探偵日記

探偵日記 12月16日月曜日晴れ

今年も今週で事実上終わり。このあと、22,23日と連休があり、例年そうだが、24日クリスマスから始まる週は仕事にならない。それでも数年前までは駆け込み依頼というか、今年中に片付けて置きたいトラブルを巡って最後の最後まで仕事に追われたものだが、昨今、そんな現象に遭遇したことがない。というわけで、今日も比較的早く事務所に着いたが、事務所の中に入ると世間の喧騒とは無関係に思えるほど閑散とした雰囲気で(こんな事で大丈夫かいな)と、先行きが案じられる。会う日と会う人「今年は最悪の年だった」と嘆いているので、犬鳴き探偵事務所だけではなさそうだが、我が郷里のあべちゃん、何とか下々にも幸福が訪れるように頑張ってもらいたい。

昨日は本年最後の「サンサン会」コンペ。何時ものように栃木県小山市の、ひととのやカントリークラブで行われた。賞金王(サンサン会は4月で決まる)の僕はハンデ8。結果は、16のHさんが優勝。僕は2位。それでも酷いスコアだったのでまさか連に入るとは思ってなかった。したがって、競馬も外れだろうと諦めていたら、風呂場で富ちゃんが「福ちゃん準優勝だよ」と言う。そんなことあるものかと思っていたら同グロスの人がいて、ハンデ上位の僕がすべり込んだようだ。優勝賞金1億円。僕はその半分の5000万円。これに競馬の配当金が1050万円。タニマチからのご祝儀が合わせて3000万円。合わせて9050万円になり、気が大きくなった僕は、地元阿佐ヶ谷の天国に一番近いスナック「ほろよい」へ。郷里の同級生(黒木友一)のデビュー曲「男の十字路」など数曲熱唱して帰宅した。ほろよいの支払いが8000万円。残りの1050万円で美味しいランチを食べよう。

最初は簡単に考えていた案件が、着手してみると意外に手こずることは良くある。(まあ、その逆もあるが)現在千葉県のほうでやっている仕事もそういう危惧がある。良く吟味してみると(なるほど)と思えるのだが、受件する時点では気づかなかった。現場の調査員達は苦労するだろうが、これもすべて勉強だ。

僕は今日16時に本郷の弁護士事務所を訪問。報告書を持参して若干説明しなければならない。この調査は比較的順調に進んだが、少々微妙な報告になった。