探偵日記 11月27日木曜日 晴れ
二日続いた雨もようやくやんで、今日は日本晴れ。これで日曜日のゴルフまでもって欲しいものだ。日曜日は阿佐ヶ谷の小料理屋「海舟」のコンペ。12組48人で競う。僕のハンデは16だからチャンスはは大いにある。コースも僕向きの短いホールが多く、毎回よ~しといれ込むのだが、何しろプロ並みのメンバーが多く居て、いつも涙を飲む結果に終わる。それと、女性の参加が多いいのだが、いずれも優れもの揃いで、今度ご一緒するT嬢(といっても60歳ぐらい)のハンデはなんと10。この人には絶対負けたくない。と、思っている。(笑)
ここ数日で、ある女性から83回メールがきた。勿論僕の恋人とか友人ではない。僕の大事な依頼人の遊び相手である。断っておくがあくまでも(遊び相手)なのだが、小賢しいその女性は恋人を気取っている。女性は、二人の子を持つ人妻、方や僕の依頼人は独身で、さる会社の社長。彼女は、あわよくばと、妻の座を狙っている節がある。僕は社長の将来を思って、女性との距離を開けようと考えている。社長も徐々にそのつもりになっているが、気配を察した女性が躍起になっている。僕は、二人の伝言を伝えたり、品物を届けるだけの立場だが、女性は何を勘違いしたか、最近は上から目線であれこれ言ってくる。例えば、夜、出先で自分が部屋の鍵を失くした時のこと。(何とかしてくれ)というメールの最後に、「機敏に動きなさい」ときた。昨日は、20数回のメールの中に「係りガンバレ」というのがあって、さすがの僕も(勘違いするんじゃあない)と返信したら、「有り難うございます」だって。馬鹿に付ける薬は無いが、その厄介さは恐怖にも思う。年下の不倫相手、しかもかなり裕福な人である。家庭も子供までも棄て、人生の勝負をかけた性悪女に取り憑かれ、若社長、ああ前途多難。