探偵日記

12月 26

探偵日記 12月26日火曜日 晴れ

今日は13時に「清澄白河」駅で弊社の顧問弁護士と待ち合わせして、江東区内のご依頼人のお宅にお連れする。本当なら弁護士事務所にお連れするのだが、依頼人が足が悪いと言うと先生のほうで「僕が行ってもいいよ」とおっしゃって頂いた。その後、14時過ぎに神田で、別のご依頼人と面談の予定。

結婚詐欺師 7

これで丸の内の弁理士Aの先行逃げ切りで終わるのか。昔「悪い奴ほどよく眠る」という映画があったが、この世には悪事を働いても公にならず密かにほくそえんでいる輩は多い。Aは今も、これから先も同じような手口で、たんに己の欲望を満たすためだけに、女性の心を踏みにじり続けるのだろうか。「許せない」ここのところ僕はAのことが頭から離れない。会う人ごとに、固有名詞こそ出さないもののAの行為を話す。聞くものは一様に「酷い先生だね」と言うが、一方で、(男女のことだからな~)とも。確かに世間でよく聞くことではある。しかし、自分の身に降りかかってきたことならどうするだろうか。もう20年以上前の事。僕の娘があるバイトをしたが「雇い主がバイト代を払ってくれない」と泣きついて来たことがあった。僕は早速調査に入り、調査員にその男の自宅に向かわせた。すると調査員から「しばらく帰って無い感じで、郵便受けはチラシで一杯です。」と言ってきた。続けて、「あ、所長何か手紙が来ています」と言う。僕は、(その手紙の封筒と中身コピーしてこい)と命じる。まあ、あんまり褒めた行為ではないが当時の探偵は乱暴だった。
その手紙を読んだ僕は早速その社長さんに会い(あんた、なかなかいい趣味を持ってるね。俺の事務所は2丁目にあるからたまには遊びに来いよ)と言ったら、すぐに未払いのバイト代を振り込んできた。社長さんが娘にこぼしたらしい「あんな怖いお父さんがいるなら先に言ってよ」と。でも、父親としては一安心した。なぜなら、彼の趣味は男だったから。------------