2025・04・08 火曜日
昨日は中くらいの良い日だった。家と事務所を2往復し、八王子から渋谷に移動。結局13,000歩くらい歩いた。惜しむらくは大好きな牌の音を聞けなかったことか(笑)今日も10時に事務所へ来て真面目に仕事をする姿勢だが、12時半に調査員と伊勢丹でランチした後は分からない。
空飛ぶ依頼人 4
依頼人の云う(二人を不幸にしてくれ)という依頼案件に着手。僕の担当は相手女性に接近することになり、まず、彼女の親友が勤務している銀座の超高級クラブに行くことになった。しかし、僕は銀座の有名店の客になるにはあまりにも貧相で、入れてくれるかどうか心配である。「探偵」ではまず無理だろうと思い広告代理店の営業部長の名刺を作り、或る日の夜くだんのクラブに赴いた。いらっしゃいませ。という大袈裟な歓迎の言葉に身が竦んだが初顔にも拘らずすんなり入れた。まあ、すでにバブルはとうに終わって店としても客のえり好みをしてる場合じゃアないのだろう。 誰かご指名はございますか?と聞かれ、僕は鷹揚に、案内してくれたボーイ君に(君に任すよ)と言ったら、彼は非常に喜んで一人の女性を席に就けてくれた。お飲み物は何になさいますか?と聞かれた僕は、威張って(ヘネシー)と言うと、「申し訳ございませんヘネシーは置いてございません」と言う。ウッとつまった僕を見て隣のホステス君、一瞬小ばかにしたような顔をしたが、何やら難しい名前の酒を勧められた。後で聞くと、ヘネシーのちょっと上らしい。それでも冗談を言い、ひとしきりホステス君を楽しませ、この日は小一時間で退散した。・・・・・・