探偵日記

探偵日記 05月11日金曜日 晴れ

久しぶりの晴れ。昨夜は午前様(仕事で)だったが、今日も早い予定があって、朝ごはんを早めに済ませ早々に家を出る。地下鉄を利用すれば駅前の会社だが時間の余裕もあって、JR神田駅から歩く。事務所に帰って万歩計を見ると3400歩あるいていた。椅子に座ると突然睡魔が襲ってくる。

調査のあれこれ 3-2

浮気の調査は一定の時間をかければ必ず結果が出る。その時間が早いか遅いかはご依頼人と探偵の運に任せる。探偵にとっても短時間で終えれば良い。いたずらに時間をかければいいというものでもない。その他、不良社員の調査も(営業職が多い)この種の調査は、ご依頼人から期間を指示される。だいたいが月曜日から金曜日までの5日間となり、そのサボタージュの具合いで会社は判断するはずだ。或る時、40歳位の男性社員を尾行した。マルヒは朝会社を出ると喫茶店に行き、鞄から競馬新聞を取り出し念入りに読んでいる。その日は平日で草競馬しかない。午後、京浜東北線に乗ったマルヒは南浦和で下車。公営の浦和競馬に行き最終まで張り続けかなり負けた。サラリーマンが競馬に狂ったらどうなるか、サラ金などに手を出した挙句会社の金を使い込む。そして解雇され、女房にも愛想を付かれ離婚に至る。別の件、某社の経理担当課長を調査したら、歌舞伎町のクラブに入りびたりお大尽遊びをしていた。結果は同じ。
また別件で、高校生の男の子を尾行した。最近の子は本当におませだ。同い年ぐらいの女の子と会って公園で話し込んでいた。と思ったら二人でその公園のトイレに入ってしまった。このように、素行調査も色々である。------------