探偵日記

12月 06

探偵日記 12月06日水曜日 晴れ

今日も早起き。06時半に携帯のアラームをセットして寝たがその前に目覚め、朝食を済ませて支度する。中央線と地下鉄丸ノ内線を1台づつやり過ごし、神谷町で下車。約束の時間の5分前にホテルのロビーに入った。ご依頼人とお茶して10時過ぎに事務所へ。今日は、16時に最近仕事をさせてもらった会社に呼ばれている。それが終わってから雀荘に行くのも中途半端だから、多分真っ直ぐ阿佐ヶ谷に帰ることになるだろう。

結婚 6-2

昨夜「東京調査業協同組合」の理事会があり、その後、歌舞伎町のふぐやで忘年会をやった。現在、理事は8名いるが、独身が5人。理事ではないが最近同席する新人が「結婚したい」と言う。僕が即座に(何も窮屈な結婚をしなくても同棲でいいじゃあないか)と無責任に言うと、彼は真面目なんだろう「いや~ハッハッハ」と曖昧に笑っている。もしかしたらちょっと僕のことを軽蔑したかもしれない。僕にとって結婚は重いもので、苦労でもある。若い人(彼は30歳)にそんな苦労をさせたくない。というか、急がなくてもいいじゃあないか。と思うからである。
というのも、僕は仕事を通じてあまりにも多くの(不幸な結婚)を見すぎたからかもしれない。民法では、夫婦は出来る限り同居を義務付け、(配偶者以外のものと性的関係を持ってはならない)という、れきとした法律もある。また、結婚とはある種の契約であるから、一方がその契約を反故にしようと思ったら、相応の損害賠償を相手に支払わなければならない。とにかく、正式な結婚とは面倒で難しいものである。

探偵日記

12月 06

探偵日記 12月05日火曜日 晴れ

今朝は少々早く家を出る。1件用事を済ませて事務所へ。今日は組合の理事会があり、その後、忘年会の予定。理事の一人がかにがいい。というので、伊勢丹横の「かに道楽」に電話をしたところ(一杯です)と断られた。じゃあどうしょう。と思い、「とらふぐ亭」にかけてみると、(7時半から2時間限定で)との由。それで予約した。理事といっても、それぞれ一人一社のオーナーで、仕事が入れば出席できない。

結婚 6-1

偶然知り合った女性をちょっと好きになり、何とか自分のものにしたいと考えた男性はてっとりばやく「結婚」をちらつかせる。僕が若いころ、(あと一歩)というところで、ほとんどの女性は「結婚してくれるのなら」と言った。まあ、僕的にはそこまでの気持ちは無いのだけど、適当に迎合して初期の目的を達したものだ。ただ、僕が決して嘘をついたわけではない。その後、相手の女性は、僕のちゃらんぽらんな性格を見抜き、あっかんべ~をして去って行った。
まあ、僕のことはこのくらいにして、最近の男も口説き方が下手。というか単純な奴が多く「結婚」を道具にする。まあその時は本当にその女性と結婚したいと思ってのことだから、必ずしも(騙し)ではない。そして、その後死ぬほどの苦しみを味あうことになる。妻のある男性は、一時の錯覚のせいで妻との離婚に向けて莫大な精力を使うことになり、妻が応じないと判断するや家出する。しかし、相手の女性も、この頃になると、(ああ、この男は口ではいいことばかり言うけど、どこまでいっても奥さんとは別れられないだろうな)と、理解し、その結果、男性が捨てられることになる。
だから、(必ずは女房とは別かれる)

探偵日記

12月 04

探偵日記 12月04日月曜日 晴れ

今は晴れているが、夕方から場所によって雨が降る。そんな天気予報だった。
実質今日から3週間で業務的には終わる。しかしこの間も、忘年会の予定などが入り仕事のスケジュールが阻まれ、気ばかり急いて成果が上がらない師走に突入した。
昨日の日曜日、特に予定も無かったのでゆっくりしようと思っていたら、携帯に着信があって、出てみると前に一度会った人。「ちょっと相談したいことがある」との由。大急ぎでシャワーして新宿の喫茶店へ。まあ、若くて素敵な女性だから嫌々ではなく、かといって心弾ませて。というほどではないが勇んで出かけた。というふうに、探偵はいつ何時お呼びがかかるか分からない。僕のようにじっとしていられない性分の人間にとって「天職」かもしれない。夜はお定まりのカラオケスナックで大騒ぎ。証書二日酔い気味だ。

結婚 6

男女の間で「結婚」に絡む様々な状況や経緯があるが、最も多いのが、家庭を持つ男性と交際し、結果的に成就せずトラブルに発展するケースだろう。僕などもバーやクラブでホステスを口説くが、決して未婚とは言わない。ほんの短い独身の時でさえ、会話の端端に、いかにも家庭があるようなセリフを交えた。少々性格が悪いやりかただが、最低の防御はしておいた。それでも勘違いして結婚を迫られたことが何回かある。無防備な男性で最も多いのが(女房と別れて君と一緒になる)と、出来もしない約束をする。或いはすでに離婚している。ように装う。僕の知人で、最初から(独身)と公言して口説く奴も居た。まあ、実際に独身だったとしても、付き合ってゆくうちに、結婚までの気持ちにならない場合もある。そうすると女性は(騙された)と言うのである。ーーーーーーーー

探偵日記

12月 01

探偵日記 12月01日金曜日 曇り

朝家を出る時は霧雨だったが、所用を済ませて事務所に着くころは止んだ。今年最後の月に入り、この1ケ月も慌ただしく過ぎ去り、やがて新年を迎えるだろう。振り返ってみると今年は最悪の年だったから、早く新しい年を迎えたいと思っている。確か、高島易断の占いによれば「八方塞がり」だった。来年がどんな星回りか分からないが、とにかく、2月4日までは我慢の日々になるであろう。早く来い来いお正月っていう心境である。

探偵日記

11月 30

探偵日記 11月30日木曜日 曇りのち雨

07時30分朝食。早々に支度をして家を出る。今日は数年前無くなった雀荘のママの葬儀があって、いきがかり上参列することになった。9時過ぎに新宿区上高田の「落合斎場」へ。葬儀といっても極めて簡潔なもので、参列者は僕を含めて5人。66歳まで生きて人にしては淋しい週末である。とりあえず喪主はSという雀荘のママ。その他は、その雀荘の関係者ばかり。僕も見知っている連中で、待っている間の話題にはことかかない。故人には申し訳ないが談笑しながら過ごした。
故人は北海道出身の女性。聞けば19歳で上京したようだ。両親はすでになく、姉2人、弟2人は健在である。ところがさて、葬儀のほうは有志が行うとして、お骨をどうするか。ということになり、職業柄僕が遺族の連絡先を調べることになった。故人は生前喪主のママに「末弟に連絡を取ってほしい」と言っていたようで、ママはその通りにしたが、弟は(姉とは縁を切っている。関係したくない)の一点張りでらちがあかない。勿論(お骨なんか持ってこられても受け取れないし、墓に入れるなんてとんでもない)と言ったそうだ。そこで、すぐ上の姉の嫁ぎ先を調べて電話してみた。最初こそ、驚いていたようで、(最近よく思い出していたんです)との由。僕は、まあ、遠方ですしおいでいただかなくて結構ですが、お骨は我々がお預かりするものでもありませんので、何とか菩提寺のお墓に入れて貰いたいのですが。というと、(それは困ります。)とのこと。僕は常々、人の死は恩讐を超えるもの。と思っている。生前どんなことがあっても水に流すべきではないだろうか。まあ、人は様々だから仕方ないが。