探偵日記


2020・11・21 土曜日 晴れ




今週は大阪出張やゴルフなどもあって疲れ果てた。😢 不幸中の幸いというか、不幸そのものというか新しい調査依頼もなく平和に今日を迎えた。このまま晦日を迎えるのかと思うとぞっとするが、まあ、健康でいればそのうち女神の微笑みもやってくるだろう。




不倫 5




調査の対象となる(マルヒ)及び、それぞれの事案は千差万別で、一つとして全く同じ過程や結果はない。依頼人は、ひとくくりして(女性)としても、若い人もいれば高齢の婦人もいる。僕は、若い人には(離婚を急がないで、時間をかけましょう。添い遂げるのも価値あるものですよ)と言うが、高齢の人には、(ご主人もその年なら大したことはできないだろうし、間違っても家庭を棄てる選択はしないでしょう。ほっといたらどうですか)と言う。これまでの経験から、妻を捨て、周囲の笑いものになっても愛人に走るのはせいぜい還暦の前までぐらいだろうと思う。「離婚」は非常な労力を必要とする。したがって、蛮勇に加え体力も要るのである。だから、ビートたけしなんかは(元気な馬鹿)と言うしかない。僕を例にとって考えてみても、口うるさい同居人から逃げ出し、小さくてもいいから小奇麗な部屋でのんびりと暮らしてみたい。と、儚い夢を見ないでもないが、今さら生活を変えるのはしんどい。と思うのが結論である。不倫とは蜜の味ながら、愚かな選択であり罪深い行為である。