探偵日記 2月12日水曜日晴れ
昨日は亡き姉の誕生日。生きていれば、満73歳。今は(建国記念日)というが、昔は紀元節といった。だから、姉の名前は「紀代」紀元節の紀と、父方の祖母の名「保代」の代を取って名づけたものらしい。祖母は、大分県中津の出で、某藩の家老職を務めた岩田なにがしの娘。県境を隔てた吉富村の豪農、福田三二郎が大枚を差し出し、(床の間に飾っておきます)などと言って迎えた由。したがって、長男の僕の父の名前が「信次」なのはおかしいなあ。と思っていたが、ノブツグと武家風に読む。と聞かされて納得した。僕の兄は捷(トシ)と勝(マサル)といずれも戦時中の背景が感じさせる名前。そして僕が政(タダシ)こんなことを思うのも、姉の思い出の連想か。
今朝、我が家は一大事が起こった。1週間ほど前から、タイちゃんのお腹の調子が悪く、大の出が悪く、とうとう今朝の散歩ではまったくしないばかりか、食事も受け付けなくなりベッドの上で震えている。(もう少し様子を見て)と言う愚妻の尻をたたき歩いて0分の所にある動物病院に連れて行かせたところ、お腹は正常だとか。そのかわり、腎臓もしくは膵臓が悪そうだということで、採血を試みるが、痛がって暴れるので何か注射をを打ったらしい。すると、家に連れて帰った途端意識を失い、鎮静剤を打ったことを告知されていなかったため(死んでしまった)と錯覚し、慌ててくだんの動物病院に運び、今度は、強心剤の注射を打ったら意識を取り戻した。ドクター曰く、あんまり痛がるので少し寝せてやろうと思い睡眠作用のある注射を打ったらしい。ご近所で、これまで、前の犬や3匹の猫(2匹は死んでしまったが)がお世話になっているので悪くは言えないが、(下手で高い)と評判の医院とか。(もう絶対にあそこには行くなよ)と厳命したが、さてどうなるやら。