探偵日記 07月04日水曜日 曇り
昨日の理事会(毎月第1火曜日に行う、東京調査業協同組合)8名の参加があった。そのうち3人は仕事の関係で理事会終了後帰り、残った5人で軽く食事をして別れた。最近と言っても20年以上前から今日までの間に独立開業した者たちは苦労している。僕が開業した昭和46年頃は、東京都内に数えるほどしか探偵事務所は無かった。それが今や860社余り、過当競争もいいところで、加えて、広告宣伝の形態が大きく変化して「受件」に至る道筋が困難になっている。また、依頼人も豊富すぎる情報の中で(いい探偵)を探すことは、高い空から海に落とした指輪を探すようなもので、ほとんどの人は(どうしょうもない探偵事務所)に遭遇する。断っておくが、僕や、僕の事務所が特別優秀というわけではない。ただ、この業に対しゆるぎない或る信念とポリシーを持って営業している。ただそれだけである。しかし、ただそれだけが理解できない(金儲けの上手い輩が多く)ご依頼人を泣かすのである。