探偵日記 06月21日水曜日 雨
梅雨だからしょうがない。今朝から僕の一番嫌いな雨が降っている。正午から夕刻にかけて「道路が川のようになるくらい降る」と、NHKの予報士が言っていた。子供の頃は、養母が、こんな日は「今日は休めどうせ嫌々行ったって頭に入りゃあせん」と言った。生来怠け者の僕は、それでも、(そんなんでいいのかな~)と考えるふりをして、ぐずぐずしながら結局休み、養母と花札をして遊んだ。いっとき花札に興じ、それにあきたら次は読書。僕的には、当時子供らが欲しがった「冒険王」などの漫画が見たかったのだが、買ってもらえず、仕方なく養母と同じ「読切小説」とかいう本で、大菩薩峠などの時代小説を読んで過ごした。本好きは73歳の今も変わらず、2~3日に文庫を1冊読む。
大人になってからは趣味も様変わりして、麻雀、ゴルフ、クラブ活動、カラオケ、読書、小旅行、となり、歌舞伎町を徘徊する毎日である。