバカ女。自己主張や権利意識ばかり強く怖い世の中である。