探偵日記 8月16日金曜日晴れ
東京は今日も35度になるという。朝4時過ぎに3日ぶりに散歩に出たが、すでに生暖かい微風がタイちゃんと僕の体を包む。暑いから30分ぐらいでいい。というが1時間余り歩いて帰宅した時は、体中じっとりと汗がまとわりついている。こんな時は、さっとシャワーをすれば快適になるのだろうが、ずぼらな僕はそのままベッドに横になる。それでも5分もすれば汗は引き、それから2時間ぐっすり二度寝した。何時もどおり朝ごはんを食べて、久しぶりに事務所に行く。
一昨日（14日）帰省先の山口県でゴルフをした。日時の設定が悪かったのか、はたまた連絡する時期が遅かったのか、3組9人の淋しいコンペとなった。そのうちの6人が小中の同級生。子供の頃、何時も席がまん前だったチビのＴ君が一番良いスコア。彼は今でも小男だがミートが上手く、何時もドライバー等僕の遥か先にあってしかも小技も上手い。飛距離が年齢と関係ないことを改めて痛感する。かって、（寄せ芸人）と言われた僕も最近はとんと芸にならず、アプローチがことごとくショートした、加えて、この日は得意のパットも決まらなかった。
東京ー小倉間の所要時間は5時間。日本が狭くなったと改めて思う。僕が上京した昭和38年、下関を午後20時発の寝台夜行列車に乗り、東京には翌日の夕方6時頃着いた。ゆうに22時間かかったわけで、今はその4分の1もかからない。飛行機ならば乗ってる時間は1時間強である。しかし、郷里と東京の違いは大きく、空気も水も人もがらりと変わる。ＪＲの駅から直線で5～600メートルのところにある僕の家の玄関に小鹿が遊びに来ることだってある。ウリ坊も走り回って遊ぶ。ゴルフだって、お盆にも拘らず食事つきで6000円で出来てしまう。同級生は「お前も早く帰って来いよ」と誘うがまだまだその気になれない。第一、東京のガールフレンド達が許さないだろう。（笑）－－－－－－－－－－－－－