2024・11・01 金曜日 ☀
とうとう11月になってしまった。街にジングルベルが流れるようになるとアウトだから、今月と12月の半ばまでが勝負だと思っている。今年は、僕自身、80年の人生で最大の試練を受け、同時に、やはり探偵稼業で初めて、およそ半年にわたって1件の仕事も入らないという壮絶な経験もした。妻の入退院、葬儀と初体験に右往左往しているうちに気が付くとそんなありさまで、探偵の業務に「喪中」が影響するんだろうかと、ちょっと的外れの思考に堕ちいったこともある。だから、令和6年を乗り切るためには、まず何より「仕事」が入ることが最低の条件である。昨日、1件の報告を済ませ請求書も出した。あとは入金を待つばかりだが、帰路十数年前のある出来事を思い出した。規模の大きい法律事務所からの依頼案件、調査を終え、ン百万円の請求をしたがいつまでたっても入らない。当時はわが貧乏探偵事務所も少々多忙な頃で、まずまずの経営状況だったので、(まあ、そのうち入れてくれるだろう)と思っていたのだが、いつまで待っても振り込まれない。或る日、本当の依頼人と話をする機会があり、その時のやり取りから(とっくに支払い済み)という事実を知った。・・・・探偵も苦労する(笑)