探偵日記 05月16日火曜日 晴れ
去年もそうだったがGW明けは疲労がたまって元気になれない。夕方になると(帰ろう)と、無条件に思ってしまう。というわけで、昨日も早々に阿佐ヶ谷に帰って、行きつけの小料理屋で軽く飲んで帰宅した。日曜日のコンペで知ったのだが、同じ阿佐ヶ谷に住む知人が先月亡くなったという。阿佐ヶ谷では20年余りの付き合いだったが、実際には僕がまだ30代の頃からの遊び仲間で、少しだけ僕の仕事にも関係したことのある人だった。家も近く、癌を患って闘病中ということも知っていた。それにしても、40年近く交流したのもかかわらず不通知というのは如何なものか。(そんなに嫌われてたのかな)とも考えてみるがそんなはずはない。と思う。麻雀やゴルフを向こうが誘ってきて付き合ったことだってある。などと考えてみると、結局、喪主の感覚なのだろう。この人の葬儀も僕の友人の、阿佐ヶ谷の葬儀屋が請け負っている。まあ、家族葬にしてちゃっちゃと済ませたのだろうが、その人の最後をそう簡単にすませていいものだろうか。ほとんど関係のない人だが、細君のことが嫌いになった。