探偵日記 02月26日月曜日 晴れ
暖かい日は続かないもので今日は寒い。ゆっくりしようかなあと思っていたが、楽はさせてもらえない。2,3用事が出来て10時前事務所へ。午前中は書類作成、午後はこれを持って神田へ行く予定。今月もあと3日で終わり、弥生三月がやってくる。とはいっても、三寒四温の繰り返しで本格的に暖かく成るのはもう少し先になるだろう。その昔、我が事務所主宰でゴルフのコンペをやっていた頃の事。4月18日、ゴルフのトップシーズンである。泊まりゴルフでコースは山中湖。17日の夕方、三々五々と富士の裾野にあるホテルに集合した。東京を出る時小雨が降っていたが翌日の予報は快晴。のはずだった。その夜は20人あまりで飲めや歌えの大騒ぎ。
朝になり、目が覚めると部屋の窓から燦々と太陽の光が差し込みカーテンの隙間から見える空は日本晴れ。にんまりしてそろそろ起きようかと思ったところに、部屋の電話がつつましくなる。今朝東京を発つ人も居るから何かアクシデントかなと思いながら受話器を取ると「福田様フロントでございます」という。何事か聞いて驚いた。「おあいにくですが本日コースはクローズとさせていただきます」と。エ~エッ~と大急ぎでカーテンを開けると一面銀世界。
朝食のバイキングを食べながら(どうする?)みんなはどうしてもやりたい。と言う。さあそれからが大変である。それぞれが顔の利くコースに電話するが、当時はまだコースのほうが強かった。その時、たまたまロスから帰国していた兄が「よし、ミナに頼んでねじ込んでもらおう」と言って、当時はまだ大スターだった伊勢佐木町ブルースの青江三奈さんに電話。彼女の力で取れたのが何と伊豆の「湯ヶ島カントリークラブ」一同、山中湖からツーリングで湯ヶ島へ。それでもなんとかコンペを終え夜遅く帰京した。良き時代のいい思い出である。