2025・04・10 木曜日 ☁
本日お昼頃の約束でご依頼人宅を訪問。インターホンで来意を告げると怒った声で「今来客中」と、怒鳴られた。まあ毎度のことだから(申し訳ございません)と言って玄関先で待つこと10分、客人と出てきて「この人を送ってゆくのでもう少し待て」と言われ、待つこと30分、ようやく家に上がった。追加分の報告書を見せる。僕としては大サービスで、結果も出た。だがしかし、「これじゃあ何にも分からない」ときた。そして案の定、調査料は払ってくれない。自分の知りたいことが何一つわかってないから値引きしろ。ときた。僕は(料金表もお見せして決めたことであり、紹介者もいることだから2倍の手間をかけて調査をした。約束通り払ってくれ)一歩も引きませんよ。という態度で睨んでやった。 とにかく、男性の依頼人は必ずといってよいほど最後にもめる。基本ケチなのだ。
空飛ぶ依頼人 6
銀座の超高級クラブに通えるのもご依頼人のお陰である。とてもじゃあないが身銭では来れないし来たくも無い。しかし、(夫と愛人を不幸にしてくれ)という特殊調査は終盤に入り、いろんな場面や状況を見せるたびに大喜びしてくれた。特に、二人が正月に計画していたハワイ旅行を、直前に夫の経営する会社に国税のマルサを入れて潰し、行けなくなった愛人が多佳子を相手に大泣きする場面などを報告して大いに留飲を下げてもらった。それやこれやで、およそ1年続いた本件も「所長さんもう気が済みました。無理なお願いでさぞ嫌な思いもなさったでしょう。本当にありがとうございました」という依頼人の晴れやかな表情で幕を下ろした。残りの48億円大事に残してればいいが・・・・・