探偵日記 02月12日月曜日(振り替え休日) 晴れ
昨日は建国記念日(古くは紀元節といった)僕の姉「紀代」の誕生日である。その姉も67歳で逝った。早すぎる死だった。僕の兄弟は、兄、姉、その間に早世した二男が居て4人。したがって僕は末っ子の3男ということになる。全員、今冬季オリンピックが開かれている韓国で生まれた。家の近くに韓河(ハンガン)とい大きな川があって、冬になるとその川でスケートをしたらしい。寒い国である。僕は、福岡県築上郡吉富町の原籍地の他に、生まれ故郷の韓国があって、幼少時に暮らした、本当の意味の故郷(山口県下関)がある。韓国人には(ソオルで生まれた)と言えば多少親しみを持ってくれるし、福岡県の人には(なーんだ同県人か)と言える。勿論山口の人には理屈抜きで懐かしさを覚えるから何かと都合がいい。
まあ、こんなことを書くために折角の休日に事務所に出たわけではない。(僕にしか出来ない複雑な仕事もある)からで、静かな事務所に一人でいると仕事もはかどる。
周囲の人は、僕のことを社交性に富んだ明るく如才ない人。と評価するかもしれないが、本来の姿は、(根暗で孤独を好む男)なのだ。