探偵日記 


2021・08・31 火曜日 曇り




気象庁的には6・7・8月を夏季とし、明日から秋、初秋に入る。ゴルフもトップシーズンとなるが、6日に左目の手術をするので当分お預けである。しかし、術後の9月16日、約2か月ぶりのプレー。スコアはともかく、自打球がどのように見えるのか大いに楽しみである。




港区の地下鉄駅で22歳の男性が塩酸を浴びせられる事件があった。探偵的には、とっさに、(痴情のもつれ絡みの怨恨)の果てだろうと思った。しかし、学生時代に(ため口をきかれた)ことを根に持った先輩の意趣返しだという。そうすると、加害者は相当執念深い男ということになる。世の未婚女性に告ぐ、ゆめゆめこんな男性と交際するなかれ。もし、恋人同士になって浮気でもしようものなら塩酸をかけられるどころではなく命の保証もない。「探偵」は、こんな男からの依頼が多い。TDAでは極力断ってはいるが、特に探偵業法が出来てからは主管にきつくダメ出しされている。




まだ業法が施行されるうんと昔の話。若い男性が、結婚を前提として長く交際していた女性から突然「ほかの人と結婚することになったので別れたい」と告白され仰天した。彼はキムタクをも凌ぐイケメンで俳優になってもおかしくないくらい雰囲気もあった。その後打ち明けられたが、実際に俳優座の養成員でもあったようだ。調査の依頼内容は(結婚話が事実かどうか。もし事実ならどんな人物か)これなら許容範囲であるから受件した。次に、(何とか破談にしてほしい)にはやや躊躇した。そこで、このように説得した。(あのさー、貴方は相当な美男子だしスタイルも申し分ない。長すぎた春の相手なんかうっちゃって別の人を見つければいいじゃあない)と。しかし、どうしても聞かない。そこで、依頼人が決して用意できないだろう金額を提示してその日は帰ってもらった。のだが・・・