探偵日記

2月 06

探偵日記 02月06日火曜日 晴れ

15時にちょっと偉い先生に会うので、伊勢丹で手土産を買って事務所へ。
昨日は嫌なことがあってやけ酒を飲み少々二日酔い気味。パソコンも便利だけど落とし穴もある。いわゆる変換の間違いだ。「和紀」を「和樹」と、調査員に連絡してしまった。読み方は「カズキ」で同じなのだが、「それで1日棒に振った」と僕に喰ってかかる。もちろん1日無駄にしたって給与には関係しない。事務所にはパスポートの写しも置いてある。(なぜそれを見てくれなかったか)悔いの残る、後味の悪い結果となった。それでこんなことを思い出した。僕がまだ独立する前の調査員だった頃の事。当時は、1件3,000円ぐらいの出来高払いで仕事をしていた。要するに(歩合給制度)である。或る日、会社の事務員から調査の指示書を渡された。対象の住所が(群馬県伊勢崎市00町)とあったので、すっ飛んで行った。何しろ1件3,000円だから1日3件ぐらいこなさなければ食っていけない。ところが現地についてもそんな町は無い。不審に思って会社に電話したら事務のおばちゃんが「ごめんなさい、神奈川県の伊勢原市と間違えた」と言う。一瞬ムっとしたが、ここで事務のおばちゃんと喧嘩するわけにはいかない。僕は(わかったわかった)と言って笑って、泣きながら東京に帰ってきた。以来、そのおばちゃんは何かと目をかけてくれた。生きていると色んなことがある。----------