探偵日記


2021・01・22 金曜日 晴




令和3年もあと10日で1月が終わる。愚痴ばかり言ってきたがまずまずの滑り出し、しかし、コロナに喘ぐ世間を見渡すと不安一杯である。さて,厳寒の2月から3月にかけてどう推移するのか「探偵」は依頼案件が無ければ動きようがない。動かないということはお金も入らないから大いに困る。だからといってやめる気にはならない。神田駅前の雑居ビルで創業してから丸50年経つ。今さら他の仕事も出来ないし、確実に言えることは(別の職を得る)ことは不可能であろう。




今年の年賀状1000名近く出した。頂いたのは約半分、例年のことである。ただ、大きな変化といえば60人から(宛先にそんな人はいない)と返ってきたことである。そのうち10人は転居先が判明し送りなおしたが、廃業、死亡、その他の理由で住所が変わった。などであろう。思うに、お返事を頂かなくても900人の人は(ああ、福田はまだ元気に探偵をやっているんだな)と、思ってくださった筈で、今月もまさにそういう人からのご依頼で糊口が凌げたのである。平凡だが、継続は力なり。という言葉に儚い望みをつないだ。