探偵日記


2020・12・18 金曜日 晴




昨夜は同業の後輩と食事した後、ちょっと飲んで帰宅。お互いにコロナのことでこぼしあい、励ましあって別れた。夜中、突然嘔吐をもよおしトイレに駆け込むも何も出ない。しっかり食べたはずだからこれもおかしい。再びベッドに入ってからも嘔吐感は去らなかったが朝起きた頃には治まっていた。胃腸薬を飲んで外出する。そういえば10年ぐらい前にも同じようなことがあって翌日クリニックに行くと(急性胃炎)と診断され点滴を受けた記憶がある。




不倫 19




依頼人と結婚の約束をしたマルヒはすでに結婚していた。まあ,同棲かもしれないが、少なくとも改めて結婚しようとすればこの男と別れなけばならない。しかし、写真見た限りだが、失礼ながら依頼人によりは数倍いい男で雰囲気もある。いったいマルヒは何をどう考えているのだろうか。毎日のように見知らぬ(この頃はある程度馴染みの客ではあるが)男に抱かれ、家に帰れば年齢相応の夫もいる。依頼人はからかわれているに違いない。




その後も数日張込尾行を繰り返し、夫のことも少しわかった段階で、第一報の報告をした。依頼人は言う「ああそうですか、でも彼女ははっきり僕と約束をしてくれたんですがねえ、来週、ハワイに行く約束もしています」と、まだ未練たっぷりである。山口県の片田舎で育ち(男はこうでなきゃあならない)なんて言われてきた僕には考えられない依頼人の態度である。まあ自分との馴れ初めがそうだから正式に結婚するまでは見て見ぬふりをしているのかもしれないが、数えきれない男と寝て、しかも夫と呼べる存在の人もいる。そんな環境の女性を妻に出来るものだろうか。・・・・