探偵日記 04月17日金曜日 曇り
雨が降る前に帰宅した。今日も悪いことをいっぱいして。明日は荒天の予報だから1日家に居ようと思う。
GW、まあそんな場合じゃアないと思うが、郷里の友人が(帰ってこい)と言ってるし、こんな東京に居ても面白くないから帰りたいとは思うが、或る人にいわせると、新下関に着いたとたん、(こちらへ)と言われ隔離されるかもしれないとのこと。1週間滞在する予定の帰省で14日も留め置かれたら何のために大金を使って帰るのか分からない。今日は東京で200人を超す感染者が発表された。そんな東京からまだ20数人しか出ていない山口に帰っていいものか迷うところである。経済の問題もあるが、いっそのこと、2か月ぐらい交通機関も止めれば外出もままならない。今の政府の方針は(二兎追うものは一兎をも得ず)ではないか。などと八つ当たり的に思う。
新宿・犬鳴探偵事務所 4-17
男だから、否、人間だから邪念もあれば遊び心もあるだろう。ただ、上手くやってもらいたい。少なくとも我妻には絶対知られないように注意に注意を重ね行うべきであろう。ただし、見つからなければ何をやってもい。と言っているのではない。やむにやまれず(禁断の掟)を破るときは心してやってもらいたい。と思うのだ。それでも、誰かに不審を抱かれ探偵が登場すれば、すべて(無駄な抵抗)に帰す。したがって、これを読んだ人は晩節を汚さないために、(犬鳴探偵事務所)を忘れないで欲しいと心より思う。Wの餌食になった社長の自宅は大船にある。しかし日々多忙な彼は赤坂の超高層マンションの一室に仮住まいしていた。妻は三日にあげず訪れ、掃除や洗濯をして行くようだった。調査員は、調査初日の朝、マンション前で張込を開始。本人についてはいろんな経済誌でおなじみの顔であり周知のものだ。したがって、勤務先からやればいいと思うが、犬鳴探偵事務所はそんな手抜きはしない。仮に普通のサラリーマンであれ、必ず、自宅から会社までの通勤経路を確認し、同時に、マルヒの実物を把握させている。・・・