探偵日記 11月23日月曜日 曇り後雨
今日は祭日でお休みしてもいいんだけど、貧乏性の僕は朝早くから家を出て、内偵調査(聞き込み等をすること)行い今事務所に戻った。これから、明日来所される依頼人のために見積もり書を作成したり、やはり面談の予定のある依頼人にお見せする中間報告書も作らなければならない。超特急でそれを済ませ、早く行きたい所がある。愛人のアパート。否、それよりももっと大好きな所。何処かって。それは内緒。マの付く所。(笑)
おもろい探偵たち その 3 あぶない探偵C 1-2
運転している同僚が驚いて止めさせようとしたがおかまいなし。おまけに、信号で横につけると何やら手帳のようなものを見せて威嚇している。マルヒたちは信じられない。というような顔をして二人を見ている。それはそうだろう、たんなる不倫で警察に追われるはずがない。ところが尾行者は警察手帳をかざして停車を求めている。そこに、ちょうどM警察署があった。マルヒはその建物の玄関に緊急停車し、立ち番の警察官に、後ろを振り返り説明をしている。Cの行為は明らかな(官名詐称)である。「逃げようぜ」同僚はビビッてCに促すが、Cは不敵に笑って「ケンチャナヨ」(韓国語で大丈夫という意味)と、のたもうた。
やがて相談された警察官が尾行車両に近づき「どういうことですか?」と聞く。Cは、今度は探偵である証明を見せ「何でもありません。彼らはちょっとおかしいんです」などと平然と応じた。ついでに、「お巡りさん。男の方の身分を聞いておいたほうがいいよ」と言って、「もうこれ以上付け回さないから安心してホテルでも何でも行けって言っといて」と言うと、車を下りて、立ち番の警察官に「ご苦労さん」と告げ堂々と署内に入っていった。------------