探偵日記


2022・03・26 土曜日 ☂




朝から嫌いな☂昨夜ちょっと飲みすぎたので土曜の今日は家でゆっくり、出来るかな~(笑)




探偵の不倫




しかし、知っている人の尾行は難しい。しかも尊敬する所長で、経験豊富な「探偵」である。4丁目の服部時計店の裏辺りであっけなくまかれた。否、まかれたわけじゃあなくたんに見失っただけである。😞事務所に帰っておばさんに謝った。おばさんは、ダメね~と言いながら僕に尾行を命じた訳を話してくれた。その夜、おばさんが「福田君ご飯奢ってあげる」と言って7丁目のお寿司屋さんに連れて行ってくれた。そこで初めておばさんが元妻であること、時々可愛い女の子とやってくる女性が現在の妻で、今一緒にいる奥さん(僕はそう思っていた)は愛人だという。とにかくNは女癖が悪く手当たり次第だとか。N所長は独立したばかりで、所員の第1号が僕だという。その後、N探偵事務所は都内有数の事務所になり、調査員10数人の大所帯となった。或る時、というか殆どN所長と一緒に張り込んだわけだがマルヒが出てくるまでのたわいない会話の中で、「福田君僕が探偵をしているのは依頼人の女性を口説く楽しみがあるからだ」としみじみ言ったことがあった。それから、何となく様子を見ていると、僕が、あ、美人だな。と思った依頼人とは必要以上に熱心に会いに出かけた。・・・・