探偵日記 7月11日月曜日 晴れ
昨日今日と良い天気だ。昨日は「ひととのやＣＣ］の月例に参加した。ここのところ調子が良く、阿佐ヶ谷のコンペは3連覇。プライベートでも好スコアを出していたので、意気込んで臨んだがあえなく着外。体調が悪いうえに前夜誘眠剤を飲んで、コースについてもピリッとしなかった。終わてみれば悪い時の何時ものスコア。特にアイアンの切れが悪かった。
金曜日に行った素行調査。予想通り徹夜の張り込みになった。午後5時、マルヒの会社前で張り込みを開始。10時、出てきたマルヒを尾行したらＪＲを乗り換えてＮ駅で下車。改札口で待っていた女性と女性の住居と思われるマンションへ。そこから延々と張り込み、翌土曜日10時まで、調査員は交代で監視。マルヒがその女性宅で12時間過ごした事実を把握した。では、これで、この男性の不法行為を裏付ける動かぬ証拠になるのか。答えはノーである。「ええ行きましたよ。相談を受けながらビールを飲んでうっかり寝ちゃいました。とんでもありません変なことはしていません」と言われたら。誰が考えても（そんなことがあるものか）と思うのだが、中には変な裁判官も居て、（そうかそうかそんなこともあるだろう。）となり、「直ちに不倫を行ったとは言い難い」とされる懸念がある。探偵の無力感をひしひしと味わう瞬間である。じゃあどうすればいいのか。悩ましい限りだ。