探偵日記

1月 23

探偵日記 01月23日火曜日 晴れ

昨日の雪にはまいった。帰路JRよりは地下鉄のほうが確実だろうと判断したが、電車はくるものの乗り切れず、結局、新宿から南阿佐ヶ谷まで1時間かかった。考えることはみんな同じか。吹雪の中パールセンター経由で、途中、喫茶店「星乃」でココアを飲み、その後、居酒屋で1杯やって帰宅。我が家の玄関前は履いているブーツが完全に埋まるぐらい積もっていた。
今日は銀座11時半、さらに、13時に依頼人と待ち合わせがある。遅れてはまずいので早めに家を出た。雪用の靴を履いて滑ることも無く事務所へ。

探偵日記

1月 22

探偵日記 01月22日月曜日 雨のち雪

今日は大雪警報、朝あられだったのが僕が家を出るころには本格的な雪に変わった。昨日のゴルフコンペは絶好の日和で暑いぐらいだった。但し、スコアは荒れに荒れて無残な結果に終わった。ドライバーも飛ぶしヘアウエィウッドもまずまずだったが、要するに頭が悪いんだろうつまらないミスを犯し続けた。
今日は朝から少々緊張気味。金曜日に宣戦布告し、本日、敵の3基地にミサイルを撃ち込んだ。あいにくの空模様で相手側が認識するかどうかやや疑問がある。交通の乱れを予測して休んでいなければいいが。そんな気をもむ1日になりそうだ。

探偵日記

1月 19

探偵日記 01月19日金曜日 晴れ

また少し寒くなった。今日は朝食後すぐに支度をして事務所へ。尾行や張込、地方都市での内偵などで調査員が出払い、僕が留守番をしなければならない羽目になった。
幸い、いくつかの報告書を作成する予定もあって好都合ともいえた。明後日の日曜日は今一番の楽しみであるゴルフコンペ「サンサン会」の日。栃木県小山市のひととのやCCにおいて、3組12人で行われる。競馬は勿論僕から総流し。8口4000円の投資である。その他、個人的なにぎりもあって、前回のような体たらくだと2千万円ほど出費となる。だから明日は練習に行こうっと。

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1月 18

探偵日記 01月18日木曜日 晴れ

昨日は若い弁理士と会食。久しぶりに赤坂の「なゝみ」に行く。
僕的には少し飲みすぎたと思ったが、朝の目覚めは悪くなかった。早めに支度して事務所へ。今週は女性の敵Aを追い込むための作業に没頭する。
今日は弁護士との打ち合わせ。ただ、つくづく思うところだが、日本の弁護士の闘争心の無さにはあきれる。否、日本弁護士会と言い直す。それでも、一般庶民は弁護士に頼ることが多い。

探偵日記

1月 17

探偵日記 01月17日水曜日 曇りのち雨とか

昨日珍しく事務所のOBが顔を出した。Kは昭和62年、事務所がまだ西新宿のダイカンプラザにあるとき面接にやってきた。なかなかイケメンで性格も良さそうなので即決したが、埼玉県のほうの会社に在職中で、「しっかりけりをつけてから入社したい」といって、働き始めるまで少し時間がかかった。したがって、実際に入社したのは、事務所が2丁目に移ってからで、事務所の広さが7倍になって、調査員も20名に増えていたのでたいそう驚いていたことを思い出す。
平成3年、まだバブルがはじける前、Kが僕の所に来て「興信所に移りたい」と言う。確かに、探偵事務所では尾行張込などに明け暮れる。もっと幅広く調査を覚えたい。というのがKの希望だった。僕自身、調査員らを見てそう思っていたのですぐ賛成した。僕が独立する前にちょっとだけ僅めたことのある、日本商工リサーチと言う興信所の社長に言うと「よし引き受けた」と即決で迎えてもらった。社長も(探偵部門)を作りたかったようで渡りに船だったのかもしれない。Kは数年間そこで内偵の基礎を学び、次に移った会社で頭角を現し、10年以上前から代表取締役となった。この間、結婚もして二人の子供にも恵まれ、当然のようにマイホームも手に入れた。合わせて数百人の調査員が辞めて逝ったが、まあまあと言える数人の一人である。

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1月 16

探偵日記 01月16日火曜日 晴れ

今朝も寒かった。あと2ケ月、シャワーをしながら指折り数える。どうしてこんなに雨や寒さに弱いのか。育った土地のせい?否、僕が幼少時育った村はけっこう雪も降った。近くに、冬はスキー場になる「大山」があることでもわかるとおり、山陰の日本海側の冬は寒い。雪合戦や雪だるまをこしらえた思い出は沢山ある。では、生まれ月か?僕は6月生まれの双子座。梅雨のじめじめした季節にうまれたから、少しばかり暗くてはっきりしない性格なんだろうとは思うが寒暖とはあまり関係ないようにも思う。わかった。要するに軟弱な男なんだ。

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1月 15

探偵日記 01月15日月曜日 晴れ

数年前まで今日が成人式の日だった。今年の成人式は着物のレンタル会社が夜逃げしたため混乱したようだ。会社の名前は「はれのひ」まさに、女性にとって一生に一度の思い出の日。そういえば、と、いまから27年前を思い出す。長女の成人の日、時はバブル後半、僕の事務所も大いに潤っていた。遊び仲間の勧めで日本橋のとある呉服問屋の老舗に赴き、店員から「これは一ぴきものです」と言ってすすめられた振袖一式、〆て300万円。当日は美容院まで送迎ししっかり記念写真も撮った。翌年、長男の番、男の子は安上がりだ。当時事務所に出入りしていた仕立て屋さんにスーツを頼んだが、10分の1で30万円。何かにつけて女性は金がかかる。

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1月 12

探偵日記 01月12日金曜日 晴れ

朝目が覚めると顔が冷たくなっている。今日はかなり寒い。部屋の窓を全開にすると冷気が入って震え上がる。7時40分、朝食を摂り早々に支度を済ませて家を出る。
昨日19時前に神田から阿佐ヶ谷に帰ってきたが、ちょうどラッシュアワーで猛烈な混雑ぶりだった。こんな時間に電車に乗るもんじゃあないな。と、つくづく反省する。
話は変わるが、丸の内のA弁理士先生、人生を謳歌している。本当に羨ましい。立派な自宅と嫁さんが居るのに、家には全く帰らず銀座に近い高級マンションにアジトを持ち、夜な夜な女性を連れ込んでいる。と思ったら、真面目そうなOLと渋谷のラブホにしけこんだ。お茶もせず、ホテルを出た後食事もせずバイバイ。ホテルは2時間半居て3500円。随分安上がりな不倫ごっこ。調査員は言う。あれほどの高収入なのにそりゃあないだろう。僕が(風俗嬢じゃあないのか)と聞くと、女性の調査員が「そんなことはありません」と断言した。写真を見るとなるほどと思わせる楚々とした印象の女性。被害者3である。

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1月 11

探偵日記 01月11日木曜日 晴れ

昨日のゴルフコンペ「二水会」暑いぐらいの好天気で微風。コースも僕の好きなトリッキーな設計で(よ~し)と張り切ったまでは良かったが3番ホール、5番ホールでしくじって心が切れた。それでも阿佐ヶ谷に帰ってから行ったの二次会は楽しく、ショックや嫌なことを引きずらないチャランポランな性格が幸いする。夜、調査員から一報が入る。懲りない(まあ、今のところ懲らしめてはいないが)弁理士先生、ちょんちょんばねしているらしい。午後8時半「マルヒが会社から出てきて、東京駅で合流した女性と、今渋谷のラブホに入りました」と。女房が居るのに、「独身」と偽りOLを誑かし、銀座のホステスと懇ろになっているその上に、同僚(部下ともいえる)独身の女性と、3時間3,800円のラブホ。超高給取りが、みみっちいのか変態なのか理解に苦しむ。

今朝は8時に朝食を頂き、早々に支度を済ませ家を出る。13時、またまた、東京女子医大で診察を受ける予定。新年早々もう2回目だ。加えて、友人の一人が、元旦、自宅でクモ膜下で倒れ、集中治療室に入ったままだと聞かされた。また、妻の友人が「膵臓ガン」の疑いがあるとか。嫌だ嫌だ。

探偵日記

1月 02

探偵日記 01月02日火曜日 晴れ

明けましておめでとうございます。
年末年始を、恒例となっている妻の実家で過ごし、昨日阿佐ヶ谷に帰ってきた。少し休んで地元の天祖神社「神明宮」で初詣に行く。今夜は家でご飯が食べれるかな?と淡い期待をしたが甘くなかった。「家で食事の支度は嫌」と宣言され夕飯難民。普段は決して入らない「日本海」という店で実りのない食事を済ませ帰宅。流石にステージもお休み。20時にはベッドの人となった。
今日はお雑煮を食べて大急ぎシャワーをあび逃げるように家を出た。相方は箱根駅伝を見て寛いでいる。「あなたもお正月ぐらい家でゆっくりしたら」と言われたが、残り少ない人生、そんなのんびりなんか出来ない。事務所に来ている年賀状も気になり新宿御苑前に。
我が貧乏探偵事務所は5日に顔合わせ、事務所の近くのフレンチで食事。本格的な業務開始は9日となる。但し、僕は、5日に2人のご依頼人と面談の予定。

探偵日記

12月 30

探偵日記 12月30日土曜日 晴れ

昨日はちょっと深酒したようで、頭が痛い。もともと下戸の家系の一員だから酒に強いわけはない。だけど、知り合う女性はたいがい酒豪で、中にはメチャクチャ酒癖の悪い人も居た。今の女房は知り合った頃、日本酒1升、ウイスキーボトル1本、ワイン3本という大変な酒飲みだった。最近はめっきり飲めなくなり、日本酒3合、ワイン3~4杯、焼酎2~3杯くらいでやめている。その影響で飲めない僕も無理やり飲まされて、最近は多少飲めるようになった。
また明日から5日くらいまで酒漬けになるだろう。-------

ではみなさま佳いお年をお迎え下さい。

探偵日記

12月 28

探偵日記 12月28日木曜日 晴れ

10時頃家を出る。空は快晴まさに日本晴れだ。阿佐ヶ谷駅のホームから美しい富士山が見える。いい国で生活している実感がわいた。昨日、最後の報告をすませて、事実上今年の仕事は終わった。まあ、来年に持ち越した案件が3件残ったが、いずれも難解な案件である。
但し、僕自身は30日まで予定が入っているので、本当に休めるのは31日から。でも、探偵は何が起きるか分からない。昔、元日の未明「これから行ってもいいか」と言う問い合わせが有り、会ってみると「妻が家でした探して欲しい」という依頼だった。というわけで、調査員らは元旦から仕事になったが不平を言うものはいなかった。(笑)

探偵日記

12月 26

探偵日記 12月26日火曜日 晴れ

今日は13時に「清澄白河」駅で弊社の顧問弁護士と待ち合わせして、江東区内のご依頼人のお宅にお連れする。本当なら弁護士事務所にお連れするのだが、依頼人が足が悪いと言うと先生のほうで「僕が行ってもいいよ」とおっしゃって頂いた。その後、14時過ぎに神田で、別のご依頼人と面談の予定。

結婚詐欺師 7

これで丸の内の弁理士Aの先行逃げ切りで終わるのか。昔「悪い奴ほどよく眠る」という映画があったが、この世には悪事を働いても公にならず密かにほくそえんでいる輩は多い。Aは今も、これから先も同じような手口で、たんに己の欲望を満たすためだけに、女性の心を踏みにじり続けるのだろうか。「許せない」ここのところ僕はAのことが頭から離れない。会う人ごとに、固有名詞こそ出さないもののAの行為を話す。聞くものは一様に「酷い先生だね」と言うが、一方で、(男女のことだからな~)とも。確かに世間でよく聞くことではある。しかし、自分の身に降りかかってきたことならどうするだろうか。もう20年以上前の事。僕の娘があるバイトをしたが「雇い主がバイト代を払ってくれない」と泣きついて来たことがあった。僕は早速調査に入り、調査員にその男の自宅に向かわせた。すると調査員から「しばらく帰って無い感じで、郵便受けはチラシで一杯です。」と言ってきた。続けて、「あ、所長何か手紙が来ています」と言う。僕は、(その手紙の封筒と中身コピーしてこい)と命じる。まあ、あんまり褒めた行為ではないが当時の探偵は乱暴だった。
その手紙を読んだ僕は早速その社長さんに会い(あんた、なかなかいい趣味を持ってるね。俺の事務所は2丁目にあるからたまには遊びに来いよ)と言ったら、すぐに未払いのバイト代を振り込んできた。社長さんが娘にこぼしたらしい「あんな怖いお父さんがいるなら先に言ってよ」と。でも、父親としては一安心した。なぜなら、彼の趣味は男だったから。------------

探偵日記

12月 25

探偵日記 12月25日月曜日 晴れ

何事もグッドタイミングといけばいいけど世の中そんなに甘くない。今朝、阿佐ヶ谷駅の中央線快速のホームに上がったら東京行が出た後。仕方なく反対ホームから立川方面行きに乗り、荻窪で地下鉄丸ノ内線で行こうと思ったら、また出た後、事務所に着きビルのエレベーターが1階に止まっていたので、上りを押して乗ろうと思ったら扉があかずスッと上がって行く。誰かすでに乗っていたらしくタッチの差で行かれた。それでなくても忙しいのに、少しづつずれている。

結婚詐欺師 6

僕の事務所は当然ながら顧問弁護士も居るし、相談役は、元、警視庁警視である。彼は現役の頃一貫して捜査二課に所属していた。いわゆる、知能犯専門で、詐欺、贈収賄、選挙違反などを扱った。僕とはもう35~6年の付き合いだ。その彼に、丸の内のA弁理士のことをちょっと相談してみた。(う~ん)とうなって、やはり弁護士と同じ意見に落ち着いた。さらに質問を投げかける。(じゃあ、彼の総合事務所の顧問先に嘘つき先生のことをばらすのはどうだろうか)彼がパートナーとなって所属する事務所は、錚々たる顧問先を抱えているらしい。相談役「それは威力業務妨害になるな~」と言う。その事務所がこのことによって失った信用の価格を大きく設定すれば、僕は莫大な損害金を支払わなければならなくなる。今度は僕が(う~ん)と唸る番。
それじゃあ、素人の女性を我がものにするためどんな嘘をついてもお構いなしってことか。僕は憤然として、(それは少し違うと思う。まあ、僕のような探偵ならいざ知らず、かりにも仕業の人である。言っていい嘘(そんな嘘があるのかないのか分からないが)と悪い嘘があるだろう。れきとした女房が居ながら、「独身です」ってよく言ったものだ)貧乏人や、知識のない弱者は、どんなことをされても「ごまめの歯ぎしり」で終わるのかーーーーーーーーーー

探偵日記

12月 24

探偵日記 12月24日日曜日 曇りのち雨とか

今日はクリスマスイブ。かって、良くアメリカの西海岸に行っていたが、この夜は凄まじかった。みんなが空にピストルを向けて実弾を発射させるのである。その頃、ロスでカフェを開いていた兄やその家族はそんなことはしなかったが、マンションの窓から恐る恐る見物したものである。当時、例のロス疑惑を担当したジミー佐古田と面識があり、その子分のロス新井と親しくしていた。或る時、彼に連れられて、銃器販売店に行った。ロス新井曰く「ユー何か欲しいもの有る?」と言って、ピストルを買って帰国するように勧められたものだ。もし、上手く持ち込めたら今ここに居ないだろう。

結婚詐欺師 5

昨日今日と丸の内のA弁理士先生どうしているのだろうか。連休でしかもイブの今日はさすがに自宅でくつろいでいるのかな。そして、暗くなれば怖い女房殿と赤いキャンドルの下で豪華な食事をするのだろうか。お得意の営業スマイルと長年培った嘘を、愛情を?込めてほとばしらせながら。いやいや、或いは他の女性と「100年後も今日と同じように君と一緒に居たいね~」などと言うのだろうか。とにかく良く分からない奴だ。探偵の僕はこう思っている。あ奴めは他にまだ数人の女性をたぶらかし週替わりでデートしているんじゃあないかと。B子さんの友人で、彼とB子さんのキューピットになった人の話「ねえねえB子、新富町の駅で何度か彼を見かけたよ」と打ち明けたらしい。
もしそうなら拍手したい。流石はA先生と。金も地位もある。加えて見てくれも悪くない。騙し放題である。ただ、来年、年明け早々、顔を隠して東京駅を降りなきゃあならない羽目にならないといいね。女は騙せても神様(間違った、探偵の目)は早々簡単にごまかせませんよ。--------

探偵日記

12月 23

探偵日記 12月23日土曜日 晴れ
一昨日の木曜日、所用で神田まで行く。少し早く着いたので(ああ、そうだ)と思い立ち、今から46年前、僕が最初に探偵事務所を開いた場所に行ってみた。東口のみずほ銀行の裏、駅から1分の好立地にあるビルだった。変わったのは駅前とみずほだけ、その裏に行くとほとんど変化していない。バブル時期の地上げに取り残されたのだろうか。有った有った。当時はそんなに古く感じなかったが、今見るとメチャクチャ。何と、一階は八百屋になっていた。懐かしく散策した後居酒屋でお昼の定食を食べた。
今日は土曜日だけど、年賀状を書くため事務所へ。年末が何となく慌ただしいのは年賀状のせいかもしれない。(さあ書くぞ)と張り切っても根が続かない。もうすでに牌がちらつく。(笑)

結婚詐欺師 4

嘘をついてお金を得る。これが一般的な詐欺だろうと考えるが、果たして、丸の内の弁理士Aの場合、詐欺と言えるだろうか。前にも少し書いたが、数年前或る女性から依頼されて調べた男の事、これがものすごい嘘つきで、A弁理士同様、未婚と称しているが実際には綺麗な女房殿と可愛い子供が二人いた。その上(氏名、生年月日、出身校、勤務先、趣味)全て嘘だった。僕は、報告書を渡しながら、(反省させてあげようか)と聞くと、依頼人は「結構です。お金も取られていないし、金持ち喧嘩せずって言うじゃあないですか」と言う。ちょっとイラっとした僕は、(でも貴女は心を盗まれたでしょう)と言ってやった。したがって、そいつはまんまと「薩摩の守ただ乗り」で逃げ切った。弁護士も言う、「婚約指輪を貰うとか、はっきりと結婚と言う言葉を用いたとか、複数の第三者が二人の関係を、結婚を前提としたもの。と、証言するとか、何か確固たる証拠が無いと難しい」と。じゃあ、嘘をついて相手を悲しませても、それは罪ではないのか。
また別の話。やはり既婚者がそれを隠して未婚の女性と交際した。その女性は、彼の子を2度中絶したあげく、女性の母親とも会って「結婚」を仄めかした。女性は弁護士を立て損害賠償の請求を行い相応の額を受けとった。
しかし、と思う。事例の二人はしがないサラリーマン。だけどAは、豊田真由子じゃあないが(違うだろう)と思うのだが皆さん如何?

探偵日記

12月 22

探偵日記 12月22日金曜日 晴れ

前の日にちょっと飲みすぎたので昨夜は早めに阿佐ヶ谷に帰った。といっても、我が家は365日外食なので家に帰ってもご飯にはありつけない。仕方なくというか、何時ものように、飲み屋が並ぶ(スターロード商店街)を歩き、とある一軒の店に入る。勿論馴染みの見せである。まだ時間が早かったせいか運良く入れたのだ。店の名前は「海舟」名店である。勝海舟を思わせるマスター。いい男のうえ腕も一流。生小1杯、ひれ酒2合、焼酎ロック1杯飲んで、つまみは、ナメタガレイの煮つけ、五色納豆、かき酢、天ぷらみたいなもの、〆にづけ丼を食べて帰宅。
今日も早めに家を出る。阿佐ヶ谷の駅のホームで忘れ物に気付きUターン。伊勢丹に寄って事務所へ。

結婚詐欺師 3

ここで丸の内のA弁理士先生のプロフイールを書く。彼は兵庫県姫路市の出身の48歳。忠臣蔵で有名な赤穂藩藩主浅野内匠頭につながる家系。というのが自慢。横浜大学卒業後、東大院に進み弁理士の国家試験に合格。とにかくお利口さんなのである。父親は地元の高校で教鞭をとっていたとかいないとか。たった一人の姉は四国の某県の大学の教授である。毛並みはすこぶるいいのだ。4年前に離婚した時(真っ赤な嘘なのだが)妻に2億円の慰謝料を支払ったらしく、収入もメチャクチャいい。背も高く、いわゆる未婚の女性が望む、3高(高学歴、長身、高収入)全て備わっている。B子さんでなくとも絶対に離したくない超のつく優良な相手。本人もそうした、自分に備わっている好条件を意識しないわけも無く、女性との会話の中に巧みに織り交ぜ口説いている。
しかし、探偵の僕に言わせればバカ丸出し。院で法律を勉強しただろうになんてことをするんだ。僕は山口県の貧困の家庭に育ち、成長過程も逆境続き、果てには野良犬みたいな探偵稼業。勿論、男性的魅力に乏しくお金も無い。僕は常々人に言う(金のない中年男なんかボロ雑巾みたいなもの)と。でも、ご心配なく、僕はめっぽうもてる。何故か?答えは(嘘をつかない)からである。ここ数十年、知り合った女性に「僕は独身」なんて言ったことは無い。むしろ、相手に勘違いされないように強いて、それとなく家庭の話をする。余談だが、それでも結婚してくれ。と言われる。僕は弁理士先生のAに言いたい。なぜ、そんなすぐにばれるような嘘をついたんだ。と。しかしこうも考える。Aは平凡な交際では物足りない「変態」で、(もしかしたらやっと結婚できるかな~)と喜ばせておいて、手のひらを返すように振る。ことに快感を覚えているんじゃあなかろうか。表現は悪いが、疑似餌に食いつく罪のない魚を釣って喜ぶように。だから今彼は「放置プレー」を楽しんでいる。-------

探偵日記

12月 21

探偵日記 12月21日木曜日 晴れ

今年もあと10日、もうじたばたしてもしょうがない。何となく気も急いて忙しいのに空回りする感じ。それでもどうにか一つづつ結果が出て報告に結びつく。但し、
年を越しそうな案件が3件残りそうだ。そのうえ顧問先や仲間との忘年会も続き、毎朝二日酔い状態で目覚める。ただ、僕の長所は、どんなに飲んで遅くなっても定時に起き食卓に着けば美味しく食べられることである。幼少期、貧困とプラス食糧難のため十分な食事が出来なかったためか、それとも元来食いしん坊なのか、まあ、色々疾患はあるけれど、基本的には健康なのだろうと思う。というわけで、今日も、誰よりも早く事務所に入り机に座っている。

結婚詐欺師 2

依頼人B子さんはキャリアウーマン。そろそろ真剣に結婚を考えなければいけない年頃。親はとっくに諦めて顔を合わせてもその話題に触れないよう気を使ってくれているらしい。彼女は僕の子供たちより年下だから、会って話をしているとつい説教気味になってしまい、その上、自分の子供のような錯覚をしてしまい(上から目線)の言動になるからその点は大いに反省している。依頼人が言う「こんなに何度もお会いするようになるとは思わなかった」と。まあ、彼女に限ってそんなことは無いだろうが、僕は今まで4人の依頼人に死なれている。いずれも夫や恋人の裏切りに遭い、生きてゆく気力を失っての結果である。
弁理士先生のAは、そんなB子さんの気持ちを逆手にとって、ありとあらゆる嘘をまき散らし関係を迫った。或る時は、B子さんが友人たちと食事をしている時(どうしても会いたい)(ちょっとだけでも)などと強引に呼び出す始末。B子さんに限らず、そんなふうにされれば女性は嬉しいものかもしれない。そうして、その日からAは、お昼の1時間、B子さんを自分の職場の近くに来させてお茶をしたり、夜のわずかな時間でも誘って、公園などを散歩したりした。そんなとき必ず、(将来についての話題で盛り上がった)という。妻ある男が(今度の元旦何処で日の出を見ようか)とか、(今の仕事を辞めたら二人で何か商売を始めよう)などと言うだろうか。---

探偵日記

12月 20

探偵日記 12月20日水曜日 晴れ

このところ晴れの日が続いて嬉しい。今日も一段と冷え込みが厳しいがいろいろ予定があって早めに支度を済ませ家を出る。10時半、神田駅到着。駅前の喫茶店で依頼人と面談。12時半、事務所へ。数日前新件が入った。内容は、11月、夫が亡くなり相続が発生した件、夫享年72歳。26年前に再婚したらしい。僕は依頼人から提出された戸籍謄本を一瞥して(ああこれはこじれるな)と思った。何故か?その戸籍には前妻との間にもうけた二人の子が記載されていた。長男46歳、長女42歳。しかも二人ともまだ独身である。どんなに仲の良い親族でも相続となれば必ずといっていいほど紛争する。ましてやなさぬ仲の二人である。間違っても(相続放棄)の判を押すわけが無い。未亡人には申し訳ないが、今住んでいる家は容易に我が物にはならないだろう。ちょっと調べてみると子供たちは二人とも破産していた。嗚呼。

結婚詐欺 1

昔、乃南アサの「結婚詐欺師」という本を読んだことがある。男はつるっぱげだったが色んな鬘を用いて、或る時は弁護士、また或る時はパイロットや医師になって、手当たり次第に口説き金を巻き上げていた。中でも、夫に先立たれた50代の未亡人とは、半同棲状態になり、有り金の殆どを男に入れ揚げてしがみついいていた。居酒屋の女将、デパートガール、女刑事、その中の一人、高校の女性教師が(どうもおかしい)と気づき警察に訴え出た。警察は被害者が一人では容疑が薄いと判断して、男を尾行しながら被害者を求めた。しかし、現在交際中の女性は告訴を躊躇う。そんな内容だったと記憶する。

今、我が貧乏探偵事務所に駆け込んできた女性の話。僕は最初にあった時彼女にこう言った。(100%騙されている、調査をするまでも無い)と。しかし依頼人はたかが探偵の独断を信じるわけも無く調査を依頼した。探偵の僕にとって、達成感の乏しい案件ではあったが、なかなか魅力のある女性だったので引き受けた。
相手の男は、丸の内に事務所を構える48歳の「弁理士」彼は、「僕はバツ2で、2度目の奥さんとは4年前に慰謝料2億円を支払って別れ、今一人で住んでいる」と言ったという。-----------

探偵日記

12月 14

探偵日記 12月14日木曜日 晴れ

昨日の午後3時頃、東京の上空は変だった。何がというと雲である。快晴の空の一部が、それもかなり広い範囲で真っ黒になっていた。(地震でも起きるんじゃあないか)或いは別の天地異変が。と思われるような妙な印象だった。
最近、貧乏事務所にも少しづつ依頼が入るようになった。ただ、大きな収入に結びつくものではないが、嬉しい現象である。一昨日は4時半から、昨日は5時から飲むことになった。2件目のワインが効いた。今日も二日酔い。

探偵日記

12月 13

探偵日記 12月13日水曜日 晴れ

寒波が上空に居座っているとか、寒い日が続いている。意気地なしの僕は雨風は勿論のこと、寒さにも弱い。
昨日はひょんなことから16時半くらいから飲み始め、その後、阿佐ヶ谷に戻って、お寿司屋さんと居酒屋をハシゴ、生1杯、熱燗5合、焼酎の水割り2杯飲んだ。案の定二日酔いで(事務所に行くの嫌だな~)と思っていたが、朝早くから電話攻勢に遭い、早々に家を出る羽目になった。これが師走なのだろうか、特に何がどう。というわけではないが、慌ただしく気ばかり急いてしまう。

探偵日記

12月 11

探偵日記 12月11日月曜日 晴れ

今日は今月の第三週の始め、いよいよ今年もあと僅かとなった。実質、今週と来週の14日が勝負。と思っている人は多いだろう。探偵事務所も昔は押し迫ってから大きな案件が入ったものだが、最近はそうでもない。また、年に1度か2度やはりとてつもなく大きな仕事に遭遇したものだが、やはり今年に限ってそんな幸運に巡り会っていない。世間の環境が悪いのか、はたまた僕の運が無いのか。
麻雀もしかり、珍しく勝ったかと思うと、次はその倍くらい負ける。また勝ったと思うと翌日、その1,5倍くらい負けてしまう。運に見放されたのか、体調が悪いのでもって生まれた運を発揮できないのか。
今日はまたまた女子医大病院。何と言われるか不安である。

探偵日記

12月 08

探偵日記 12月08日金曜日 曇りのち雨とか

昨夜は久しぶりに会う友人と食事をした後、彼の馴染みの店に連れて行かれた。彼は長いこと腎臓透析を受けており隔日にクリニックに行く。稀に、2日間隔の開く日があって、それを利用して横浜から歌舞伎町に出てくる。月1回のその日は悪友の僕を誘ってクラブに繰り出すのだが、歌が好きで行くと10曲ぐらい唄う。まあ、きちんと透析を受けていれば日常生活は送れるようだ。但し、女房に三下り半を突きつけられ、現在1ルームのアパートで淋しく暮らしている。と考えるのは周囲で、本人はけっこう気ままに過ごしているらしい。彼の妻は、彼が再起不能になるや、さっさと離婚届を突きつけ(出て行け)と言ったらしい。僕より3歳上の彼はまだ昔の男で、一切泣き言も言わず、僕が薦めた(財産分与)も要求せずサインしたという。妻の生家はまあまで、預貯金も相応にある。と僕はにらんだが、「離婚」の原因は自分にある(僕もそう思うが)と、潔く家を出た。以来、コンビニ弁当で凌いでいるようで、たまにぼくと食べる食事は大変なご馳走らしい。
僕もいずれ彼と同じ道を辿ることになるだろうが、妻の要求を、彼のように毅然として受け入れられるかどうか自信は無い。但し、僕には、朝ごはんの係、掃除と洗濯の係、淋しくなったらお茶してくれるガールフレンドが居る。なんてことを言ってるから女房殿に棄てられるのかな。

探偵日記

12月 07

探偵日記 12月07日木曜日 晴れ

今日は何も予定が無くゆっくり寝ようと思っていたら大事なご依頼人から電話があり、都内の某ホテルでお目にかかることになった。時間の余裕はあったがそれまでに書類を用意なくてはならず大急ぎで支度をして事務所へ。事務所にはまだ誰も来ておらず一番乗り。暖房を入れて机に座る。
お天気も今日までとか。明日は午後雨模様。夜飲み会があるのに。

探偵日記

12月 06

探偵日記 12月06日水曜日 晴れ

今日も早起き。06時半に携帯のアラームをセットして寝たがその前に目覚め、朝食を済ませて支度する。中央線と地下鉄丸ノ内線を1台づつやり過ごし、神谷町で下車。約束の時間の5分前にホテルのロビーに入った。ご依頼人とお茶して10時過ぎに事務所へ。今日は、16時に最近仕事をさせてもらった会社に呼ばれている。それが終わってから雀荘に行くのも中途半端だから、多分真っ直ぐ阿佐ヶ谷に帰ることになるだろう。

結婚 6-2

昨夜「東京調査業協同組合」の理事会があり、その後、歌舞伎町のふぐやで忘年会をやった。現在、理事は8名いるが、独身が5人。理事ではないが最近同席する新人が「結婚したい」と言う。僕が即座に(何も窮屈な結婚をしなくても同棲でいいじゃあないか)と無責任に言うと、彼は真面目なんだろう「いや~ハッハッハ」と曖昧に笑っている。もしかしたらちょっと僕のことを軽蔑したかもしれない。僕にとって結婚は重いもので、苦労でもある。若い人(彼は30歳)にそんな苦労をさせたくない。というか、急がなくてもいいじゃあないか。と思うからである。
というのも、僕は仕事を通じてあまりにも多くの(不幸な結婚)を見すぎたからかもしれない。民法では、夫婦は出来る限り同居を義務付け、(配偶者以外のものと性的関係を持ってはならない)という、れきとした法律もある。また、結婚とはある種の契約であるから、一方がその契約を反故にしようと思ったら、相応の損害賠償を相手に支払わなければならない。とにかく、正式な結婚とは面倒で難しいものである。

探偵日記

12月 06

探偵日記 12月05日火曜日 晴れ

今朝は少々早く家を出る。1件用事を済ませて事務所へ。今日は組合の理事会があり、その後、忘年会の予定。理事の一人がかにがいい。というので、伊勢丹横の「かに道楽」に電話をしたところ(一杯です)と断られた。じゃあどうしょう。と思い、「とらふぐ亭」にかけてみると、(7時半から2時間限定で)との由。それで予約した。理事といっても、それぞれ一人一社のオーナーで、仕事が入れば出席できない。

結婚 6-1

偶然知り合った女性をちょっと好きになり、何とか自分のものにしたいと考えた男性はてっとりばやく「結婚」をちらつかせる。僕が若いころ、(あと一歩)というところで、ほとんどの女性は「結婚してくれるのなら」と言った。まあ、僕的にはそこまでの気持ちは無いのだけど、適当に迎合して初期の目的を達したものだ。ただ、僕が決して嘘をついたわけではない。その後、相手の女性は、僕のちゃらんぽらんな性格を見抜き、あっかんべ~をして去って行った。
まあ、僕のことはこのくらいにして、最近の男も口説き方が下手。というか単純な奴が多く「結婚」を道具にする。まあその時は本当にその女性と結婚したいと思ってのことだから、必ずしも(騙し)ではない。そして、その後死ぬほどの苦しみを味あうことになる。妻のある男性は、一時の錯覚のせいで妻との離婚に向けて莫大な精力を使うことになり、妻が応じないと判断するや家出する。しかし、相手の女性も、この頃になると、(ああ、この男は口ではいいことばかり言うけど、どこまでいっても奥さんとは別れられないだろうな)と、理解し、その結果、男性が捨てられることになる。
だから、(必ずは女房とは別かれる)

探偵日記

12月 04

探偵日記 12月04日月曜日 晴れ

今は晴れているが、夕方から場所によって雨が降る。そんな天気予報だった。
実質今日から3週間で業務的には終わる。しかしこの間も、忘年会の予定などが入り仕事のスケジュールが阻まれ、気ばかり急いて成果が上がらない師走に突入した。
昨日の日曜日、特に予定も無かったのでゆっくりしようと思っていたら、携帯に着信があって、出てみると前に一度会った人。「ちょっと相談したいことがある」との由。大急ぎでシャワーして新宿の喫茶店へ。まあ、若くて素敵な女性だから嫌々ではなく、かといって心弾ませて。というほどではないが勇んで出かけた。というふうに、探偵はいつ何時お呼びがかかるか分からない。僕のようにじっとしていられない性分の人間にとって「天職」かもしれない。夜はお定まりのカラオケスナックで大騒ぎ。証書二日酔い気味だ。

結婚 6

男女の間で「結婚」に絡む様々な状況や経緯があるが、最も多いのが、家庭を持つ男性と交際し、結果的に成就せずトラブルに発展するケースだろう。僕などもバーやクラブでホステスを口説くが、決して未婚とは言わない。ほんの短い独身の時でさえ、会話の端端に、いかにも家庭があるようなセリフを交えた。少々性格が悪いやりかただが、最低の防御はしておいた。それでも勘違いして結婚を迫られたことが何回かある。無防備な男性で最も多いのが(女房と別れて君と一緒になる)と、出来もしない約束をする。或いはすでに離婚している。ように装う。僕の知人で、最初から(独身)と公言して口説く奴も居た。まあ、実際に独身だったとしても、付き合ってゆくうちに、結婚までの気持ちにならない場合もある。そうすると女性は(騙された)と言うのである。ーーーーーーーー

探偵日記

12月 01

探偵日記 12月01日金曜日 曇り

朝家を出る時は霧雨だったが、所用を済ませて事務所に着くころは止んだ。今年最後の月に入り、この1ケ月も慌ただしく過ぎ去り、やがて新年を迎えるだろう。振り返ってみると今年は最悪の年だったから、早く新しい年を迎えたいと思っている。確か、高島易断の占いによれば「八方塞がり」だった。来年がどんな星回りか分からないが、とにかく、2月4日までは我慢の日々になるであろう。早く来い来いお正月っていう心境である。

探偵日記

11月 30

探偵日記 11月30日木曜日 曇りのち雨

07時30分朝食。早々に支度をして家を出る。今日は数年前無くなった雀荘のママの葬儀があって、いきがかり上参列することになった。9時過ぎに新宿区上高田の「落合斎場」へ。葬儀といっても極めて簡潔なもので、参列者は僕を含めて5人。66歳まで生きて人にしては淋しい週末である。とりあえず喪主はSという雀荘のママ。その他は、その雀荘の関係者ばかり。僕も見知っている連中で、待っている間の話題にはことかかない。故人には申し訳ないが談笑しながら過ごした。
故人は北海道出身の女性。聞けば19歳で上京したようだ。両親はすでになく、姉2人、弟2人は健在である。ところがさて、葬儀のほうは有志が行うとして、お骨をどうするか。ということになり、職業柄僕が遺族の連絡先を調べることになった。故人は生前喪主のママに「末弟に連絡を取ってほしい」と言っていたようで、ママはその通りにしたが、弟は(姉とは縁を切っている。関係したくない)の一点張りでらちがあかない。勿論(お骨なんか持ってこられても受け取れないし、墓に入れるなんてとんでもない)と言ったそうだ。そこで、すぐ上の姉の嫁ぎ先を調べて電話してみた。最初こそ、驚いていたようで、(最近よく思い出していたんです)との由。僕は、まあ、遠方ですしおいでいただかなくて結構ですが、お骨は我々がお預かりするものでもありませんので、何とか菩提寺のお墓に入れて貰いたいのですが。というと、(それは困ります。)とのこと。僕は常々、人の死は恩讐を超えるもの。と思っている。生前どんなことがあっても水に流すべきではないだろうか。まあ、人は様々だから仕方ないが。

探偵日記

11月 29

探偵日記 11月29日水曜日 晴れ

今日の東京は暖かい。小春日和とか。そんな日に、僕は今月5回目の病院通い。早く出て、少し時間があるので事務所に寄った。特別働き者というわけではないが、無駄な時間がもったいないような気になる。やっぱり貧乏性なのかもしれない。
昨日は調査で、高崎市に行った。必要があって群馬県庁に行ったが、32階の高層建物である。各フロアーたっぷりとしたスペースで、職員はパラパラ。どうしてこんな庁舎を必要とするのだろうか?快適な空間でさぞかし業務もはかどるだろう。と思って見まわすと、携帯をいじったり、同僚と楽しそうに談笑したり、やっぱり日本は役人天国だ。

探偵日記

11月 27

探偵日記 11月27日月曜日 曇り

08時朝食を終えて再びベッド。体が怠く、休もうか、それとも事務所に行こうか。と、葛藤する。結局、働き者(または、貧乏性)の僕は、ベッドに寝転がる快感を捨てて10時家を出る。考えてみれば今日はやることが多い。中央線快速と地下鉄丸ノ内線を利用して出勤。
昨日のゴルフ、着外だったけれどニアピンとキャディバックをゲット。バックはプロ仕様で非売品とか。

結婚 5-2

結婚って何だろう?最近よく思う。昔からみんながやってきたことだから。自分自身も結婚した男女がもうけてくれた人だから、同じように妻を娶り子供を作り特別疑問に思うことも無く今日に至った。では、結婚をしないで人生を終える人は、どんなことを考え、思い、希望を持って生きてゆくのだろうか。見回すと僕の周りには未婚の男女が多い。どうして。などと愚問をぶっつける。しかし、聞かれる方は応えようがないのではないか。「結婚したいんだけど相手がいないから」「結婚なんてしてもしょうがないから」中には、「嫁さんを食べさす自信が無いから」反応は様々である。僕の知人で50歳を過ぎてから、(結婚したい)と考えるようになった。という人が居る。なんで今更。僕はその時思った。彼は、足が少し悪くご面相も一般的ではなかったうえに酒豪で酒乱だった。それなのに、何気なく僕が紹介した教職の女性が大いに彼を気に入った。そのうち、僕もその気になって応援したが結局破談となった。女の先生は彼の知性に惚れ、彼は女性の積極さに引きずられたが、いかんせん、互いに未経験で、何をどうして良いのか分からなかったようだ。特に、彼は超奥手で、とうとう最後の一線を越える術を知らなかった。二人で住む部屋も決まりルンルンだったのに、本当に、一晩ではかなく消え去った。彼の唯一の趣味は釣り。或る時、夜釣りに行くという彼に(彼女を誘って一緒に行くように)アドバイスし、彼女も大喜びして同伴した。その翌日、女性から「今回のことは無かったことにして下さい」と告げられた。
昔から(金の世話はしても人の世話はするな)という言葉がある。以後、僕は用心してきたが、今は、その世話を商いにする「結婚紹介所」が盛んだとか。信じられな~い。--------

探偵日記

11月 25

探偵日記 11月25日土曜日 晴れ

朝ごはんを食べた後ゆっくりして昼前に家を出た。暖かい。携帯のメールが不具合でドコモに行き、そのあと事務所へ。3時半に床屋さんの予約をする。薄くなる一方なのに余計な毛はすぐ伸びる。(苦髪楽爪)というが、僕は爪と髪の伸びるのが早いような気がする。
明日は阿佐ヶ谷の小料理店「海舟」のコンペ。コースは美里ロイヤル。僕のハンデは9だからもう目は無いだろう。

結婚 5-1

良く電話で「結婚相手の出身地を調べて欲しい」という問い合わせが有る。いろいろ聞いてゆくと「差別」に繋がる趣旨のものでとても引き受けるわけにはいかない。過去に同和対策法というのがあって、長い間差別されてきた一部の人たちに対する救済を国が決めたもので、それはそれで良いことだと思う。だいたい同じ人間を区別するなんてナンセンスだ。アメリカなど今でも黒人との差別を明確にしている。
ところが我が国でその法律が出来た途端、補助金目当てに当該者以外のものや団体がその金に群がった時期がある。僕の知ってるヤクザもそれで随分潤ったらしい。そんな頃、結婚調査を引き受けた某調査会社が、差別的な調査を行ったとして断罪され社名を変える羽目になった。
結婚にはこんな難題もあって、調査会社も用心してかからなければならない。---------

探偵日記

11月 24

探偵日記 11月24日金曜日 晴れ

7時に起きた。今日はラストチャンスの尾行があり、僕も参加することになった。現場は大田区久が原の住宅地。8時半、現場に着いて少々気が重くなった。というのも、完全な住宅地で、しかも密集してて車両を待機させる場所が無い。調査員に聞くと、バイクを用意したという。一安心。調査の内容は家を飛び出して行方の分からない主婦の居所を確認するための尾行。まあ、この種の尾行はマルヒの警戒が強く難易度は高いものだが、今日の顛末には少々呆れた。9時10分、マルヒが二人の中年女性とともに家に入る。女性らはNPOの関係者であろう。25分引越しのトラックが玄関前に駐車。二人の男性が荷物を積み込み、10時に発車。バイクの調査員に(今出て右折してそっちに向かった)と連絡すると、調査員から「NPOの連中に妨害されて動けない」という。バイクはそれまでかなり離れたコンビニに停めてあり、こちらが、(もうそろそろだ)という連絡をしてから現場の近く、それも、家からは全く見えない場所で待機して居た。にもかかわらず。静かな住宅街で車もデイサービスがたまに通るぐらいで、バイクも宅配便が走るのみ。案件の内容から、「トラックを尾行される」ことは百も承知だろう。それにしても、何の権利で妨害するのか。もし、探偵のバイクでなかったらどうか?事務所に戻って、元、警視庁警視の相談役にそのことを話すと、バイクが強引に走って、少しでも彼女らの体に触れたら大事になっていただろう。とのこと。仮に触れなければ体当たりでもされて事件になっただろうとの由。不倫をして夫を裏切り一方的に家を出た節操の無いバカ女。自己主張や権利意識ばかり強く怖い世の中である。

探偵日記

11月 21

探偵日記 11月21日火曜日 晴れ

昨日は少し飲みすぎた。と言っても元々あんまり飲める方ではないので、生1杯、日本酒2合、焼酎水割り1杯、ウイスキー水割り3杯だったが、朝起きると二日酔い気味だった。それでも朝ごはんは美味しくいただき、そのあと2時間くらいベッドで横になってからシャワーをつかい家を出る。事務所で報告書を1件作って、午後4時、依頼人に報告。明日はゴルフなので早々に帰宅する予定。

結婚 5

適齢期の者同士の結婚はさして問題もないが、30代、40代ともなるとお互いに危機をはらむ。まず離婚歴がある場合その離婚理由を知ることが大事である。とはいっても、ストレートに相手に尋ねるのは憚られるし、仮に、自分に原因があっても正直に言ってくれるとは限らない。(いやあ、僕が他に女を作って里に帰られまして)と告白されても、聞いたほうはどう対処していいか分からないだろう。ああそうですかそれはそれは・・・・と応じて、自分の配偶者にするには勇気がいる。反対に、(最悪の女でした。料理は下手だし掃除もしない、食べる事だけ三人前)なんて、別れた人をこき下ろす男もどうかと思う。僕なら(いい奴でしたがちょっとした擦れ違いを解消できないまま何となく)と応えるだろうか。要するに(どっちが悪い)なんて決めつけられないケースが多いのではないだろうか。ただ、探偵事務所の調査に依って「離婚」を決心したときは、明らかに相手側に原因がある。しかし、普通、それを知ることはほとんど出来ない相談であろう。------

探偵日記

11月 20

探偵日記 11月20日月曜日 晴れ

今朝は本当に寒かった。シャワーをするとき、ヒーターをつけて温まったころから始めるのだが、充分時間はたっているのにまだ寒い感じだった。冬物のコートを着て家を出る。地元の阿佐ヶ谷では「肩を丸めて歩かないように」何時も見張り番から注意されている。駅に着いた時、見張り番の飲み仲間で、少し前まで佐賀大の教授だった人と会い、軽く挨拶して別れる。彼は「こんにちわ」と言い、僕は(お早うございます)と返す。
昨日のコンペ「サンサン会」一時はトップになったが、ロングの7番ホールでつまらないミスをして優勝から遠のく。ただ、クラブハウスで昔の遊び仲間と思わぬ再開をした。当時彼は某大手企業の営業部長、歌舞伎町を走り回った挙句、一緒に韓国旅行もした仲。勿論ゴルフも良くやった。ちょうど僕の後ろの組だったので朝一番のショットは緊張したが、ナイスショットだった。再会を約束した。

探偵 4-7

調査員の報告によれば、マルヒは財務省を出ると地下鉄日比谷線で「中目黒」までまっすぐ帰り、徒歩10分ぐらいのところにある官舎に帰ったとの由。帰宅した部屋のネームプレートや、届いている郵便物などから分かった名前は、マルヒが依頼人に教えていたものとは全く異なる名前だった。例えば、「鈴木一郎」と「山田太郎」ほどの違いだった。さらに調査を進めた結果、既婚者であること、卒業したのは東大法科で、年齢も3歳さばを読み、誕生日も異なり、すべて嘘だったのだ。某日、官舎で張り込んでいると、マルヒが妻と二人の女児を連れて出てきた。調査員は妻を見て仰天したという。(所長にも見せたかったですよ。松嶋菜々子そっくりで、子供も母親にの可愛い女の子でした)実際、僕もそれらの写真を見て(勝負にならないな)と思った。まあ、男という動物はどんなにいい女を女房にしても、ものの2~年もすれば飽きて他の女性に目移りするものだと思う。ただ、ほとんどの亭主たちは、当面の衝動を理性で抑え込むものである。

調査を終え、報告のため依頼人の指定するホテルのロビーで会った。その都度中間報告はしていたので、報告書は家族の写真が張り付けてあるものだけ見せて口頭で説明した。依頼人はエ~と大げさに驚いていたが、心の整理はつけて来たようで取り乱すようなことはなかった。僕が(酷い奴だね、こんな男が国の根幹ともいえる省庁に居るなんて許せない。なんだったら少し懲らしめてやりましょうか)と言うと、依頼人はにっこりほほえんで「いいえ結構です。金持ち喧嘩せずっていうから」とのたもうた。この間依頼人から少しづつ聞かされていたのだが、彼女は郷里に膨大な資産を持ち、今住んでいるマンションも1棟すべて所有しているほどで、(大金持ち)なのだ。その後ぽつりと一言付け加えた「お金を取られたわけじゃあないし」と。僕はそんな依頼人をじっと見つめ(でも貴女は心を盗まれたでしょう)と言ってやった。---

探偵日記

11月 17

探偵日記 11月17日金曜日 晴れ

穏やかな秋晴れだが少し寒い。冬物のコートに厚手のマフラーをして家を出る。電車に乗っても僕が一番着込んでいるようで少々恥ずかしい。
昨夜8時半に訪れた依頼人は四十路を少し過ぎたキャリアウーマン。けっして美人ではないが知的な目をした素敵な人だった。相談の内容は自分のことではなく、友人のことを心配してのものだったので、僕は(仕事にはならないな)と察したが知人の紹介でもあり丁寧に接したつもりである。1時間余りで面談が終わり、阿佐ヶ谷に帰って軽く飲んで帰宅した。

結婚 4-6

依頼人と別れたマルヒは、友人らしき男性とアルタ裏のバーに行き、もう最終が無くなった頃に出てきた。調査員らは(タクシーで帰るのかな)と思った。すでに靖国通りに尾行用の車両も待機させてあり、タクシーに乗ってくれればその方が有難いようなものだ。例えば、最終に飛び乗って私鉄沿線の郊外の駅に行かれ、駅前のタクシーに乗られたりすると厄介である。ところが、友人と別れたマルヒは歌舞伎町の漫画喫茶に入ったという。勿論、調査員らは徹夜になった。
翌朝、さほど疲れた様子も無く、漫画喫茶から出てきたマルヒは、なんと霞が関の財務省に出勤した。
またしても長い張り込みを余儀なくされた調査員は、交代で仮眠を取ったり腹ごしらえをしながら正門と建物の左右に通用口を監視。午後9時、やっと出てきたマルヒは、この日は何処にも寄らず、目黒区東山にある官舎に真っ直ぐ帰宅した。途中、経過を知りたくて電話してきた依頼人に、勤務先を告げると「え、商社じゃあないんですか」と驚いている。マルヒは自分の職業について、なんとなくそれっぽい話をしていたらしい。-----------

探偵日記

11月 16

探偵日記 11月16日木曜日 晴れ

寒い。元来弱虫の僕は雨や風が嫌いだが、寒さにも弱い。体もそれを良く知っており、この頃から寒冷ジンマシンが出来始める。面白いことに、寒さが強くなるにつれて徐々に上に上がってくる。今は足首だけだが最終的には太ももまでかゆくなる。だから今朝も、シャワーの後念入りに補水液を塗った。亡くなった叔母が言っていた「あんたの父親はしょっちゅう足を掻いていた」と。DNAは嘘をつかない。10時過ぎに事務所に着く。今日は、20時半ご依頼人が来所の予定。麻雀は19時半にはやめなければならない。ちゃらんぽらんでいい加減な性格だが、決して仕事は疎かにしない。

結婚 4-5

前にも書いたが、僕の事務所の(報酬規定)によると、結婚調査は基本料金500,000円。これに公簿取得費用や、場合によっては旅費交通費、宿泊費、レンタカー代などがかかる。決して安くはないが、手間暇がかかるうえ個人情報保護法のせいでこの種の調査は非常に困難になっている。しかし、若い人には負担が大きいので、表現はおかしいが情報の切り売りをしようと思っている。例えば、結婚相談所や婚活パーティで知り合い、結婚を前提に交際が始まった相手のことをもっと知りたい、或いは、確認しておきたい。といった場合、住所の確認30,000円、勤務先の確認50,000円から80,000円(勤務先の確認の場合1日の尾行調査を必要とする)また、相手が言っていることの真贋を確認したいこともあるだろう。その場合、30,000円~50,000円で引き受ける。断わっておくが、むやみに相手を疑え。と言っているのではなく、将来の幸せのための保険をかけておいてください。というほどの意味である。

大学講師の女性の件に戻る。3日後、依頼人は新宿で彼と会うことになった。時間は19時、場所は伊勢丹の前のビルの5階ににあるちょっと高級な居酒屋。僕も良く知っている店で明治通りに面している。バス停もあって張り込みにはさほど難しくない現場といえた。僕は調査員3名とともに現場に行き、まず依頼人を確認させた。(あの女性と出てくる男の住所確認だ)と指示し、依頼人から聞いた男性の特徴を説明した。依頼人はビルに入る際、周囲を見回していた。僕を探しているのだろう。僕は、メールで(現場についております。こちらのことは余り気になさらず楽しんでください)と知らせておいた。ほどなく、当該人物と思われる男性が連れの男とともにビルに入りエレベーターに乗った。なかなかいい男である。背はそんなに高くないがバランスのとれた体格で、サラリーマンならもう管理職だろう。
21時45分、依頼人とともに4人の男女が何やら楽しそうに語らいながら出てきた。僕は、(じゃあ頼むよ)調査員らに告げて現場を離れた。後で聞くと、この日の尾行は大変だったようだ。------------

探偵日記

11月 15

探偵日記 11月15日水曜日 晴れ

昨日に続き、今日も女子医大に行く。この日は、定期検査で、別院の「膠原病リュウマチ痛風センター」8時半からたっぷり3時間かかった。そのうち、診察時間は5分余り、すべて終わって会計するのに45分待たされ少しいらっとする。今日で2回目の担当医に(食欲はあるのに4~5か月で5キロ痩せたけど)と聞くと「僕は専門外だから分かりません。大学病院は他の科のことはやってはいけない」と、無碍なく断られた。初めて会った時から合わないな。と思っていたが印象通りだった。女子医大ではこれまで数人担当医が代わったがこんなことはなかった。或る医者の時、栃木のゴルフ場で倒れ、翌月曜日その担当医に状況をFAXしたら「すぐ来い」とのこと。僕自身も気持ち悪かったので急いで駆け付けると、血液内科に話をつけていてくれて、MRIの検査もやってくれた。結果は、(単なる貧血)ということだったが、やっぱり、医者と弁護士は仲良くしておくべきだ。と痛感したことを思い出した。

結婚 4-4

(それで、貴女は彼のどんなことを知っているの?)と聞くと、氏名、出身校、年齢、だけだという。(住所は?)(お仕事は、勤務先などは?)と聞くと、「分かりません」との由。数ケ月交際して、結婚しようとしている男性の職業も知らないなんて、僕は唖然としたが、今目の前に、幸せそうな顔で座っている人に、(貴女は騙されているんだよ)とはとても言えなかった。さらに、(住所ぐらい聞けないの)と言うと、もじもじするばかり。それでは、まずその人の住所を確認しましょう。と言って、ちかじか会う予定はありますかと聞くと、3日後に、「私の同僚で結婚したがっている人と彼の友人を交えて食事することになっている」と言う。では、その後尾行してまず住所を確認して、本格的な調査に入りましょう。ということになった。
男性の名前は構呂木三郎、出身校は慶應義塾大学で、テニスの選手だったらしい。生まれは九州、大阪で成長したように聞かされていたようだ。しかし、僕はその時、まさか全てが嘘だとは思わなかった。「日曜日に仙台まで会いに来てくれたし、家庭のある人が休日にそんなこと出来ないでしょう?」「私は念のために調査をするのであって、彼が私に嘘を居ているとは思えません。」依頼人は、首をかしげるばかりの僕を非難するような目で見つめた。----------

探偵日記

11月 13

探偵日記 11月13日月曜日 晴れ

金曜日、我が家の猫「りぼん」の葬儀で1日を費やし、土日も事務所に来なかったので久しぶりのブログ。今日から始まる大阪での調査のため調査員数名が出張。
僕は明日明後日と女子医大で検査。明日はほぼ1日中かかる模様。

結婚 4-3

我が探偵事務所、(株)ティー・ディー・エー(新宿区新宿一丁目)では、結婚調査に特化した部門を設置、「結婚」を希望する人たちのために、(依頼しやすい)モデルケースを作ることにした。依頼しやすい。ということはすなわち調査料をリーズナブルにするということで、若い人たちも(まあ、このくらいなら)と思ってもらえるような料金設定をしようと考えている。最近はバツイチになることにあまり抵抗が無いのかもしれないが、出来るならば結婚は一度で終えたいものである。昔は、二夫にまじえず。なんて言葉もあったぐらいで、結婚をした女性は、仮に夫に先立たれようと再婚はしない。なんて教育を受けた。だから戦争未亡人が多勢存在したものである。しかし「別れたら次の人」なんていう歌が流行る時代には超ナンセンスな教えだろう。とはいっても失敗はしたくない。人のために探偵事務所として、ささやかなお手伝いが出来ればと思うのだ。

むかしこんな調査依頼があった。依頼人は有名私大の女性講師。当事務所のホームページを見たと言って突然訪れた。最初は職業も聞いていなかったが、僕はひと目見て、知性と教養の高さを感じた。僕が(どんなご相談ですか)と切り出すと、彼女はとても幸せそうな顔をほころばせて、「結婚をしたいと思っている人が居るのですが、その人の、何て言うかあの~人となりを」とおっしゃる。そんな女性をながめて僕は、その男性との結婚は既成の事実で、もう後戻りできないところまで来ているのだろう、し、破談するつもりもないのだろうと判断した。ではなぜ?----------

探偵日記

11月 09

探偵日記 11月09日木曜日 晴れ

昨日のゴルフ「二水会」今までエーデルワイスゴルフコースだったのが、コース名が変更になり「オリムピックナショナルゴルフクラブ」となった。とかくの風評のある「熊取谷」(漢字は間違っているかもしれないがイスタニと読む)が経営する会社のコースである。コースそのものは僕は好きで、2か月に1回行われるコンペを楽しみにしている。それはさておき我が家の一大事を書く。パーティはコースで行うが、阿佐ヶ谷に帰ってから恒例の二次会に出た。散々飲んだり食ったりして、ああ、疲れたな~。と思って帰宅すると、ニャ~ンと鳴いて何時も出迎えに来る「リボン」が居ない。アレッと思って、リボン、リボンと大声で呼ぶと、何時も僕が座っているテーブルの下で寝ている。心配になって僕がさらに大きな声で声をかけると、大儀そうに顔を上げ小さな声で応じた。我が家にいた猫の末っ子で、24歳近い。母親は妻の実家で飼われていたメス猫。出入り自由の実家は猫用の通路もあって、お腹が空いたら帰ってきて、遊びたくなったら勝手に出て行く。かなりの遊び人(否、猫)だったようで、次々とお産をして、一時実家は猫だらけになった。その子らを1匹づつ貰ったもので、いずれもパパは違う。最初に来たのが「くつした」(娘が命名、メス)数か月後に真っ黒な「てぶくろ、オス」が来て、最後にリボンちゃんがやってきた。みんな娘が名前を付けたが、くつしたが19歳。てぶくろが20歳でそれぞれ亡くなった。
くつしたは愛想の良い娘で、特に僕になつき食事中膝の上に居ることが多かった。てぶくろは男の子らしく、へんに媚びたりしないで堂々と生きていたように思う。そして末っ子のリボン。誰にも触らせず呼んでもほとんど知らん顔。くつしたとは真逆の愛想の無い子だった。ところがお姉ちゃんとお兄ちゃんが居なくなってから変わり、うるさいくらい良くしゃべるようになった。朝はお早うと鳴き、早くご飯をくれと鳴く。夜僕が返ると、まるで「遅かったじゃないの」と言って怒ったように鳴いた。
毛づくろいはお姉ちゃんのくつしたがやっていたので、くつしたが居なくなってから厚い毛を纏ったままの、ちょっと変な体型なった。爪を切ってやる時など抵抗して妻は血だらけになった。
今朝何時ものように(ごはんですよ)と起こされリビングに降りると、「何か感じない?」と言われたが、僕は気づいていた。まず、リボンのおはようの挨拶が無いし、食器も見当たらない。「向こうの部屋に寝かせてるよ」と言うので行ってみると、半目を開けて、可愛い顔で寝ているリボンが居た。
24年余り、外の世界を見ることなく、ただご飯を食べて寝る日々、恋もせず、果たして幸せだったのだろうか。明日お葬式である。

探偵日記

11月 07

探偵日記 11月07日火曜日 晴れ

日曜日突発的な用事で福島県南相馬市まで車で行った。地図で確認するとやや不便なため、また、紅葉が見たい。という気持ちもあった。07時半、自宅を出発。外環から常磐道に入り12時前、南相馬に着く。大熊町、浪江を通過したが、まさにゴーストタウン化していた。民家や商店の建物は荒れ果て、町中に鉄線が張られ、田畑は農作業を放棄されたため、一面ススキに覆われている。今まで、テレビや新聞でしか見ていないが、こうして現地に訪れると改めて震災の脅威を感じた。中には、多額の保証金を貰って浮かれている輩も居ると聞くが、ほとんどの人たちは呆然自失で故郷を追われたのだろう。暗澹たる思いで車を走らせ、翌月曜日にかけて用向きをすませ帰路に着いた。合計1000キロ余り、色んなことを考えさせられた長距離ドライブとなった。

結婚 4-2

昨日、阿佐ヶ谷に帰って、一人で夕飯を食べに、行きつけの居酒屋に行く。初めはとっつきにくかった主も最近はようやく打ち解けママや仲居と僕の会話に参加するようになった。ママが言う。「みのりちゃん福田さんの息子さん狙ってるわよ」(なんで、だって会ったこともないのに)と応じる。前に行ったとき、うちの息子も結婚しないで困ってる。みたいなことを言ったかららしい。彼女は週2~3回店を手伝っているバイトの子。容姿はまあまあおつむの回転も良さそうである。但し、息子のタイプではないな。と思ったがそんなこことは言わない。というわけで、ひとしきり「結婚談義」に花が咲いた。客のご婦人の一人(私は同情結婚)聞くと、恋人に振られて落ち込んでいた人との結婚だとか。ママは、私はひと目惚れ。と言う、しかしその夫の主は、何かで大金を手に入れたら女房に少しあげてバイバイする。なんて言っているらしい。「ねえ、マスター」とひと睨み。50年近く経ってそんな会話が出来れば、無難に推移した結婚であろう。

探偵日記

11月 02

探偵日記 11月02日木曜日 晴れ

昨夜は01時頃からタイちゃんが騒ぎはじめた。16歳、人間に例えるなら僕以上の高齢ですっかりボケが始まっている。06時と間違えて(散歩に連れて行け)というわけである。なだめすかしているうち目が冴えてとうとう起きる時間になった。実は今日、5時起きで現場に行かなければならず、昨夜は21時過ぎにベッドに入った。シャワーをして出かけ、現場には07時15分頃着いた。調査員らと2時間以上張り込んだだがマルヒは出て来ず、他の予定もあって一旦事務所に戻った。最近の僕は睡眠不足に弱い。帰路の副都心線で居眠りして危うく乗り過ごすところだった。

結婚 4-1

自分で探すのは面倒だから多少の会費を払ってでも紹介所のようなところに委ねる。別に恥ずかしいことでもなんでもない。むしろ合理的といえよう。但し、失敗して大けがをしなければ。の話である。まあ、自分で見つけて(この人ならば)と思って一緒になっても悪妻、愚妻ということだって大いにある。
僕は良く知らないが、結婚紹介業にも色々あって、きちんと戸籍や、独身証明書、収入証明まで提出を義務付けるところもある反面、ゆるいところもあって、出会い系サイトのようなところもあるらしい。また、こんなことをぃうと女性や運営者に怒られるかもしれないが、高齢者専門の紹介所は「後妻業」を目論む女性たちの猟場になっているのではないか。これは本や映画の影響かもしれないが、もしそういうことを計画的にやろうと思っている輩にはもってこいの場ではないだろうか。或る程度の資産はある。しかし妻に先立たれ子供たちも知らん顔、本人は真面目なだけが取り柄という人が多い。まあ、数少ない友人とゴルフをやったりちょっと飲んだりしても、つまるところ本当の意味で「幸せ」にはなれない。やはり男には女、女には男が必要だろう。というわけで、恥ずかしながら(若い人と違って我々年代は多少抵抗がある)書類を出す。そうすると、(エッ、こんな美人が)というような女性がアプローチしてくる。後妻業の女から見れば、まさに赤子の手をひねるぐらいのものだろう。-----

探偵日記

11月 01

探偵日記 11月01日水曜日 晴れ

ネットを見たという新しい依頼人が来るというので、10時少し過ぎに事務所に着いた。予定は11時とか。どういう調査かは分からないが初めての人と会うのは楽しい。人が一生のうち何人の人と出会うのか分からないが、今日僕は1人をプラス出来る。長い付き合いになるのか、はたまた、受件に結びつかず、1時間ほどの短い交わりで終わるかもしれない。しかし、決して悪い印象だけは与えないよう気を付ける。デパートなどで(これは買わないな)と判断するやあっさりと態度を変える店員も居る。店の指導ではない。その店員の品格の問題であろう。依頼人も様々で、しっかり説明し承知してもらったはずなのに、調査が終わって、いざ精算する時になって、「こんなにかかるとは思っていなかった。」とか、中には「頼んだ覚えがない」などという強者も居る。本当に、人は様々十人十色である。

結婚 3

弊社の報酬規定によると「結婚調査」は基本料金が500,000円となっている。確かに高いかもしれないが出来れば受件したくない。なぜならば、この調査は人の一生を左右しかねない重大な責任を持つもので、近時、個人情報保護法で住民票や戸籍が取れない。そして、依頼されたそのほとんどがハッピーな結果とならず、考えようでは(無駄)な出費に終わる。また一方で、(ああ、調べてもらって良かった)と思っていただける場合も多い。では、なぜそうなるのか。人は少なからず表裏があるからではないだろうか。「裏」の部分について、寛容に受け止められる種類のものと、(絶対に嫌だ)と思うものとあり、後者が少しでもあったら結婚すべきだはない。と思う。夫婦の道程は長い。だから少なくとも結婚する時ぐらい100%幸せな状態でスタートしたい。お互いに、揺るぎのない信頼を基本とし、夫となる男性に対し、妻は尊敬できていなければならない。僕は常々、恋愛も結婚も「錯覚」の産物だと思っている。だから、結婚する時はしっかり目を開けてお互いを見極める必要があるが、たいがいのカップルはそれが出来ない。だから、親や大人に見てもらうことが肝要で、それでもすっきりしない気持ちが残るのなら調査会社に、第三者的に判断してもらうことになる。
弊社では今後、結婚調査を(切り売り)する方針を立てた。総合的に調査をすれば前述のような金額になるが、一部分だけを依頼すれば少額ですむ。例えば、基本部分(氏名生年月日、住所)の確認、50,000円、勤務先の確認70,000円(1日尾行調査が必要)等々、今自分が交際している人、これから結婚するかもしれない。もし、名前が違ってたらーーーーーーーーーーー

探偵日記

10月 31

探偵日記 10月31日火曜日 曇り

10月も今日で終わり、時間の流れは速い。数日前から巷におかしな恰好をした男女を見かける。ハロウインとか。要するに欧米の「収穫祭」を日本でも祝おう。というこたらしい。平和だし、日本人は本当に心優しい民族だと思う。
新しい仕事が入った。身元調査だが調査方法としては尾行が中心となる。費用の総額は500万円。悪くないが、現場が宮城県の仙台市。東京や近県で行う調査と違って「実費」が嵩む。仮に7日間調査員を派遣すると、旅費交通費、宿泊費、食費、等々。まさか東京ナンバーの車両で張り付くわけにもいかないからレンタカーも借りなければならない。また、何より時間を要す。例えば、朝家を出たマルヒをあっというまに見逃したとする。いわゆる(出コケ)だ。そうするとそのひ1日調査員らは無為に過ごすことになる。(てめえら失敗したら指詰めてもらうからな)と言えない堅気の辛さがある。(笑)

結婚 2-4

調査を開始した。一通りの公簿(戸籍や住民票のこと)を取り寄せ本人の申告に虚偽の無いことを確認し、住所地や実家周辺の内偵(聞き込みのこと)も終えた。総合的に見て特に懸念すべき風評も聞かれなかった。身長173センチ、中肉、眼鏡の使用も無く四肢共に異常は見当たらない。企業内組合には加入しているものの、思想は中庸、まあ、平均的なサラリーマンといえた。但し、大学時代を含め社会人となってからも親友と呼べる者はいなかった。僕は、最後に、マルヒの勤務先を訪問した。あらかじめ人事部長にアポを入れておいたので、人事部長は応接室で待っていてくれた。勤務態度や協調性など「申し分ありません」部長は誉めそやす。完全無欠とまで言う。僕はそんな部長に迎合して、いちいちごもっともという顔をした後でこう聞いた。(ところで部長さんにはお嬢さんいらっしゃいますか)「居ますよ」(じゃあ仮にお嬢さんのお相手だったらどうですか)一瞬部長は絶句した。正直な人だ。僕は、(変な質問をしてすみませんでした。お忙しいところお時間を割いていただきありがとうございました)と、丁重に言って部屋を出た。
身元調査で、マルヒの性格を詳細に判断するのは難しい。調査員に対し、聞かれる誰もが必ずしも本当のことは言わない。いい人、真面目な人、当たり障りのない返事が返って来る。しかし、本件のマルヒの場合、数日尾行調査を行った結果、色んな場面で「吝嗇」を窺わせる言動を把握した。いわゆる、常軌を逸した(ドケチ)であった。僕はこの調査の少し前、やはり女性からの依頼でバツイチの男性を調べたことがある。定義にそって離婚した元妻と面談して離婚理由を聞いた。彼女曰く、「主人は私に生活費として5千円くれるのです。そして、そのお金が無くなるとまた5千円くれるのですが、前の5千円の使途を詳しく書いてレシートを添えて出さなければなりませんでした。ところが或る日のこと1円間違っていたのです。雪の降る寒い夜でした。怒った夫は普段着の私を外にだし玄関の鍵をかけたのです。」
今回の調査について、僕は所見にこう書いた。(本人は真面目な会社員で能力も普通である。特に強調すべき瑕疵は見当たらないが、性格の一片に男子として品格を欠く面が見られ、婚姻には一考を要す)どうしても結婚したいと言い張る嬢さんと、ご両親に前段の話を聞かせて依頼人宅を辞去した。-------

探偵日記

10月 30

探偵日記 10月30日月曜日 晴れ

ようやく秋らしい天気が戻ってきた。
昨夜、地元の阿佐ヶ谷で晩御飯を食べて帰宅し、さあ寝ようと思ってベッドで横になった途端喘息の発作が起き死ぬ思いをした。病院から貰った薬がちっとも効かないのか、効いてるからこそこの程度でおさまっているのか良く分からない。今度は11月4日(土曜日)診察の予約が入っているのでしっかり聞いてみよう。この日はほかにも検査があって、1日中病院に止まるようになるだろう。こちらのほうは、今から7~8年前、死に来た病院(本当は河北病院という)で、(膵臓に腫瘍が見られる)と言われ、本当ならもうとっくに死んでいてもおかしくない。のだが、今の病院で、(再検査してみよう)ということになったからである。15日が大腸だから何かと気がかりな健康状態といえよう。

結婚 2-3

なにわともあれ、一流ホテルで式場の予約も済ませ、いよいよ「結婚」に向けての準備に入った。デートは1週間に1~2度、勤務先も近く会うのは大手町や銀座界隈のことが多かった。先日、ホテルに行った際、申込の手付金を支払う際、彼女は持ち合わせがなかったので彼が立て替えるということになった。実際は、前回のものが残っていたので、ホテル側に払う必要は無かった。「じゃあ貸しとくね」という彼に甘えて、ごめんね。と言ったものの何となくすっきりしない気持ちで別れ、この日のデートとなった。指定されたレストランの前で待っていると、数分遅れて彼がやってきた。普通、ごめんごめん待たせちゃったかな。さあ入ろう。といって店に入るものだろうと思ったが彼は彼女の顔を見るなり手を出して「返してくれよ」と言い放った。生来、おっとりとした性格の彼女はとっさに彼のいうことが分からなかった。エッ思い返事が出来ないでいると、彼は怒気を含んだ顔で「あれだよあれ、式場の申込金」と言ってまだ手を出したまま彼女を睨みつけるようにしている。
そんな話を僕にした後、御嬢さんは何か思い出し笑いをするような顔で、(その日彼が指定した店は、何かのサービス日で、飲み物以外料金が無料になっていたんです)と付け加えた。これまでデートの費用はすべて彼女持ち、珍しく「今日は僕に任せて」と言った裏にはこんなからくりがあった。----------

探偵日記

10月 27

探偵日記 10月27日金曜日 晴れ

今日は爽やかな秋晴れ。朝、部屋の窓を開けて空気を入れ替える。我が家には犬と猫が1匹づつ居て、彼、彼女らの毛が家じゅうに飛散する。僕の部屋も普段は入れないようにしているが、ドアの開閉時舞い込む。少し前まで猫は3匹だったから毛の量も多く賑やかだった。犬のネクタイは16歳、猫のリボンは23歳だから人間に例えればかなりの高齢だ。もうボケていてリボンなどおしっこを僕の目の前で堂々とする。ネクタイは日がな寝ていて気管支炎を患い絶えずゴホゴホしている。しかし、とってもかわいい家族たちである。

結婚 2-2
二人は上場企業に勤務する者たちだけが入れる結婚相談所で出会った。勿論共に初婚である。男性の方は彼女にひと目ぼれし、彼女も結婚願望が強い分だけ、男性の勤務先や、まあまあの容姿に手を打って交際を始めたようだった。彼女の話すことを要約するとこんな塩梅である。1)彼が(君のご両親に挨拶したい)と言うので、或る日、自宅に近い駅で待ち合わせして家に案内することになった。待っていると改札から彼が出てきたが手ぶらであった。婚約者の実家を初めて訪れるのだから何か手土産を持参してくると思っていた彼女だった。すると、彼が(手ぶらっていうわけにはいかないよね)と言うので、ほっとした彼女が、遠慮がちに(そうですね)と言うと、にっこり笑った彼が駅前の八百屋に行き、リンゴを3つビニールの袋に入れて貰って、さあ行こう。と言った。少々驚いたが、まあそんな考えの人も居るだろう。と思った。2)式場探しとなり、休日喫茶店で落ち合ってホテル巡りをした。彼は目星をつけていたホテルが有ると言いNホテルに赴いたが、係の人との会話で少し前予約を取消し、申込金を支払っていることが分かった。ということは、自分の前にお見合いで婚約が成立して挙式寸前まで進んだことになる。しかし何らかの事情で破談となって、式場も解約せざるを得なくなったようだ。しかし、この時も彼女は(まあそんなこともあるだろう)と寛容に受け止めたらしい。-----

探偵日記

10月 26

探偵日記 10月26日木曜日 晴れ

1日おきに晴れと雨の日が目まぐるしく変わって、本日は晴天なり。昨夜、携帯をいじってたら変になって、以後、全く使い物にならなくなった。メモしておいたIDやPWを試すもダメ。諦めて朝10時にドコモに駆け込んだ。その結果、何となく使えるようになったがなお不安が残った。午後4時、都内の某ホテルでご依頼人と面談の予定。

結婚 2-1
「もし娘に直接お聞きになった方が宜しければ是非そうしてください」と言う父親に(出来ればそのようにお願い致します)ということで、数日後、勤務先からの帰りに新宿の喫茶店で落ち合う約束になった。結婚を熱望する30歳の未婚の女性。想像をたくましくさせながら約束の喫茶店に行った。色白でややぽっちゃり、スタイルも良さそうである。何より理知的な印象に好感を持った。初対面の挨拶を終え本題に入る。彼女は「とにかく早く結婚したいんです」のっけから心情を吐露する。同窓の者や職場の同僚たちも次々と結婚をして、いわゆる寿退社してゆく。取り残されたような気持で焦るのもうなずける。女性にとって、出産のタイムリミットも考えるだろう。僕の三番目の奥さんは18歳で僕と結婚した。テレビドラマで(花嫁は18歳)とかいう番組があった時期だった。そんな本件とは関係ないことを考えながら、(この間ご両親とお会いした時にもお聞きしたのですが、何度かお会いになって、特に気にかかるようなことがあるのですか)と切り出すと、本当に真面目な人なのだろう、恥らいながら「有りません」と応える。そんなことは無いはずだ。しかし僕は、にっこり笑って次の言葉を待った。すると、何か言わなければいけないのかしら。と思ったのだろう。「こんなことを言うと笑われるかもしれませんが」と言って、僕のポリシーでは考えられないようなエピソードを語り始めた。-----

探偵日記

10月 25

探偵日記 10月25日水曜日 雨

週間予報では週末まで晴れマークだったのに、翌日の今日はもう雨。どうなってるの?とお空さんに聞きたい。
昨日は久しぶりに二人の方と会い赤坂で食事をご馳走になった。店は僕の推薦で一ツ木通りの「ななみ」かって、阿佐ヶ谷で旬彩「成海」をやっていたマー坊こと成海雅之君の店である。幸い奥の小部屋が取れて、3時間余りおしゃべりできた。

結婚 2-1
7回も結婚と離婚を繰り返してきた僕はもう結婚なんかこりごり。と思うだろうがそんなことはない。出来ればもう一度、そうだ、お見合い結婚というものを経験してみたい。或る日、中年のご夫婦が事務所に(調査をお願いしたい)といって訪れた。こういう場合、たいがい子供のことが多い。聞いてみると、某銀行に勤務する長女がお見合いして、結婚を前提として付き合いが始まり、先日式場も決めてきた。らしい。僕は(そうですかそれはおめでとうございます)といって、それで何か気になることでもありますか?というと、二人は急にもじもじして、「どこがどうというわけではありませんが、こんなことを申し上げると笑われるかもしれませんけど」と前置きして、、相手の男性について、次のように話し始めた。男性はやはり大手企業に勤める人で見栄えも悪くない。娘もその気になっているので、親としてもまとまればいいと思っているんですが、(それでどんなことが気になるんですか)都内の有名私大を出て、誰でも知っているような会社の社員、見てくれもいい。なのに?

探偵日記

10月 24

探偵日記 10月24日火曜日 晴れ

台風一過。超大型の台風21号は去ったが、昨日はまだ風が強くだらしないけどお休みした。風で飛んできた物に当たって痛い思いするのも嫌だ。しかし、今日もずる休みとはいかない。鈍った体にムチ打って事務所へ。

結婚 1
良く(仲人口)と言われるように、縁を取り持とうと一生懸命に互いを誉めそやす。しかし、そんな光景が見られなくなって久しい。(でしゃばりおよね)が影をひそめ、代わりに「日本ブライダルセンター」に代表される、斡旋型の結婚相談所が多く生まれた。面倒くさがりの、或いは自分では縁を構築できない男女がこぞって登録し、或る日、(AさんがBさん、あなたとお会いしたいというオファーがきてますが)と言われるかどうかわからないが、こんな橋渡しのような連絡が来て「面談」が成立するのだろうか。はたまた、集団お見合いパーティに参加して、胸に着けたゼッケンで仕分けされ、極めて短い時間お話が出来、(もう一度会話してみたい)と思えば積極的にアプローチする。その後は、それぞれの連絡方法を確認し合って別れ、再会し、デートを重ねたうえで「婚約」「成婚」と進むのだろう。すると、莫大な「成婚料」を請求されるが、相談所などはその後煩わしく関わっては来ない模様。(あとは野となれ山となれ)で、仮に、花嫁が(ベッドでおならをする癖があるとか)新郎が、(インポテンツ)だったとしても苦情を持ち込めない。
僕の知人の話、やはり結婚相談所で知り合い晴れて結婚した。盛大に挙式もすませいざ生活を始めてみると家事は一切しない。そのうえ、同居する姑に対し(のろま)(さあ食え)などと罵倒し、ついに暴力を振るうまでになり、わずか半年で別居。2年間の離婚の裁判を経て、数百万円の慰謝料を支払ってやっと別れられた。という、笑えない話も良く聞く。ちょっと「探偵」に相談してくれれば、そんな悪女に払うお金のン十分の一で回避できたのに。

探偵日記

10月 20

探偵日記 10月20日金曜日 雨

NHKの天気予報では来週火曜日まで雨とか、台風も来ているのでもう諦め雨用のブーツを履いて出勤。
年齢のせいか、体幹が衰えてきたのか最近よく転ぶ。といっても歩いてていきなり転ぶのではなくて、家の階段とか。或る時は、旅行用のスースケースを持って駅のエスカレーターで、鞄もろともひっくりかえって大いに恥ずかしい思いをした。その時はかすり傷程度で予定通り新幹線に乗ったが猛省した。
最近の若い人たちは、生涯のパートナーを選ぶのに、結婚相談所や婚活パーティ、或いは、出会い系のクラブなどを利用するという。確かに、多忙な勤め人は結婚を念頭に入れての相手探しの暇は無く、女性と知り合う機会も少ないだろうし、(面倒くさい)方が勝つだろう。僕も、いっぺんお見合いをしてみたい。と思ったことがある。夫婦になれば先は長いし互いの欠点も否応なく目についてくる。だったら、少しでも倦怠の時期を先延ばしにする「見合い結婚」もいいんじゃあないか。と思うのだ。
ただ、(ダメならさっさと別れればいい)と思っているかどうかわからないが、年間の離婚件数も極めて多いらしい。
探偵事務所に訪れる依頼人が訴える、結婚前の案件で、そういった場で出会った相手を調査して、良い結果が出たためしはない。ほぼ100%といって良いぐらい×である。何故だろう?しばらくこのテーマで書いてゆきたいと思っている。