探偵日記 1月25日土曜日晴れ
10時、ホテルオークラ別館でご依頼人と面談。少々気の重い内容を危惧したが案ずるより生むが易しで、話はスムーズに進んだ。その後、銀座に出てガールフレンドを紹介される。可愛い人で驚く。若いということは何よりも素晴らしい。しかも財力があるのだから羨ましい限りである。12時、貧乏事務所に戻って、冴えない顔の所長と打ち合わせ。
今日は暖かい。4月の上旬の陽気だとか、しかし、高齢の僕には寒暖の差が大きいと体調が思わしくなくなる。今年に入って何だか調子が悪い。古希という年齢はそういうものなのか、数日前、前の日まで元気に歌を歌っていた知人が(風邪の菌が脳に回った)とかでぽっくり。じぇ、じぇ、じぇ~だ。定年までロスプリオスのマネージャーをしていた人で歌も上手かった。小柄ながらしっかりした顔つきで、死ぬ等と誰も思わなかった。(へ~人間ってこんなに簡単に死んでしまうんだ)よ~し、生きているうちに好き勝手なことをしてやろう。僕のような愚者は、日々の不摂生を反省する前に開き直る。バカは死ななきゃ治らない。