探偵日記

探偵日記 10月20日月曜日 晴れ

ブログ少し休んでしまった。特に理由はないが、色んなことがあって、そんな気になれなかった。先週、火曜水曜とアルコールを抜いてみた。するとすこぶる体調がいいので愕いた。やっぱり僕の体にお酒は合わないのだろう。ところが、火曜日の夜、何と、お酒を飲んでいる夢を連続して見てしまった。友人にその話をすると「それはアルコール依存症だろう」とのこと。やはりそうだろうか?今週は、今日と明日の二日間休肝日にするつもりだ。そして、今の計画では、来月6日の定期検査の一週間前からお酒を飲まないで臨むつもりである。それで結果が同じだったら、もう野暮なことは止めよう。

四年前、着の身着のままで突然家を出てしまった夫から、弁護士を通じて「離婚」したいと言ってきた。家を出る理由として、(自分ももう還暦を迎えたので残りの人生を気ままに過ごしたい。女性が居るんじゃあないよ。)と言って、妻に、(ここに住んでる)と言って1ルームマンションに案内した。夫は、会社を幾つか経営しており業績も横ばいながら安定している。電話をよこした弁護士は、「奥さんが承知してくれないなら裁判だね」と高飛車に言う。この先生は「調停前置」という事を知らないんだろうか。相手が何も知らない主婦だからチャッチャと済ませてやろうという腹積もりだと思うが、初歩でしくじったことを思い知らせてやらなければならない。夫のほうも、[嘘」で固めて長年連れ添った妻を放り出すには少々情のないやりようである。天罰が下ることは必至で、場合によっては、世間に対し大いに恥をかくことになろう。若い事務員を手篭めにして高級マンションに囲いながら、週2回吉原のソープランドで女を買うような淫乱男。もし妻が(お金なんか要らない。そのかわり、世間的に抹殺してやる)なんて思ったらどうする?

それにしても最近の裁判所は随分くだけてきた。女を作って家庭を放棄しても、最低の仕送りさえすれば3~4年で夫の言い分を認めてしまう。(ある程度の年齢になって、別居生活が数年になれば夫婦も形骸化している)んだそうだが、僕の経験では、若い夫婦で、稼ぎの良い夫が事務員を愛人として超高級マンションに住み、毎月のように海外旅行に出掛ける。乗っている車はベンツである。しかも、この夫は、(自分には金がない)と言い張り、裁判所を欺くために1ルームの部屋を借り、あたかもそこに住んでいるかのごとく工作し、妻の元に残した4人の幼子に一切養育費を払わなかった。しかし、裁判所は夫の求めに対し「離婚」の判決を出した。1ルームの賃借状況、高級マンションの居住形態、一緒に部屋を出てきた二人が、ベンツで成田に向かいハワイに旅立つ様子、帰国した二人が高級マンションに帰ってゆく様子など、数十枚の証拠写真とともに報告書にして提出したが、探偵の調査より幼稚な夫の嘘のほうを信じた。(神も仏もない)とは良く言ったもので、我が国の裁判所には正義や常識、倫理すら存在しない。