探偵日記

探偵日記 06月06日水曜日 雨

昨日は酷い目に遭った。定期検査で「東京女子医大病院」に行く。予約は15時だが何時も待たされるし、採血などを早くやっておけばいくらか速まるかと思ったか、14時15分予約の確認を済ませる。採血も済み指定の場所へ。ところがなんとそれから延々と待たされ、終わったのが19時、結局、院内に4時間45分居た計算だ。この間、2度、受付に聞いた(あとどのくらいかかりますか)と。返事は、さ~。だけ。僕も辛抱強くなったものだ。怒ったりせずただひたすら待ち続けた。最後から2番目の女性が呼ばれ、僕の番が来た。もう他には誰も居ない。自分でも分かるぐらい仏頂面で診察室に入ると、若い女医。感情のこもらない声で「お変わりありませんか」と聞かれ、僕も(ありません)と短く応じる。一通り、検査結果を聞かされた後女医が言う。「これは、(主治医は二人)という病院の方針ですが、福田さんのように数値が安定している場合、他のクリニックでも宜しいんじゃあないでしょうか。重くなったらまたここにいらっしゃるとか」と。要するに町医者で十分だ。と言っている。僕も、(僕もそう思っています。毎回4,5時間待たされては仕事に支障しますので、ところで、紹介状は書いて頂けますか)と言うと、後程ご自宅のほうへお送りいたします。と。
その少し前、別の部屋から男性医師が背広に着替え鞄を持って出てくる。一刻も早く帰りたいような素振りだ。すると、一人の痩せこけた老女が(先生、先生)と叫びながら追ってきた。なんだろうと思って見ていたら、(先生私はどうなるんですか)と哀願している。医師「ああ、ごめんごめん忘れてた」だって。皆さんどう思いますか。

今、知り合いの弁護士さんから電話。ご依頼人を紹介したい。との由。ありがたいことである。但し、聞くと、そのご依頼人はもう既に他の探偵事務所に依頼しているが、ちょっぴり不信感を持っているらしい。探偵にとっては少々やりずらい面がある。その探偵事務所については名前を聞かずとも2,3思い当たる。とにかく、(杜撰な調査で高額な報酬を先取りする)ところと思われる。しかし、じゃあ「貴方の所はそんなに優秀なの」と聞かれても困る。ただただ真面目に仕事をし、ほぼ適正な報酬です。と応えるしかない。結論から言うと、その探偵事務所は1日の調査で120万円を要求。我が貧乏事務所は最大でその4分の1 世の中色々。