探偵日記 7月06日月曜日 雨
ぐずついた天気が続き、体調も気分もすぐれない。今朝は、4時半に起きて40分散歩に出る。タイちゃんも雨が嫌いなので20分少々、することをしてさっさと帰宅。プールまで1時間半時間が有るのでちょっと横になったらしんどくなって今日のジムはお休みした。9時半、駅前のクリニックへ。その後事務所に。
れんげ 6
そんな或る日、シロに食事を与え、束の間の喜びを堪能したあと、目的も無くパソコンを開いてニュース等を見て、何気なく犬という文字を打ち込んでみたら、里親会というブログに目が止まった。読んでゆくと、今自分が住んでいる県の保健所が主体となって、動物の愛護ボランティアがあるらしい。何だろう?と思い読みすすむと、県内に幾つもの犬猫のボランティアが存在しており、千葉ワンというボランティアもその一つであることが分った。なんでも、県下で捕獲された犬は、いっとき県の施設に収容し、数日間の後、殺処分される。という。ブログによれば、収容所に掛け合い、殺処分される前に救い出し、一旦、施設で留め置いた後に、まず、一定期間預かってくれる人を探し、その人たちを含むネットワークで、里親を探してその家の飼い犬にして貰うシステムがあるようだ。楓は、へ~そんな団体があるんだ。と思っただけで、その時は、折角少し馴れてきたシロのことで頭が一杯だったので、翌日にはブログの事も忘れてしまった。
ところが、その日を境にシロは姿を見せなくなった。最初は(今日は何処か他のところで遊んでいるのだろう。そして、何か良い食べ物を見つけたのかもしれない)と思っていたが、三日経っても現われず少し心配になってきた。(どうしたんだろう)もしかしたら道で車にでも刎ねられたのかしら。或いは病気かも。しかし病気ということは考えられなかった。最後に見かけた時も、楓が置いてきた食べ物を用心深く食べ、食べ終わると楓の家を一瞥したあと風のように走り去った。体が悪いようには見えなかったのだ。
楓は、家に居ても落ちつかず、そうだ。と思い立ち、付近を車で探索した。時には車を下りて茂みに立ち入ったりしたが、シロの姿は何処にも見当たらなかった。帰宅した夫に話してみると、楓と同じように(事故にでも遭ったんじゃあないか)と言う。夫も楓の様子が変なので心配していたらしい。休日にゆっくり二人で探そう。ということで、楓はその日を待つことにした。