2023・04・20 木曜日 ☀
僕は養母が看護婦(今は看護士というようだが)だったせいか、病院と薬に何ら抵抗はなくむしろ好んで接している。しかし、決していい思い出はなくむしろ不信感を抱いている。35歳の時、風邪を引いた感じから、やや難聴気味になったので、近所のクリニックに行くと「ああ、こりゃあ角さんと同じ症状だ」と言われ飲み薬を出してもらった。その頃、総理大臣だった田中角栄も風邪をひいていたらしいが、数日経っても改善せず新宿区戸山にある国際医療センターに行った。すると、東大出の若いドクターが「君は大変な病気が隠されている」と言う。診察の結果(脳腫瘍)であるらしい。僕は(フン、そんなことが有るもんか)と思い、(先生、じゃあ頭に穴をあけて取るんですか)と聞くと、「いや、君の場合、小脳と内耳の間にあるから耳から引っ張り出そう」と言う。何だかそれって痛そうだな~と思い、(先生良く検査してからにしてよ)と頼んだ。ドクターは勿論、と言ったが、2か月後、誤診と判明。さらに、60歳の頃、杉並区のK病院で(膵臓がん)と宣告された。担当医はご丁寧に腫瘍の場所と大きさまで説明した。その時も僕は(ふざけてんじゃあないよ)と信じなかった。なぜなら、今現在も極めて健康だから(笑)