探偵日記

9月 20

探偵日記 09月20日水曜日 曇り

今日も半日病院の待合室で過ごす。見回すと僕も含めジジババの大集合。さぞかし病院経営は儲かるだろうな。と、妙なところで感心する。しかも、みんな病院側の言いなりである。勿論、(客)の認識は無い。2時間近く待たせておきながら「お待たせしました」の一言も無い。待って当たり前という態度だ。年を取って気も長くなった。怒りもせずひたすら名前を呼ばれるのを待って、診察室に入って2~3分、「ハイお大事に」と言われ、処方箋を貰って帰る。
途中、ラーメンを食べて事務所へ。

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9月 19

探偵日記 09月19日火曜日 晴れ

天気は良い。だけど心は晴れない。最近は何をやっても上手くいかない。何より体調の悪いことが大きい。明日も東京女子医大で検査。友人が僕の生年月日で占ってもらったら、3年後、ちょうどオリンピックの頃に大病するらしい。そうすると、オリンピックは病院のテレビで観ることになるのだろうか。また、仕事も早くやめたほうが良いとか、占い師は好きなことを言う。

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9月 15

探偵日記 09月15日金曜日 晴れ

千代田区の弁護士の紹介で新しい依頼人が来所の予定。09時30分、事務所に出て待つ。依頼人は10時少し前に来る。若い男性の相談で、離婚問題。体格も良くなかなかのイケメン。最近は、夫婦もそうだが親子関係など家族や親族に関する案件が多い。他人ならいざ知らず血を分けた肉親ですら気持ちが通じ合わない人が多い。特に理解できないのは、親を恨む、嫌う、無視する。その親がいなければ自分の存在が無いのになぜ?と思うが・・・・・親にしてみれば、感謝なんてしてもらわなくてもいいが、嫌悪される理由は無い。少し考えさせられる。

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9月 14

探偵日記 09月14日木曜日 晴れ

一昨日と昨日疲れる2日間だった。まず一昨日、9時30分東京女子医大呼吸器内科へ。小1時間待って診察を受け処方箋を書いてもらう。ついでに質問をした。(先生、消化器内科の診察を受ける時って、紹介状が必要なんですか?)「いやこれから行ってみますか」ハイ。というわけで、11月、二つの検査を予約し、以後延々と15時半までかかった。16時、遅い昼食をすませて事務所へ。21時半、銀座のお寿司屋さんで顧問先のトップと会食。そのあとクラブへ。午前1時帰宅。翌朝05時半起床。友人を迎えに行ってゴルフ場へ。17時帰宅。バックを放り投げて、ふらふらと阿佐ヶ谷の街へ。居酒屋で夜食を済ませて20時半頃帰宅、すぐに就寝。
今朝はいつものように8時朝食。支度をして事務所へ。すると、事務の高ちゃんが「今うちのホームページを見たという人から(家出した奥さんの居所が知りたいって問い合わせが有りました)電話して下さい」と言う。(へ~おめでたい話じゃあないか)などと冗談を言いながら早速かけてみると「今電話に出れません」というメッセージが流れ、(先ほどお問い合わせいただいた探偵事務所です。ご連絡いただきたい)と、留守電を入れるが無しのつぶて。
あ~あと思っていると、別の顧問先の社長から携帯に電話が入り、世間話の後「前に調べてもらったS子のその後を調べてくれ」という依頼。もう2年以上前の調査だが、瞬時に美しいS子のことを思い出す。こんな状態なら「脳ドック」の検査は必要ないかな。

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9月 11

探偵日記 09月11日月曜日 晴れ

1軒寄るところがあって、11時半に事務所へ。女性群が4人それぞれの机に座って仕事をしている。早速僕も机に向かう。報告書の整理もしなければならないが最近は根気がが続かなく、初めても適当なところで終わることが多い。但し、読書は違う。佳境に入ると下車駅の阿佐ヶ谷の椅子に腰かけ読むことが多い。今朝も、ご飯までの時間、読み止しのものを読み終えた。まあ、想像は出来ていたが確認しなければ落ち着かない。子供の頃、こんなに勉強をしっかりしていれば「探偵」になんかならなくても済んだのに。(後悔先に立たず)先人の言うことは正しい。

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9月 06

探偵日記 09月06日水曜日 曇り

東京調査業協同組合、いってみれば東京の貧しい「探偵」たちの集まりである。専務理事の元、警視庁警視、理事長の僕、あと、理事5人。5人はいずれも一国一城の主である。(仕事が無い暇だ)(入ってくる仕事はいずれも厄介でけりがつかない)(開店休業状態だ)等々景気の良い話は出てこない。このたび、ある会社の1セクションで「探偵サイト」を新設し、担当者がその説明のため加わった。ネット事情に疎い僕は、なにかの足しになれば。程度の期待だったが、理事たちは(新味がない。サイトを立ち上げた側のメリットも無いだろう)というのが大方の意見だった。管理者は、全国5500社ある探偵社に会員登録をさせて(登録料、毎月の会費)で固定収入を上げ、その後、広告収入につなげたい。という目論見のようだ。ただ、集まった人たちの意見は「もうすでに10以上のサイトがあり、登録は無料」と言う。(じゃあそのサイトはどうやって収入を得るの?)僕が聞くと、「広告収入ですよ」とそっけない答え。無料で自社の紹介をしてくれるところがあるのに、有料じゃあかなわないだろう。他の人の弁「だから他社との違いを鮮明にすればいいんですよ」探偵はみな弁が立つ。じゃあみんな独自の努力をして事務所の発展を考えろよ。
時間が来て理事会は終了。そのあと食事会へ。

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9月 05

探偵日記 09月05日火曜日 晴れ

爽やかな秋晴れ。10時過ぎ気持ち良く家を出た。今日は17時から組合の理事会があり、ネット上の広告関連の打ち合わせが主な議題で、制作会社の担当者も同席する。その昔、我々探偵はNTTのタウンページに頼らざるを得なかった。何しろ閉鎖的な業界の宣伝広告だから何でもアリ。とはいかなかった。探偵事務所は代理店のいうまま「電話帳」(職業別)に大小さまざまな広告を打って、ただひたすら事務所の電話が鳴るのを待つ日々だった。バブルがはじけた平成5.6年頃だったか僕の事務所もそういう営業の談話に勧誘されてダメ元で自社のホームページなるものを作ってみた。確か、100万円以上かかったと思う。結果は0 しかし、昨今、ネットの広告で凌いでいる事務所が多いと聞く。僕もそうだが、何か調べたいと思ったらパソコンか携帯を開く。そんな感じで探偵事務所を選ぶのは危険じゃあないか。と思うが、僕の考えは間違っているのかな。

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9月 04

探偵日記 09月04日月曜日 小雨

9月最初の月曜日。小雨の中、9時過ぎに家を出る。10時前事務所着。
土曜日、東京女子医大病院の呼吸器内科で診察を受けた。2ケ月間、夏風邪だと思い薬局の薬やクリニックから貰う風の薬でしのいできたが、診察の結果、「喘息」の初期症状のようだった。まあ、最初は風邪だったのだろう。僕のようにアレルギーを持っているものはなりやすいらしい。考えてみれば、僕の姉は酷いアレルギーで蕎麦を食べると死に至る。お互いに山口県のうどんで育った僕たちは東京に来て初めて蕎麦を口にした。僕は何でもなく今は1日一食は蕎麦であることが多いが、姉は新婚旅行で伊勢志摩に行き、一泊目の旅館で出されたそば饅頭を食べて救急車を呼ぶ騒ぎになった。以来、蕎麦は一切口にしなかったのだが、或る日、ランチに冷麺を食べて死にはぐった。なんでも、器の底に微量のそば粉が付着していたらしい。医者曰く「貴女の場合うっかりじゃあすみませんよ」との由。その姉は喘息もひどく、二男もまた重症だった。父親も寒くなると足にじんましんが出来るなど家系的なものらしい。というわけで、痛風、糖尿、高血圧、鼻炎、に加えてまた一つ「喘息」が加わった。あ、もう一つ忘れてた、(無類の女好き)これもどうしょうもない大きな病気である。

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9月 01

探偵日記 09月01日金曜日 曇り

09時に狸穴のホテルオークラで依頼人と面談の予定があり、早めの朝食を済ませ08時ちょうどに家を出る。昨日友人の歯科医と話をして、僕の症状は喘息ではないかと言われる。今までそんな兆候もなかったのに、この年になって急に?と聞くと、「元々アレルギーのある人は可能性がある」らしい。まあ、明日大学病院の呼吸内科で検査してもらうのではっきりするだろう。たんなる一過性の気管支炎だといいけど、と思う。今の我が家は賑やかだ。僕と、女房と、タイちゃんがそろってげふげふし、りぼんがまるで(うるさいわね~)とばかりに啼く。タイちゃんがもうすぐ16歳、りぼん23歳、僕73歳、女房71歳。まさに高齢一家である。
したがって、声が出ないので最近は歌も唄わない。それでも昨夜ちょこっと寄ってみた。案の定、高い音は苦しい。それでもみんな聞き惚れる。商売を間違ったか・・・

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8月 29

探偵日記 08月29日火曜日 晴れ

予報では今日からまた暑くなる。ということだったが、朝家を出た時、(涼しい)と感じた。
今日は13時に来客があるのでキチンとスーツを着て、ネクタイもご依頼人からプレゼントされた(ボッテガ)を絞める。鏡に映った自分を見て納得する。
本日の打ち合わせの内容は、新たに始める「探偵」のサイトの立ち上げについて。きっと面白いものが出来ると思う。

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8月 28

探偵日記 08月28日月曜日 晴れ

8月最後の週、随分凌ぎやすくなった。朝食の後、耳鼻咽喉科へ。診察を受けて、女子医大への紹介状を書いてもらう。まだ喉の奥は赤いらしく唾液の量も少し多いとか、それでも随分良くなったように感じる。ただ、朝夕急に咳き込み呼吸困難に陥るし、直後は声が出なくなる。多分加齢によるもので、気管が細くなっているのだと思うが、他の病気があれば嫌なので、呼吸器内科で検査してもらうつもりである。

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8月 25

探偵日記 08月25日金曜日 晴れ

メチャクチャ暑い。クーラーがあんまり好きじゃあない僕は、朝食を終えて早々に支度をして事務所へ。明日の報告書を作って相談役とランチへ。弊社の相談役は、元警視庁の警視。2課で長年サンズイ(汚職や詐欺)を担当していた。もう40年近いお付き合いである。
昨夜、横浜に住んでいる友人と晩ごはんを食べた。僕より3歳年上。数年前患って、今は週3回透析を受ける生活。当然職も失った。すると、まるでその時を待っていたように妻から離婚を言い出された。さすがに、昭和ひとけた時代の男。(ああそうかい分かった)と二つ返事で応じ丸裸で家を出た。ところが日本はいい国だ。透析患者は1級の障害者に認定され、日々の生活の心配も無くなった。(毎日何してるの)と聞くと、「テレビを見てる」と言う。(ご飯は)と聞くと、「コンビニ弁当」とか。病気になった途端追い出す妻も妻だが、友人もそれなりの理由は分かっているようで、さほど恨みに思っている気配はない。じゃあ、僕がそうなったらどうするか?勿論彼と同様の対応をするだろうが、(朝ごはん)が心配である。配偶者=朝ごはん。というのも失礼な話だが、僕らの年代の男はめったに泣き言は言わない。(嘘)多分泣く。

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8月 21

探偵日記 08月21日月曜日 曇り時々晴れ

今日は本当の月曜日、空模様はまだ大気が不安定とかで、今は晴れているけど安心はできない。
昨日は恒例のゴルフコンペ「サンサン会」欠席が多く3組で開催した。僕は相変わらず体調不良で、体に力が入らず肝心のアプローチとパットに苦しんだ。結局、優勝者とネットで10打差が付き3位。パーティ後、ステージもお休みして帰宅。
今朝は比較的体調も良く咳も出ない。治ったのかな?と思ったが、シャワーする時になって激しく咽て一時呼吸困難に陥った。あと数日クリニックでもらった薬を飲んで変化が無いようなら大学病院の呼吸器内科に行くつもりである。仕事も抱えている案件が全て膠着状態でやることなすことが上手くいかない。僕の運気が低迷しているのだろう。厄払いでもしてもらうか。

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8月 17

探偵日記 08月17日木曜日 曇り

何だか月曜日のような気がする。久しぶりの事務所。体調も悪く愚図ぐずしたあげく、やっと決心して、11日帰郷の途に着いた。勿論指定も買っておらず、11時頃の(のぞみ)で、何台かやりすごせば自由席に乗れるだろう。と、安易に考えて東京駅に行って言葉を失う。駅構内はまさに立錐の余地もなく、牛歩で東海道新幹線の改札に到着。改札内のエスカレーター(故障かな)と思ったら否、そこが自由席を待つ人たちの列の末尾で動かない。というわけで、小倉まで、朝のラッシュ状態で飲まず食わずで5時間立ちっぱなし。
下関で同級生のN君にピックアップしてもらい、市内で夕飯を食べ30キロ離れた我が家に着く。玄関に鹿がいて、車のライトに驚いて雑木林の中に逃げ込む。過日、ウリ坊もいた。シャワーをして就寝。
翌朝、まだ涼しいうちにとお墓の掃除に行く。最近できたコンビニで軽く朝食を済ませ、帰りにまた立ち寄ってお昼を買って帰宅。往復6200歩。またシャワーして、テレビで高校野球観戦。16時、先に逝った後輩二人の家にお線香をあげに行き、17時半、同じく後輩のK君の家で同級生のN君を待って、7~8キロ離れたところにある焼肉店に行き夕飯。20時、帰宅。
翌13日、朝6時過ぎにN君の車でゴルフ場へ。同級生や地元の懐かしい人たちとのコンペを楽しむ。同級生のH君が優勝、僕は2位。パーティの後、N君に新下関まで送ってもらい新大阪行きの列車に乗る。広島で、同駅発ののぞみに乗り換えやっと座れた。19時半、ホテルに入る。久しぶりに心斎橋辺りに行って。と思ったが気が変わり、ホテルの中で、高いばかりでちっとも美味しくない食事をして就寝。
14日、バイキングの朝食をすませ、天王寺から新宮行の特急くろしおで紀伊勝浦へ。勿論立ったまま。内偵調査を行って、17時11分発の特急に乗る。名古屋を経由して東京へ。咳止めの薬を飲んでベッドの明かりを消したのがちょうど0時。この4日間、合計24時間近く電車に乗った計算になる。

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8月 09

探偵日記 08月09日水曜日 晴れ

朝8時、朝食の時、NHKの天気予報を聞いているともう30度あるという。僕の平熱が35,4度くらいだから今日は体温を越える高温になりそうだ。こんな日は仕事なんかせず、冷房の効いた雀荘でポンチーと言っているに限る。なんて考えていたら事務所から電話があり、「〇×先生の紹介っていう人から電話がありました。」との由。そういえば数日前、弁護士事務所からそんなことを言ってたな。と思いだし、早速事務所で教えてくれた携帯に電話をする。その結果、15時に銀座の喫茶店で会う約束が出来た。僕は何とか13時ころにしたいと思っていたが、先方は少しづつ遅らせて15時ということになった。これで本日の中国語講座は欠席。

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8月 08

探偵日記 08月08日火曜日 晴れ

台風一過、爽やかな朝だった。11時、依頼人と会うため築地まで行く。何時もの喫茶店でご夫婦と面談。ご主人は近い将来文化功労者として国に褒章されるほどの人である。敬意を抱いて言葉遣いに気をつけながら会話を進める。
12時30分、事務所に戻る。待ち人来たらず。大事な電話を待っているのだが待つのは長い。「探偵」は待つのが仕事だが、僕はあんまり気の長いほうではない。
病状は少しづつ快方に向かっているように感じられる。朝起きた時や就寝時、また、どうかすると酷く咳き込むがずいぶん楽になった。

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8月 07

探偵日記 08月07日月曜日 晴れ

嵐の前の静寂。というか、束の間の晴れ間というか、今日は朝早くから30度近く、家を出るころにはもううだるような暑さだった。相変わらず咳き込むし熱っぽい。「事務所も出て来なくていいよ」と言ってくれるが、貧乏性の僕は家でじっとしてられない。10時過ぎ支度をして駅え。風邪というより気管支炎に近い状態で、急に咳込んで、その直後は声が出なくなる。数日後に帰郷の予定だが大丈夫かなと心配になる。墓参りもしなければならないし、幼友達の顔も見たい。ついこの間も一人亡くなり、会えるときに会っておきたい。とも思う。それにつけても(ふるさとがもう少し近かったら)と思うこの頃である。

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8月 04

探偵日記 08月04日金曜日 曇り

やけにのろい台風で、途中スライスして日本の方に向かっているとか、そのせいですっきりとした天気にならず時々雨も降ったりする。13日、山口の郷里で同級生らとのゴルフコンペがある。去年は豪雨のため2ホール目ぐらいであがった。ゴルフを終え、大阪に仕事のため向うも強風の影響で、3時間ぐらい山口県内で立ち往生した。ことしはそんなことにならなければいいが。と思う。
今日は、地下鉄丸ノ内線の「本郷三丁目」駅で依頼人と落ち合い弁護士事務所に行った。事務所で行った不倫調査のアフターだ。僕だったら決して悩まないことだが、真面目な人は思い切り悩み考えるようで、改めて勉強させられた。(そんなに素行の悪い女房なんか叩き出してやればいいじゃん)と考えるのが僕だが、普通の人は、それでも最大限の努力をして家庭を守ろうとする。しかし、馬鹿な女はそんな夫を(うっとおしい)と思うようだ。では、何時に帰ろうが、男から意味深なレターが来ようが、決して嫌みもお言わず、にっこり笑って(お帰り、お疲れ様)と言ってやれば満足するのか。否、馬鹿な女はますます図に乗る。但し、僕の経験では(笑)

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8月 02

探偵日記 08月02日水曜日 曇り

売薬から耳鼻咽喉科の薬に変えて2クール経過するが回復の兆しは無い。それほど悪化したとも思えないが、まだ激しく咳き込むと血痰がでるし治癒に向かっているとも思えない。夏風邪がこんなに厄介なのかとつくづく思う。73歳になって、病気を跳ね返す体力も気力も薄れているのだろうか。
探偵は色んな案件を扱うが、素行調査の場合、必ず大きな山場がある。不倫関係にあると思われるカップルが日々接触するのだがホテルに行くなどの決定的な場面が掴めない。契約の仕方も色々あって、50万円とか100万円というふうにネットで決められることもあれば、1日、1時間いくら。というように実際に稼働した状況で計算できる場合もある。では、後者の場合、調査を開始して1日で(動かぬ証拠)が掴めたらどうなるのか、僕の事務所の「報酬規定」どおりに計算すると、1日の基本料金プラス時間料金で、仮に、10時間ほど要したら、1時間15,000円だから200,000円プラス実費及び消費税ということになる。そうではなくて、一定の報酬額で決めた場合、仮に、100万円に設定しても長期間の調査になれば、1日数万円の報酬に終わってしまう。
僕はプロである。したがって、依頼人と面談して、マルヒが間違いなく不倫してることや、(このくらいの間隔で会うだろう)などの状況は把握できる。ところが、なかなかそのような場面を把握できない。否、その日に限って失尾(まかれること)しているのだ。これがいわゆる「山」で、一旦しくじると後が大変なのである。「反対車線でタクシーを拾われてしまって」と、調査員は言い訳をする。まあ、どうしても追えない状況もあるだろう。現場をよく知っている僕はそんなとき怒れない。
Uターンするために、一人の調査員が路上に寝そべったりした。遠い昔の意欲溢れる探偵の下らない自慢話である。

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8月 01

探偵日記 08月01日火曜日 曇り

今朝起きて携帯を見ると「アップデートが完了しました」という表示があり、パスワードを入力せよ。という指示が来た。早速、娘がこしらえてくれたものを入力するが「間違ってます」という冷たい返事。以後、電話もメールも一切できず、11時、店の開くのを待ってドコモへ駆け込む。1時間数十分後やっと正常に使えるようになった。この間、メールが6本入っていた。ドコモでも右往左往して、結局アップルにいろいろ聞いて操作した挙句、(あれをしろこれをしろ)と言われて、指示に従ったつもりが間違って、先方のため息が聞こえそうな状況だった。係の女の子曰く「アップルは何かと難しいんですよ」と。やや非難めいた口調で言う。僕は良く分からないが純国産が良いのか。いずれにしても利便と不便は背中合わせである。

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7月 31

探偵日記 07月31日月曜日 晴れ

朝から暑い日だ。今日の東京は34度まで上がるとか、まあ夏だから仕方ない。
今日で7月も終わり。まったくいいとこなしの月だった。否、むしろ悪いことばかりといい変えよう。特に体調は最悪ですでに2週間以上気管を患っている。したがって、歌う気にもならず晩御飯が済めば真っ直ぐ帰宅。こうしてだんだん老人の境地に入ってしまうのか。

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7月 28

探偵日記 07月28日金曜日 曇り

今日も朝一番でクリニックへ。もう10日以上経過するが一向に回復しない。今年の夏風邪はしつこいいらしい。ただ、くしゃみと鼻水、咳だけで、体調全体はさほど悪化していないし、食欲もある。気分的に(飲みたくない、歌いたくない)のであって、要するに(病は気から)なのだ。
こうして事務所でぼんやりしていると、脈絡なく変なことを思い出す。数年前、やはり法律事務所を介して受件した案件だったが、依頼人の男性は体育会系のマッチョ。年齢は45歳ぐらいだろうか。交際している女性を調べてくれ。というものだった。何時も言うように僕は男性の意依頼人はあまり好きではない。(ただ最近はそうでもないが)聞いてみると2年ぐらい同棲し、妻との離婚話もやとけりがつき、さあ晴れて正式に夫婦になろうと思った矢先、バイバイされたらしい。その女性にとって、2年間は長かったようで、依頼人の「必ず離婚して君と一緒になる」という言葉が信じられなくなっていたようだ。
女性はアパートを出た後、実家に戻っていたのだが、お百度を踏んで説得しても「嫌だ」の一点張り。そこで、依頼人が考えたのは(他にいい人が出来たんじゃあないか)というもの。僕もまあそんなところかな。と思って調査を開始したが、予想通りいたいたいい人が。但し、男じゃあなくて××だった。僕は心から同情した。

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7月 26

探偵日記 07月26日水曜日 雨

数日ぶりに事務所に出た。もう10日以上夏風邪に苦しんでいる。寝込むほどではないが、それが回復を遅らせている大きな原因だと思う。そこで、土曜日から翌々月曜日の朝まで、計36時間、食事の時以外横になったままでいたが変化なし。たまらずにその朝、阿佐ヶ谷の耳鼻咽喉科に行き薬を貰い律儀に服用しているが一向に良くならない。それどころか、その日の夜は38度の熱が出て(なんで?)と思った。平熱が35度前後と低い僕にとって初めてといって良いぐらいの現象だった。家族は「年齢のせいよ」と言うが、まあ多分そうなのだろう。しかし、休んでも、きちんと薬を飲んでも治らないってどういうことだろう?

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7月 20

人のバイオリズムが狂う、或いは下がる。と、何をやっても上手くいかない。それは色んなことに通じるものだと思う。例えば、プロ野球の試合でも、何でもないゴロを内野手がトンネルしたことで、ピッチャーのリズムが狂い、それまでのピッチングが嘘のように打たれまくったり、しかし、これといって原因は分からないが何となくマイナス方向に堕落してしまうこともある。そんな時は、外出もせず家でじっとしているのが一番だが、「探偵」はそうもいかない。
2か月前、弁護士事務所を介して或る案件を引き受けた。依頼人から説明を受け、僕は安易に解釈し、瞬時に以降の調査の進め方まで決まった。ところが、いざ着手してみると大きな壁に突き当たり、以来、遅々として進まない。そうすると、悪影響なのか、別の案件も次々と頓挫しはじめハチャメチャになった。いきおいこちとらの機嫌も悪くなる。別件で、「マルヒをレストランで捕捉しました」家を出て、あっという間に失尾したが近くの店で見つけました。という報告だ。それはそれで、(ああ、よかったな)ということになったが、その後がいけない。「レストランをいつ出たか分かりません」という報告。日ごろ、調査員を怒らない僕も切れた。(馬鹿野郎、そんな間抜けな報告をしてくるんじゃあねえ)と、怒鳴ったら数日後、その調査員が「今月で辞めさせて頂きます」といってきた。その調査員は1年ほどいるが、これから。という矢先、「短気は損気。」昔の人はいいことを言う。

探偵日記

7月 18

探偵日記 07月18日火曜日 晴れ

日曜日のコンペ、また1打差で泣いた。午前のOUTくだらないミスを犯し(ああ、今日もダメか)と思っていたが、INに入り何となく調子が出た。17番ホールを終えてみんなのスコアを見るとトップに躍り出ている。最終18番ホールはロング。パーで41、ボギーでも優勝である。まず最初のドライバー、ナイスショット。次、ちょっとミスったが3打目でグリーン近くに。サンドウエッジで乗せて2パットでOK。まあ、それでもピタリと乗せて有終の美を。と思い気分を出して柔らかく打ったら、ちょい足りずでバンカーへ。結局Wボギーで43。1,2位が同ネットで僕は3位。競馬もハズレ。毎回同じ結果に甘んじるのはバカとしかいいようがない。阿佐ヶ谷でパーティが終わり、がっくりして二次会にも行かず帰宅する。
昨日は、千葉県市原市まで車で行き、その後、中央高速で日野まで行った。いずれも仕事。12時間運転をして、これといった成果も上がらず、疲れ果てて寝る。はからずも休肝日となった。

探偵日記

7月 15

探偵日記 07月15日土曜日 晴れ

10時過ぎクリニックに行く。その後の予定まで少々時間が空いたので事務所へ。地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅を降りて、信号を渡ってすぐ前の事務所まで1分歩いただけで汗が止まらない。明日のゴルフ、死人が出るかもしれない。ちょうど午後のスタートの時間だ。こうなってくると本来レジャーであるはずのゴルフも「修行」となる。汗が入った眼は霞み、ぬるぬるになったグリップは球を曲げる。しかし、賞金を稼がなければ可愛い犬や猫に餌だってあげられない。だから、顔で笑って内心歯を食いしばり1打1打に精魂を傾ける。なにしろ、明日の大会の優勝賞金は7,000万円である。

探偵日記

7月 14

探偵日記 07月14日金曜日 晴れ

今日は大気が不安定で、午後には雷雨の可能性もあるという。10時半、目黒で弁護士と待ち合わせのため9時過ぎに家を出る。途中、弁護士から「依頼人の社長の都合で午後にしてくれ」との電話があり、急遽事務所へ。このように予定が変わる件は依頼に結びつかないことが多い。まあ、あてにせず待っていよう。
今日も暑い。立っているだけで汗が噴き出す感じだ。

探偵日記

7月 13

探偵日記 07月13日木曜日 晴れ

良く晴れて暑い。とても梅雨の季節とは思えないほど晴天が続く。昨日のコンペも「暑い」ことさえ我慢すれば絶好のゴルフ日和といえよう。メンバーの一人は今日もプレーしているが3日連続だとか。しかし世の中もっとすごい人がいて、40代の女性だが6月末で120回コースに出ているという。資産家で仕事もせずゴルフ三昧の人生らしい。(美人か?)と聞くとアメリカのお母さん(マ~マァ)と言う。最近の彼女はいろんなアマチュアの大会に出ているようだ。
僕の今度の予定は16日の日曜日、栃木県小山市のひととのやCC。今のところ曇りの予報だが雷が怖い。否、もっと怖いことがある。なんだろ~

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7月 11

探偵日記 07月11日火曜日 晴れ

朝、食事の後、2か月に1度の定期検診に出かける。阿佐ヶ谷駅前のTクリニック。6月10日にも半日ドックに行っているので大した変化はないはずだが、薬を貰う関係で義務付けらえている。待合室は男女のお年寄りで満杯。医者が儲かるはずだ。
このところ真夏日が続き、暑さに強い僕も、さすがにへたっている。まあ、元気が無いのはほかに大きな原因があるのだが、それでも明日はコンペがあって参加する。隔月第二水曜日に行う「二水会」コースは埼玉県毛呂山のエーデルワイス。戦略性に富んだ僕の好きなコースの一つだ。それと、優勝賞金が8000万円。暑い寒いなんて言ってられない。

探偵日記

7月 04

探偵日記 07月04日火曜日 曇り

昨日久しぶりに新しい仕事が入った。日々厄介な案件で手こずっているので気分転換になるだろう。
依頼人は下落合の資産家の息子。マルヒは勿論「妻」47歳の美人。もう3年ほど前から何となく怪しく思っていたとか。某月の某日とうとう外泊に及んだので、堪忍袋の緒が切れて殴ったらしい。今どきの主婦はそんなことでひるんだりしない。すぐに110番して自身は家出。結局1か月ほどで帰っては来たが、その間、それとなく周辺を調べてみると出るわ出るわ。日記に相手男性を想う言葉が羅列してあるかと思えば、男性からのラブレターまで挿んであった。
下世話なことを書いて申し訳ないが、「四十し盛り」というように、この年齢の、しかも子を産んだことのある人妻が夫以外の男性と出来ちゃうと収まらない。但し、勿論そうでない女性のほうが圧倒的に多いが、マルヒは元歌舞伎町のホステス。男女関係に対する倫理観はややゆるい。

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7月 03

探偵日記 07月03日月曜日 晴れ

明日からは雨の予報で、しかも台風の影響もあってかなりの雨量になるという。あ~あ、嫌だイヤダ。
昨日のゴルフは「栃木県で雷の予報」だったが、雨も降らなかった。ただ、かなりの暑さで木陰を選んで歩いた。27歳と30歳若い二人と回ったがまだやりはじめで走り回っていた。40年前は僕もそうだったと、懐かしく思い出す。夜、サンサン会の存続をテーマに集会を開く。その後、お定まりのカラオケスナックへ。
今日は7月最初の事務所。いいことあるかな~とはかない期待を抱きながら出勤。
関西方面に結婚調査で出張していた調査員が一生懸命報告書を書いている。ただ、最近は何かと制約があって内偵(聞き込み)もスムーズにいかない。だから情報不足で報告書の作成も難儀する。本件は(かなり年上の女性を好きになり結婚を希望する息子の相手)が対象である。息子を納得させるほどのものが出るかどうか。調査結果はノーだった。美人で周囲の評判も悪くない。どうする?

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6月 30

探偵日記 06月30日金曜日 雨

朝から雨。からっ梅雨といわれるが少しは降ってくれないと季節感が狂ってしまう。しかし、ゴルフを予定している今度の日曜日は晴れて欲しい。今日は6月の末、ちょうど半年が過ぎたことになる。それなりの成果はあったのか?否だ。(笛吹けど踊らず)ではないが、調査員らの報告はすっきりしないものばかり。調査の視点が悪いような気がする。まあ、こんなこともあるとは思うがマルヒの仕組んだ完全犯罪を解明しようというのではない。何かちょっとした見落としがあるのだろう。今月の業績を顧みると、ケ・セラ・セラなんて言っていられない。
今夜は顧問先の社長と銀座の高級割烹で会食の予定、その後はお定まりのクラブへ。今日の銀座は賑やかになるだろうと思う。何故ならば、大手企業の株主総会が終了する。幹部たちはやれやれといったところで羽を伸ばすかもしれない。意気消沈してそんな気持ちにもなれない人も居るだろうけど。

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6月 29

探偵日記 06月29日木曜日 曇り

今朝、10日に行った半日ドックの結果を読んだ。肝機能、中性脂肪がペケ、その他は概ね基準値を下回って正常とのこと。ただ、心電図で異常が見られたとか、相変わらず膵臓に所見あり、などとなっていたが検査したクリニックがクリニックだけに全幅の信頼?は出来ない。何しろ、そこで「貴方は立派な糖尿病です」と宣言された僕のヘモグロビンの数値は6。6,4が境界というからまったく正常値である。友人の経験談。「手がピリピリ痛いので診察してもらったら帯状疱疹と言われ薬を処方された。それでも治らないので他の病院に行ったら、首の古傷のせいと言われ、2~3日薬を飲んだら良くなった」医師は点数稼ぎに薬を山のように出す。まったく何を考えているのか?関係するたびにそう思ってしまう。

探偵日記

6月 28

探偵日記 06月28日水曜日 雨

昨日、長年可愛がっていただいた社長の訃報を聞いた。1か月ほど前、暫く連絡を頂かないので、会社にご機嫌伺いの電話を入れたら、「静養中」とのことだった。早速お見舞いに。と思ったが、社員曰く「お見舞いいただいても対応できないので」と断られ、おおよその状況を推察した。伊勢丹からお見舞いの品を送り、ついでに、何度かお目にかかったことのあるお嬢様にお手紙を添えた。お嬢様のお話では、その数日後息を引きとったらしい。もう86~7歳だと思うがお元気な方だったのでショックである。昭和の終いか平成の初めごろ、小社の広告を見たという社長から「娘の結婚相手の調査をしてくれ」との電話があり、僕が飛んで行って受件したのが始まりで、以来30年にわたって親しくさせていただいた。勿論この間、何度かご依頼を頂いたが、むしろ個人的に交わった。毎週のようにランチの誘いがあり、僕もお返しに銀座にお誘いしたりした。資産家でなに不自由のない人だったが、人知れないお悩みもあったようで、極めてプライベートな相談もされた。年齢こそ違うが、気の許せる「最後の友」だったのではないかと自負する。ダンスがお好きで、カラオケも裕次郎を好んで歌っていた。身長があり、なかなかのイケメンだった。もうあの渋い声を聞けないかと思うと淋しい限りである。お嬢様は、「生前の父の希望で家族葬にしました。ただ今度納骨の際、ごく親しい人をお招きしてお別れ会を催したい。ついては、何時も父が探偵さん探偵さんと言っていた福田さんにも来ていただきたい」との由。家で僕のことが話題に上ることが多かったらしい。心よりご冥福を祈りたい。(合掌)

探偵日記

6月 27

探偵日記 06月27日火曜日 曇り

朝夕一時的に雨が降るそうだが、僕が家を出た時は大丈夫だった。独身の僕(ウソ)は出かける途中クリーニング屋さんに寄って、ズボン、Yシャツ、ベストなどを出して駅へ。クリーニング屋の主やその他の人たちは(可哀そうにあの年になって独り者か)と憐れんでくれているだろう。そんな妄想をしながら事務所へ。
昨日「総会屋」について書いたので、その続き。その後、商法改正で彼らの活躍する場所が狭まったが、当時は少し小才の効いたヤクザや右翼、そして興信所の調査員や探偵も競って仲間入りし、中には大物と言われ一世を風靡した者もいた。昨日書いた僕の先輩が師事したS氏も超のつく大物だった。総会屋とは、上場企業の株主に与えられた権利を行使し、その企業に物申す人のことを言い、彼らは、極端に言うと、その会社の株式1株を得て晴れて株主となり、色んないちゃもんをつけて「賛助金」と称す金員を受けるわけだが、例えば、ある企業の人事で、部長職の人を取締役に抜擢しようとして、とりあえず取締役会で決定。次に、株主総会で認証してもらう運びとなるわけだが、ここで総会屋さんの出番となる。仮に、その部長さんが銀座のホステスに入れ揚げていたとする。そんな噂を聞きこんだ総会屋さんが、株主総会の場で「異議あり」と叫んで、その部長の資質を問いただしたら折角の昇進も水の泡になってしまう。
したがって、前もって会社の総務課辺りにそれとなく匂わせておく。すると会社側は大慌てでもみ消そうとする。派閥人事がとん挫すればその派閥の首領は困るし、そんなことで総会が長引けば議長(代表取締役が成ることが一般的)の手腕に汚点が付く。とにかく、総ての議題に対し「賛成」とか「異議なし」の声に包まれて速やかに終わらなければならないのだ。シャンシャン総会。を実現するべく、僕も、先輩に日当を貰い、ただ拍手するだけの総会に何度か参加した。古き良き?時代だった。

探偵日記

6月 26

探偵日記 06月26日月曜日 曇り時々雨

6時半起床。7時に朝ごはんを食べて、8時前に家を出る。四谷からタクシーで待ち合わせのホテルオークラへ。地方から上京中のご依頼人と面談し、10時に事務所に戻る。ランチは週刊誌の記者とする予定。今週は企業の決算総会が相次ぐ。さぞかし東芝は荒れるだろう。「総会屋」がなりをひそめてずいぶん経つ。笑い話だが僕が調査の世界に入ってまだ間の無いころ、調査で某大手企業が入るビルに行った時のこと。入り口にずいぶん人が並んでいるな。と訝しく思いながら入ると、社員らしき男が、「あ、こっちこっち名刺は?ハイこれにサインして」と言うので、何が何だかわからないままに言われるとおりにすると、5,000円くれる。なんだろう?と思ったが、当時の5,000円は、ランチを食べて、夜にはキャバレーにだって行けるぐらいのもので、僕の住むアパートの家賃が月7,500円だった。帰社して先輩にそのことを話すと「お前、総会屋に間違われたんだよ」と言う。それも、その他大勢の部類の、いわゆる駆け出しのチンピラ総会屋と見られたらしい。その頃、興信所の調査員から総会屋に転向した先輩がいて、彼にもそのことを言うと「福ちゃん、調査員なんかよして総会屋になれよ」と勧める。聞いてみると、彼もまだなり立てだが、当時の大物総会屋Sの配下となったおかげで、黙っていても年間3,000万円程度の収入になるという。当時、上場企業は1,000社ぐらいだったように記憶するが、それらの会社から毎月定額の振り込みがあるらしい。経済観念に乏しい僕は、へ~。思ったが特に魅力には思わなかった。
数年後、或る筋から、僕が警視庁の総会屋の名簿に載っていることを知らされた。それによると、勿論最下位のランクではあるが(温厚、但し、調査能力あり)と書かれてあったという。あの日訳がわかっらず貰った5,000円のせいである。

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6月 24

探偵日記 06月24日土曜日 晴れ

金曜日、予定外だったが友人に誘われてゴルフになった。コースは何時もの「ひととのやCC」友人二人は上手い噂をを聞いていた。そのうちの一人は慶應のゴルフ部出身とか。少々緊張した最初のハーフは42で回りバーディを二つとったもう一人の友人がダントツ。全体ではちょっぴり勝った。スタートが早かったので10時前にランチとなってビールを飲んだのがいけなかったのか、最初のロングでいきなりOB短いパットもはずして何と9 それでも気を取り直して何とか40台で回ったが、慶應のゴルフ部が本領を発揮。僕が少しマイナスで、もう一人の若い人の一人負けで1日を終えた。
東京に戻って床屋さんに行き、依頼人との待ち合わせまで2時間少々あったので雀荘に行く。21時、依頼人と別れ帰宅。寿司屋でちょとつまみ、カラオケスナックへ。結局この日は21時間起きていたことになった。
今日も予定があり、10時に事務所へ。ああしんど。

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6月 21

探偵日記 06月21日水曜日 雨

梅雨だからしょうがない。今朝から僕の一番嫌いな雨が降っている。正午から夕刻にかけて「道路が川のようになるくらい降る」と、NHKの予報士が言っていた。子供の頃は、養母が、こんな日は「今日は休めどうせ嫌々行ったって頭に入りゃあせん」と言った。生来怠け者の僕は、それでも、(そんなんでいいのかな~)と考えるふりをして、ぐずぐずしながら結局休み、養母と花札をして遊んだ。いっとき花札に興じ、それにあきたら次は読書。僕的には、当時子供らが欲しがった「冒険王」などの漫画が見たかったのだが、買ってもらえず、仕方なく養母と同じ「読切小説」とかいう本で、大菩薩峠などの時代小説を読んで過ごした。本好きは73歳の今も変わらず、2~3日に文庫を1冊読む。
大人になってからは趣味も様変わりして、麻雀、ゴルフ、クラブ活動、カラオケ、読書、小旅行、となり、歌舞伎町を徘徊する毎日である。

探偵日記

6月 20

探偵日記 06月20日火曜日 晴れ

一昨日の「サンサン会」当月優勝は成らず、総合優勝に止どまった。例によって、午前中は誘眠剤の影響か、やることなすこと上手くいかず、ハーフ終わったところでもう目は無くなった。しかし、彼らが優勝すると僅差で僕が2位に落ちてしまう。その3人と一緒に回っているから複雑だ。中に一人、彼が準優勝でもまずい。ところが、その人は早々に脱落。あとの2人は健闘している。但し、上位は無関係な2人。午後、僕はいきなりバーディ。途中つまらないミスをしたがあわや30台を出そうな勢い。しかし、仮に39で上がってもハンデが厳しく上位にはいかない。次は(にぎり)が気になる。終わってみたら、またも(ああ、あの1打が)と悔いの残るゴルフになった。

昨日月曜日、千葉県大多喜町に行った。江戸初期、本多忠勝の居城「大多喜城」の残る町である。仕事の関係で古い友人を訪問し、旧交を温めた。僕より4~5歳年上だがいたって元気で記憶もしっかりしていた。当時の仲間の話に花が咲き、あっという間に帰る時間となった。息も帰りもバスで、東京駅から一直線。片道1時間20分少々で往復できた。

探偵日記

6月 16

今日はお昼ぐらいまでゆっくりしよう。と思って、朝ごはん食べた後、ベッドで本を読んでいたら、前触れも無く見張り番が部屋に入ってきた。そして、「ねえ貴方、高子が調子悪くて休むって言うのよ。誰か事務所に来るかしら」と言う。調査員らはは朝早くから現場で張り込んでいる。(君は?)と聞くと、「私も休みたいのよ」だって。もう一人の女性も病気がちであてにならない。しゃあねえな。というわけで早々にしくをして事務所に来た。要するに、「くノ一」3人がダウンしたわけだ。信じられな~い。何時も言うが、僕は風邪を引いたりお腹が痛くなったりして仕事を休んだことは一度も無い。73歳になる今日まで最低限の健康体は維持している。先日、杉並区の定期検診で半日ドックで検査してもらった。まだ結果は届いていないが多分何もないだろう。但し、決して過信しているわけではない。それなりに十分用心して生きているつもりである。
昨日故郷の友人から電話があり、2歳下の幼友達が亡くなったという。僕らの家は海岸までピッチングの距離。子供の頃はふりチンで走り回って遊んだ仲である。「連絡行きませんでしたか?」と言われたが、知っていたら駆けつけたであろう。癌で入退院を繰り返した後のことだった。さらにその友人が「淋しい葬式でした」と言った。最近は田舎でも「家族葬」なのか。数少ない親族と同級生数人が来たらしい。ひょうきんな男で、下関の工業高校を卒業し、東京の日本無線に入った。その2年前に上京していた僕や、電話をかけてきた友人らと付き合いは継続し、結婚式にも出席した。しかし、結婚するとすぐに山口にUターンし小商人となり、町議選に出て当選するなど完全に根を下ろしたようだった。略奪されたような形で片田舎に連れて来られた細君はこれからどうするんだろう。まあ、子どもたちはそれぞれ自立しているようなので思い残すことは無かったかもしれないが、まだ元気で歌舞伎町をウロウロしている僕に比べれば、いかにも早すぎる死である。(合掌)

探偵日記

6月 14

探偵日記 06月14日水曜日 曇り

今朝は3時半にタイちゃんに起こされる。早く寝たので苦にならず散歩に出た。霧雨の中、高架下へ。途中、リードのかけかたが
不自然なので、いったん外した途端逃げ出そうとした。彼が若いころなら逃走されていただろう。しっかり抱き留めてかけようとするが激しく抵抗する。家にいるときは寝てばかりの老人。じゃあなくて老犬のくせに、リードを足に入れようとすると噛みつく有様。何とか正常にかけて散歩を終え帰宅する。
今朝は早く事務所に着いた。さすがに9時台の電車はメチャクチャ混んでいる。いざ乗ろうとしたら全く入り込む隙間もない。特に、100キロはあろうかと思われる女性が立ちはだかって、僕の乗車を阻む。それでも、足を片方だけ入れられる隙間を見つけようやく乗る事が出来た。乗ってみると中間は空いている。何時も思うが、どうしてみんな乗った途端動かなくなるのだろうか。

探偵日記

6月 13

探偵日記 06月13日火曜日 曇り時々雨

昨日また失敗してしまった。午後2時、ご依頼人と待ち合わせして面談中携帯が鳴った。明日午後2時に約束した人だ。依頼人に断わって出ると「あのう、お待ちしているんですが」と言う。僕は(ええ了解です。明日の2時ですよね)と言うと、「いいえ今日のお約束なんですが」と言われ驚いた。今目の前にいる依頼人は先約である。Wブッキングしたのか。勿論すぐに謝罪して、(今、打ち合わせ中なので終わり次第ご連絡いたします)と言って電話を切った。1時間ほどで面談が終わり件の人に電話をかける。向こうは向こうで、仕事中に電話をしたことを詫びるが、悪いのは僕のほうの可能性が高い。しかし、手帳を見てもその人との約束は明13日になっている。73歳の僕よりうんと若い先方が間違うはずはない。丁重に詫びて、今日の2時に訪問する約束が出来て危機は回避できた。
最近加齢によるミスが多い。日曜日のゴルフに行く途中、横着をして運転しながら缶コーヒーを飲んだ。カーブを曲がるとき手元が滑って、ズボンの上に大半をぶちまけてしまった。僕は最近ゴルフの時は真っ白なズボンと決めている。普段でも白いズボンにジャケットという組み合わせが好きである。しかし、この日に限って黒いズボンをはいていた。おかげで、コースに着いた頃は乾いてシミが目立たなかった。コーヒーだから良かった。もしハンドルだったら空を飛んでいたかもしれない。これからは十分注意しようっと。

探偵日記

6月 12

探偵日記 06月12日月曜日 晴れ

土曜日半日ドックに行く。毎度のことだが胃の検査でバリュームを飲まされ、前回、便秘で苦労したのでそのことを言うと、下剤を多く投与され今度は下痢気味になった。翌日曜日、ゴルフの最中もよおして来て困った。お腹に力が入らないというのは体全体の動作もぎこちなくなり、自分でも笑いたくなるようなミスをした。第一に、月例に出るようになって初めて(池ポチャ)した。
今日は月曜日、週の初めだから早く事務所に出た。ドックで、「歯周病が始まってるから掃除したほうが良い」と指摘されたので、早速事務所の裏にある医院に行った。若い女の子が担当したが超下手くそで、おまけに、頭もぐじゃぐじゃにされた。背後から歯石を取るのだが、小太りの体で僕の頭を擦りまわるものだから乱れに乱れた。帰りに診察券をくれたが(要らない)って言ってやろうかと思ったが小心の僕には言えなかった。

探偵日記

6月 09

探偵日記 06月09日金曜日 晴れときどき曇り

NHKの天気予報で今日は傘を持って出たほうが良い。と言っていたが今のところそんな気配はない。
昨日は麻雀で大敗した。原因は分かっている。わざとある人のハイを見逃したのである。勝負に情けは禁物。ということは十分承知しているのだが時々こんなチョンボをしてしまう。雀荘を出るとまだ6時過ぎ、行きつけの歌舞伎町の居酒屋で大いに反省する。
明日は杉並区の区検診の日。半日ドックで一通り見てもらう予定。問診票に×〇を書き込む。その限りではきわめて健康なのだが、病気を作るのが仕事の検診センター、(言いくるめられないぞ)という心境で臨む。
そしてその翌日は月例。3週間ぶりにクラブを握る不安が一杯。

探偵日記

6月 08

探偵日記 06月08日木曜日 曇りのち雨

朝刊がビニールのカバーに入って配達されていた。その頃は雨だったのだろう。しかし、僕が家を出るときは止んでいたので傘を持たずに駅へ向かう。すると、やや強い驟雨となった。幸いなことに我が家は駅まで4分弱、しかも、高架下を利用すればほとんど影響を受けない。とここまで書けば福田邸の様子がお分かり頂けるだろう。しかも建てて販売した会社が悪い。その昔、「店舗の富士建」として悪名の高かった会社で、当時の社長も大酒のみで態度の悪い男だった。もしもご存命ならば苦情が出るかもしれないがこっちは客だ。文句があるなら一度我家に来て見てみればいい。と言っても、結論的には気に入っている。探偵を職業とする僕など(寝に帰るようなもの)だから、雨露が凌げてベッドがあればいい。そう考えると「駅近」はもってこいの好条件だった。

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6月 06

探偵日記 06月06日火曜日 曇り

昨日の雷雨は凄かった。荷物があったので、雀荘を出てタクシーで阿佐ヶ谷に向かった。
19時過ぎ、馴染みのイタメシ屋で軽く食べて、さあ、何処かで歌って。と思ったが「荷物」のことが気になって帰宅することにした。
夜中に何度も目が覚めたがそれなりに睡眠は足りたのだろう。比較的すっきりと起き、早々に支度をして事務所へ。今日は、14時にご依頼人と会う予定。新しい仕事の打ち合わせ。その後、17時から組合の会合がある。
数日前、幻冬舎ルネッサンス新社から電話があり、「数年前刊行した単行本(探偵稼業)を文庫にしませんか」との由。出版業界も不況らしくいろんな形の営業をかけてくる。ちょうど3冊目を出したいと思っていたところで、(一度お伺いします)と応えておいた。果たしてどうなるやら。

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6月 05

探偵日記 06月05日月曜日 晴れ

あと数日のうちに梅雨入りするらしい。まあ、梅雨といってもしゅ秋雨に頃とは違ってさほど降らない場合が多い。それでも雨の大嫌いな僕はテレビの天気予報で、低気圧とか雨なんて聞くととたんに元気が無くなる。
まあそんなわけで、今日は機嫌よく事務所に来た。現在進行中の案件二つで調査は足踏みしている。どうも上手くいかない。こんな時もあれば、思いがけず結果が出ることもある。ケ・セラ・セラの週初めとなった。

探偵日記

6月 03

探偵日記 06月03日土曜日 晴れ

久しぶりに土曜出勤。というのは、16時に依頼人と面談の予定があり、少々中途半端な時間になってしまったからだ。いわゆる「手持ちぶたさ」になってしまったにすぎない。喫茶店で本を読むという方法もあるが、それより事務所に居れば何か良いことがあるかもしれない。そう、新しい依頼の電話だって無いとは限らない。否、無いな~ その昔、僕が独立してまだ間の無いころ、タウンページ(当時は職業別電話帳といった)が宣伝の主流だった。まあ、特殊と言えば聞こえは良いが、変わった職業で、そうした方法しか思いつかなかった。だから都内の探偵事務所は競って広告を打ったものである。僕も小さく出したら思いがけない所から依頼の相談が入り、やがて受件に結びつき、エッと驚くような報酬を得たものだ。だから、事務所に居なければならなかった。誰も居ない事務所で清張を読みながら。

探偵日記

5月 31

探偵日記 05月31日水曜日 晴れ

朝家を出てからしばらくして、携帯電話を忘れたことに気付き大急ぎで帰宅。15分くらいロスをした。正午、来客があり、ランチはその人とする。まだ若い男性だがなかなか優秀な人物のように見える。馬鹿っ話をしながらひと時を過ごす。探偵志望というが、今のところ2足のわらじとか。何とかものになってもらいたいと思う。
新しい仕事が入った。女性の身元調査である。昨今この種の調査は難しいが、ご依頼人の強い希望は理解出来るので引き受けた。
15時半、別件で品川のほうのご依頼人と面談の予定。とりあえず調査は成功したが少々気の重い報告になりそうである。探偵はいろんなところで苦労する。

探偵日記

5月 29

探偵日記 05月29日月曜日 晴れ

今日からまた新しい1週間が始まった。明日にかけて真夏日になるとか。
数日前、調査の現場を見るため某所に行った。住宅地のそんなに狭くない道にちょっと停車して地図を見ていたら60絡みの男性が車に寄ってきて、激しく窓をたたき「今、障害者が来るから移動してくれ」と言う。こっちはすぐに了解した旨伝え発進しようと思っていたら、車の発進を妨害するように前に立ちはだかって「早くどけ」と、鬼のような形相で言う。僕が10年若かったら間違いなく警察沙汰になっていただろう。この人は何か大きい勘違いをしている。障害者に特権は無いはずだ。勿論、可哀そうだとは思うしそうした家族を持った人への思いやりもある。電車では必ず席を譲るし、道を歩いても「何かしてあげたい」とも考える。しかし、それは健常者の義務みたいなもので、必ずそうしなければならない。という法律は無い。「周囲の思いやり」にとどまる範囲じゃあないかと思う。障害者を持つと親は成長するものだ。
少し前のこと。ほぼ満員の電車に親子連れが乗ってきた。その母親のほう、いきなり、座っているご婦人に「この子はハンデがあるんです。その席を譲りなさい」と大声で叫んだ。ご婦人は慌てて立ち上がったが周囲には彼女より若い人たちが大勢いた。心から譲ったわけではないのだろう。その日、この男性をみて考えさせられた。もし「あ、今障害者を乗せた車が帰ってきます。ちょっと移動していただけませんか」と言われたなら、大切な1日、不愉快な思いをせずにすんだのに、まあ、色んな人がいる。