探偵日記 08月24日土曜日 曇り
昨日は朝の少しだけの青空に騙された。外に出ると雨、慌てて傘を取りに家に戻る。再び外に出ると今度はお金を持たないことに気づき、やっと目的地についてペンを忘れたことが分かったが、もう家に帰れるはずもなく、近くの文具店で買った。というふうに、最近は物忘れがひどい。
そんなアクシデントはあったが、無事依頼人と会えて新しい仕事を受件出来た。今日はしっかり準備して出かけよう。
大物議員の素行調査も大詰めを迎え、この日とうとう決定的な場面に遭遇した。
秘書の運転する車で新橋駅近くまで送ってもらったマルヒはまだ11時過ぎというのにうなぎ屋に入った。店内の様子が外から見える。朝ご飯を食べたばかりだから。と思って見ていると2人前のうな重が出てきた。誰か後から来るのかな。と思ったがマルヒは一人でそれを平らげた。その後、歩いて赤坂まで行き、あるホテルの中にある床屋さんに行く。(な~んだ)とがっかりしていると、床屋を出てエレベータで上階へ。僕たちは同じエレベーターに乗れず万事休す。まあ、上の部屋にいるのは分かっているので、と思いロビー階で待機することにした。・・・・・・・