探偵日記


2021・06・17 木曜日 曇り




今日は事務所の関係者4人でランチの予定。その前に諸々の打ち合わせがあり新宿の「ルノアール」(貸会議室がある)に集う。午後は顧問弁護士の事務所で弊社が原告となって起こしている訴訟の打ち合わせ。被告は25~6歳の嘘つき女。(3年近く同棲している男と別れたいから立ち会ってくれ、そして私の荷物を実家に運んでくれ)という依頼。勿論、男女の別れの立会など探偵の業務ではないから断った。しかし長年お付き合いのある依頼人のたっての頼みで、彼女の荷物を実家に持って行ってあげるとは引き受けた。(私そんなこと福田さんに頼んでいません)彼女は、自分の携帯から僕に送った諸々のメールを消して、警察でも検察でもしらを切った。なぜならば、別れたい45歳年上の男とよりが戻ったからだ。ところが、僕のスマホにも実際に荷物を彼女と一緒に実家に運んだ調査員のものには大量に残っている。これには刑事も検事も飽きれているが我が探偵事務所の「名誉」は著しく貶められた。