探偵日記


2025・01・15 水曜日 ☀




いつものように6時半に起き、朝ごはんを食べて事務所へ。今日は夕方、東京都調査業協会の新年会に出席の予定。15人集まるというからほぼ知った顔ぶれだろう。最近の業界の情報を聞く良い機会だ。みんなの顔色はどうか?もしかしたら僕が一番悪いかもしれない(笑)                      昨日、僕の事務所から最初に独立した男と話したが、彼は「調査そのものが減っているのではないか」と嘆いていた。僕は(そんなことはないと思う。我々が暇なのは、宣伝の上手い一部の業者に流れているのと、あまりにも業者の数が増えたためではないか)と言っておいた。何しろ、僕が独立した昭和46年頃、20数社だったのが、去年の警視庁の発表では、1100社だというから(恐るべし)である。先日、朝一番に電話があり、出ると、「調査を頼みたいんだけど料金はいくらですか」と聞く。註)この種の電話はまず依頼には結びつかない。色んな事務所の料金を聞き、それでも迷ってしまうからだ。              僕は、どんな調査か、と聞き、調査の対象者の詳細を聞くと、「そんなことはいいんです料金が知りたい」と言うから(伊勢丹にでも行って調べればいいでしょ)と言って切った。たんに、配偶者の行動を疑っても状況は様々で、単純に(1日10万円です)と言うわけにはいかない。何しろ1100社あるんだから。誰かが言った。「安くいって高く請求すればいいんじゃないですか」なるほどその手も有ったか(笑) 山口県のひなびた漁師町で育った僕にはできない芸当である。