探偵日記


2025・11・11 火曜日 ☀




4日を費やした山陰及び九州の調査を終えて昨夜帰京。一定の成果は有ったと思う。小心な僕は1か月暇だと心配する。確かに、僕やTDAを可愛がってくれてた弁護士の先生たちも高齢で、お亡くなりになったり、廃業したり、中にはバブルの頃遊びすぎて、つい、ご依頼人から預かっていたお金を流用して刑務所に入った兵もいるが、おしなべて、「仕事」が枯渇して「探偵」を使うほどの案件が無いのが実情であろう。等と悲観していたら、(捨てる神あれば拾う神あり)ではないが、帰京する新幹線が名古屋を過ぎたころA先生から(福田さん、またお願いしたい案件が出たので明日朝事務所に来れますか)と、おっしゃるので、二つ返事で了承し、9時半にA法律事務所を訪問、めでたく受件した。A先生はコロナ前、3か月通しの素行調査を仲介して下さり計5000万円を頂いたが、コロナの最中、やはり一人の男性を長く尾行する案件で、数回に分けて3000円集金出来た人。とにかく、スケールの大きい弁護士である。           昨夜酒を抜いたおかげで体調はすこぶる良好。午後、お昼をすませたら久しぶりに○○○○○に行こう気分良く(笑)




探偵が行う仕事とは 1




A弁護士からの依頼(勿論、仲介だが)で、5000万円頂いた調査は、勤務先の会社の会長を激怒させた役員の一人を(徹底的に調べろ)というもので、1日24時間張り付け。とのご下命であった。数日、会長の命令通り24時間張込、マルヒが動けばこれを尾行した。ただ、結果的にくそ真面目なマルヒは朝6時半家を出て勤務先に出勤。夕方6時前後に会社を出て、わき目も振らずに帰宅。ランチこそ同僚や部下と行くが、夜飲みに行くわけでもなく、休日は小1時間ゴルフの練習に行くぐらい。年末、会社の忘年会で銀座に繰り出したが、マルヒは10時過ぎに帰宅してしまった。




探偵としては何とも面白味のない案件だが、時に、こうした「素行調査」もある。これが個人の、例えば主婦などなら、途中でお会いして、調査費用は嵩張らないうちに中止するとか、暫く様子を見ましょうとかアドバイス