探偵日記


2022・07・06 水曜日 ☀




僕の歳の学校教育は(読み書きそろばん)で、とにかく文字を書かされた。友人らは、僕の探偵日記を読んでくれるが、「よく毎日日記が書けるね」と言う。しかし、僕は全く苦にならず、その日によって長短はあるが気の向くまま書く。或る人に「最近内容が薄くなった」と言われた。以前、日常の出来事に加えて、テーマを決めて一つの事件を連載形式で書いたことがあるので(それが無い)と指摘されたのだろうと思う。体力の消耗は気力を削ぎ根気を無くす。それと最近「探偵」という職業に疑問を抱くことがある。勿論、僕にとって「天職」であるから、例えば、嫌になったとか、もうやめたい。などと思うのではなく、実際の営業に対する疑問である。数年前まで、一般の人が探偵に何かを頼むことは、その人にとって一大事で、大げさに言えば「人生の岐路」みたいな面があったように思う。一方、受任する探偵も、その人の人生を垣間見るわけだから緊張もするし、重い責任も感じる。では、昨今の探偵業のあり方はどうか。他社のホームページを見たり、ご依頼人から聞くと、セット料金とか、時間パックなどといい比較的リーズナブルに設定されているらしい。僕の事務所の人たちも(うちは高いイメージがある)と言う。4時間パックで素行調査を依頼したある主婦、最終的に支払った費用は、むしろ我が社よりも高額であった。結論は、僕の営業下手が如実に現れた次第。( ノД`)シクシク…