2021・09・15 水曜日 晴
久しぶりに青空を見る。今、松本清張の「神々の乱心(下)」を読んでいる。時代設定はちょうど満州が誕生したころだから僕が生まれる10年くらい前の話。数件の殺人事件が起こり埼玉県某署の刑事が主人公。まだ防犯カメラなんてない頃のことで刑事さんも苦労する。いわゆる足で蒐集する傍証と推理で核心に迫るストーリーである。何となく「探偵」と通じる部分があり興味深い。現在の調査業も個人情報保護法が出来てから、大げさに言うと(推理)の必要に迫られることが多い。???僕は常々探偵に必要な資質の一つに、(いかに多く?を感じるか)だと思っている。世の中、摩訶不思議なことが多い。特別疑い深くなる必要はないが目に見える現象だけで判断するのは危険である。絶えずン?と考える癖を身につけなければならない。