探偵日記


2021・01・02日 土曜日(正月)晴




少し寒いけど日本晴れ。文句のつけようのない天気。初詣の後新宿へ。今年の特徴は、出した年賀状が(宛所に見当たりません)と、多く返ってきたことであるそのいずれも事業所或いはその企業に勤務していた人たちだった。まあ、サラリーマンは定年などで退職すれば(不在)となるわけだから仕方ない。とりあえず、同業の探偵に限り全て着いたようで一安心した。




探偵って何だろう




コロナのせいで郷里にも帰れず家に居てもやることが無い。午前中は箱根駅伝を見ていたが、例え他人がやることでもあんな辛いスポーツは見るに忍びないので、用もないのに家を出る。喫茶店で少し考えた。(探偵って何だろう)まあ、30数年前、主管を警察庁とした「社団法人日本調査業協会」が発足、その後、「探偵業法」という法律も出来、「職業」として一応認知されたが、胸を張って自分は探偵だ。と言える探偵はどのくらいいるだろうか?否、言うのは勝手だからみんなそう思っているのだろうが、では、周囲が認めているんだろうか。などと、年より臭く思うのである。僕自身は、まがりなりにも50年以上探偵として生きているので、昔風に言えば熟練の域に達した職人ともいえるが、世間の認知度は極めて低い。むしろ、〇〇エージェンシとか、横文字の探偵事務所、または、大々的に宣伝している事務所に所属する探偵の卵のほうが余程知名度や存在感はあるのだろう。などと、正月早々コナンのおじいさんは思い悩むのだった。