探偵日記


2025・01・01 お正月 ☀




良く寝て、午後家を出る。勿論、当てもない外出だが家でじっとしている気にもならずついフラフラと(笑)ところで、独り暮らしになった僕を憐れんでくれるのか何かと世話を焼いてくれる人もいる。有難いとは思うのだが、時に、うっとおしくなることも。僕を育ててくれた叔母が良く言っていた。「政(タダシ)や、他人に何かしてあげるとき決して押しつけがましくするんじゃあないよ。さりげなく、周りの人が気づかないようにそっとね。」などと言っていた。まだ幼く少しバカな僕は、何のことかわからず、それでも叔母をおもんぱかって、素直に(うんッ)って応じたものだ。                            大晦日は、僕と同じようなヤモメの友人を誘って行きつけのお蕎麦屋さんで年越しそばを食べた。お互い少し飲んで。彼は、昨年9月、細君が脳梗塞で倒れ、現在、施設に入っており独り暮らし、僕と同じように毎日外食である。