探偵日記 08月23日金曜日 晴
朝起きて部屋の窓を開け空を見ると、雲の合間から久しぶりに青空が見える。今日は傘の心配はないのかな~
昨日、或るご依頼人と面談した時、唐突に「福田さんこの先どうなさるんですかと聞かれた」僕は(いや~家族から死ぬまで働けって言われてるので)と応じたのだが、依頼人とはこの3か月膨大なメールのやり取りをした。その中で何度かご送信したり、文言を間違ったりしたので「探偵」の寿命をおもんぱかってくれたのかもしれない。やがて、認知症の話となり、二人は年相応の話題となった。自分では若いつもりだが周囲の目には(もうそろそろ)と映っているのかもしれない。今朝は軽く運動した(笑)
大物議員の尾行は議員会館を出るまでは苦労したが、運転手をかえしてからは楽なものだった。相手は60歳で僕はまだ30代だった。この間、数回銀座のクラブに飲みに行ったが特に不審な行動もなく推移。
そんな或る日の朝、依頼人から「今日主人は生卵を二つ食べました」と言う。だから怪しいのだと。まあ、僕らの時代はそんなものだった。僕が小さい頃など卵は遠足の日とか風邪をひいたときにしか食べれなかった。ましてやマルヒは60歳。卵に信仰に近いものがあっただろう。そして、3週間目に入ろうとしたこの日・・・・・・