探偵日記

探偵日記 2月5日金曜日 晴れ

この頃よく思うことだが、最近は、例えば不倫調査を行い、依頼人に報告書を渡し、その依頼人が弁護士に依頼して、損害賠償を求めたとき、そして、訴えられた相手方が弁護士に依頼したとき、小社の報告書が問題にされる。もちろん間違っても虚偽の報告や捏造などしない。ありのままを報告するのだが、相手側の代理人が変則的は手法で攻撃してくる。例えば、マルヒが不倫相手の部屋に泊まったとする或る日の状況。調査員は深夜に近い午後11時半、女性のマンションのエレベーターに乗り、女性の部屋のある階へいったと判断したら、小1時間待機して現場を離れる。そうして、翌早朝、現場に赴きマンションから出てきたマルヒの写真を撮って「証拠」とするのだが、相手側の代理人(弁護士)はこう言う。「彼は確かに女性の部屋に行きました。しかし、部屋には入らずドアのところで立ち話をしてすぐに帰りました。朝も確かに行きましたが、女性に預けてあるものを返してもらうために行ったのであって、品物を受け取った後すぐに帰りました。」だから親密な関係ではなく、訴えられる筋合いはないという。さらに、この探偵事務所は、いいかげんで悪質だ。マンションの玄関先まで(侵入)したから、「不法侵入」で警察に告発する。と息巻く。一方、反論された弁護士先生もうろたえてしまうから探偵事務所の立場もない。まあ、ラブホテルに入って数時間過ごしたのに、「足を揉んでもらっていた」と、しゃあしゃあとほざく輩もいるのだから、今の世の中何でもありなのだろう。