探偵日記


2020年09月28日月曜日 晴




文句なしの晴天。東京の9月は雨の降らなかった日が僅か1日だけだったとか。いくら秋の長雨といってもちょと酷い。今日は少し幸せな日になった。10時に皇居前のホテルで関西方面から上京された古いお付き合いの依頼人の社長と面談したのだが、新しい「仕事」を頂戴した。というわけでもないが、社長とお別れした後、伊勢丹によって銀座アスターで、大好きな酢豚定食を食べた。貧乏な探偵にもまれに神が宿る。(笑)




千葉県佐倉市在住の尻軽で超バカ娘の続き。たまたまその日都合の悪かった僕は現地の調査員に、M子と会ってマンションの鍵を預かり、玄関にまとめてある彼女の私物を実家に運ぶように伝えた。勤務中の彼女が昼休みに職場の前で調査員に、男と住む部屋の鍵を渡し、一方、軽トラックをレンタルして待機していた調査員は早速当該マンションに赴き、玄関に置いてあった荷物を積み、再びM子と合流すると、M子曰く「もう少し残っているからマンションに回ってください」との由。調査員とM子は再びマンションに戻って残りを積み、M子の実家に運び入れた。これで一件落着。と思っていた僕のところに調査員から(M子さんがマンションに戻るから送ってくれと言っている)という電話が入った。僕はちょっと嫌な感じがして、(戻ったところで男と鉢合わせして暴行を受ける心配もあるから最後まで付き添ってやれ)と言うと、調査員が(いや、M子さんは大丈夫だからもういいと言ってます)と言う。(なんだろう)不審に思ったが、まあ、M子さんにはM子さんの考えもあるのだろう。と考え、その日は終わった。ただ、僕はM子さんに(一人で大丈夫ですか?ただ、あなたはもう舵をきったのですから後悔しないようによく考えて行動してくださいね)というメールを送った。