探偵日記

探偵日記 2月15日月曜日 曇り

予報では雲の多いい1日ということだったが、事務所に着いた時に霧雨が降ってきた。寒冷前線とやらが早めに南下したようだ。まあ、そんなこともあるだろう。昨日、月例で栃木のゴルフ場に行ったが、直前の予報では、「雨は昼前に止むが強風で、特に小山地方は雷注意報が出る」始末。ドタキャンしたいなあ。と思ったがとりあえず車庫を出た。途中、東北自動車道「蓮田」のサービスエリアでは、まだ小雨交じりだったのが、コースに着いた頃はすっかり上がって、水はけの良いコースのこと、風も吹かず気持ち良くプレー出来た。12組48人がエントリーしていたが、欠席7人、41人で競った。前半を終了した段階で、ハンデ19の人が、グロスで1オーバー。これで決着がついた。(笑)

数日前、60パーセントぐらいの出来の報告書を依頼人に渡した。勿論、依頼人も納得していて、「明日、弁護士さんと会うので相談してみる」との由。夫の不倫相手に対し損害賠償を求める気はない。らしく、たんに、離婚だけならこれで十分だと思った。マルヒの夫は、相手女性宅の鍵を持っており、女性が留守にもかかわらず訪問し、やがて帰宅した女性とともに1夜を過ごした。ただ、そうした状況を裏付ける写真はある。お互いがその部屋に出入りする場面は把握できていた。しかし、惜しむらくはツーショットが無かった。話も終わり、依頼人が調査費用を精算しようとバックを開けかけたので僕は言った。(奥さん、明日弁護士さんに相談してからで結構です。)依頼人はきょとんとしたが、僕的には、弁護士が「これじゃあなんにもならない」といった場合、申し訳ない。と考えたからだ。その時、調査員から電話があり「今、マルヒは箱根に居るようです」と言ってきた。翌日は平日であるが女性を同伴していることは十分考えられた。とりあえずはもう済んだ調査だが、二人の調査員を箱根に派遣、ホテルで過ごし、翌朝、付近を散策する二人の写真をたくさん撮影して報告してくれた。
電話で、そのことを話すと、依頼人は費用のことを心配した。僕は(お約束した金額以外は一切ご請求しません)と言ったが、至極当たり前のことである。これで、100パーセントとは言わないが、訴訟に発展した場合でも「証拠資料」として耐えうるはずである。人は言う。「だから君はいつまでたっても貧乏なんだよ」と。