木曜日、曇り🌥️
📱が鳴る、何だろう?と思って起きて見ると午前5時。あぁそうだったと気づいた。今日は関西方面へ出張の予定で目覚ましをかけていた。寝しなに飲んだ誘眠剤が効いたんだろうぐっすり寝たようだ。[探偵]の僕は時々遠出する。いわゆる[内偵調査](聞き込み)だ。本日は、京都と三重県某市に於ける調査。昨日、同様の調査で山陰地方に行った調査員から(何も分かりません)と泣きが入った。彼は真面目で尾行は及第点だが(化けられない)調査の基本なのだがな〜と思う。
空を飛ぶ依頼人 2
応接室兼僕の部屋のソファで向かい合う。いつものように(どうされましたか?)と、優しく尋ねる。これは探偵の常套句である。ご依頼人、特に女性は、ほとほと困った挙句探偵事務所を訪問するが、何をどう話していいか分からない。だから、僕は相手が話しやすいように誘導する。今も、ここはすぐに分かりましたか、とか、どなたか弁護士さんの紹介ですか?など世間話から始めた。数分後、穏やかだがやゃ憂を含む依頼人は、[実は夫のことで]と、話し始め、[相手の女性を突き止めて欲しい]と言った。僕は、勿論顔には出さず(な〜んだ)と思った。この種の浮気調査は、探偵事務所にとって、日替わりランチ(失礼)のようなもので、余程の特殊な事情がない限り一定の期間をかければ終了する。 夫の名前、年齢、職業、特徴、最後に、何故疑惑を感じたか。を聞き、尾行調査のスケジールを決めて面談は終わった。ーーー