探偵日記 11月27日月曜日 曇り
08時朝食を終えて再びベッド。体が怠く、休もうか、それとも事務所に行こうか。と、葛藤する。結局、働き者(または、貧乏性)の僕は、ベッドに寝転がる快感を捨てて10時家を出る。考えてみれば今日はやることが多い。中央線快速と地下鉄丸ノ内線を利用して出勤。
昨日のゴルフ、着外だったけれどニアピンとキャディバックをゲット。バックはプロ仕様で非売品とか。
結婚 5-2
結婚って何だろう?最近よく思う。昔からみんながやってきたことだから。自分自身も結婚した男女がもうけてくれた人だから、同じように妻を娶り子供を作り特別疑問に思うことも無く今日に至った。では、結婚をしないで人生を終える人は、どんなことを考え、思い、希望を持って生きてゆくのだろうか。見回すと僕の周りには未婚の男女が多い。どうして。などと愚問をぶっつける。しかし、聞かれる方は応えようがないのではないか。「結婚したいんだけど相手がいないから」「結婚なんてしてもしょうがないから」中には、「嫁さんを食べさす自信が無いから」反応は様々である。僕の知人で50歳を過ぎてから、(結婚したい)と考えるようになった。という人が居る。なんで今更。僕はその時思った。彼は、足が少し悪くご面相も一般的ではなかったうえに酒豪で酒乱だった。それなのに、何気なく僕が紹介した教職の女性が大いに彼を気に入った。そのうち、僕もその気になって応援したが結局破談となった。女の先生は彼の知性に惚れ、彼は女性の積極さに引きずられたが、いかんせん、互いに未経験で、何をどうして良いのか分からなかったようだ。特に、彼は超奥手で、とうとう最後の一線を越える術を知らなかった。二人で住む部屋も決まりルンルンだったのに、本当に、一晩ではかなく消え去った。彼の唯一の趣味は釣り。或る時、夜釣りに行くという彼に(彼女を誘って一緒に行くように)アドバイスし、彼女も大喜びして同伴した。その翌日、女性から「今回のことは無かったことにして下さい」と告げられた。
昔から(金の世話はしても人の世話はするな)という言葉がある。以後、僕は用心してきたが、今は、その世話を商いにする「結婚紹介所」が盛んだとか。信じられな~い。--------